朝ドラ「ひよっこ」。タイトルもロゴマークもすごくかわいいですよね。ポスターも完成してますます盛り上がりを見せる朝ドラ。実はそのロゴマークには深い意味が込められていました。

 

今回は朝ドラ「ひよっこ」のロゴマークに込められた意味について紹介していこうと思います。ロゴマークに使われた”黄色”に多くの意味が込められていました。ちょっと考えさせられる内容でした・・・。

 

朝ドラ「ひよっこ」ロゴマークが意味深…

 

朝ドラ「ひよっこ」のロゴマーク。柔らかな曲線で描かれたロゴマークはすごくかわいいですよね。ピンクと緑を貴重にして、「こ」の部分に少しだけ黄色の部分があります。タイトルが全部ひらがなということもあり、柔らかくかわいい印象のロゴマーク。

 

ネットでも「ひよっこ」のロゴマークを”かわいい”という声が多数挙がっています。他にもさまざまな意見があるようです。ピックアップして紹介しますね。

 

 

気になるのは、やはり「こ」の部分の黄色。面積的には小さな部分ですが、印象的な部分。実はここに深い理由が隠されているようです。

 

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朝ドラ「ひよっこ」のロゴマークの意味は?

 

朝ドラ「ひよっこ」のロゴマークに隠された意味を探っていきます。ロゴマークに隠された意味は、タイトルやポスターにも共通する意味でした。隠された意味を知ると、ただ”かわいい”だけのロゴマークに見えなくなるかもしれません。

朝ドラ「ひよっこ」タイトルの意味

朝ドラ「ひよっこ」。ひよこを連想してかわいいタイトルですよね。公式HPでもひよこの画像が使われたりしてなんだか癒されます。そんな”ひよっこ”というタイトルには深い意味が込められていました。ただかわいいだけではない意味・・・。

 

「ひよっこ」というタイトルを知ることで、ロゴマークに隠された意味も分かってきました。

 

朝ドラ「ひよっこ」のタイトルは、その物語の内容に深くリンクしています。まずは朝ドラ「ひよっこ」のあらすじを紹介していきますね。あらすじの中にタイトルやロゴに隠された意味が込められています。

 

朝ドラ「ひよっこ」あらすじ
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1964年。日本中が東京オリンピックで沸いた年。そんな興奮も今一つ実感の湧かない少女がいた。茨城県の山間にある奥茨城村に住む高校生・谷田部みね子(有村架純)である。彼女こそ本ドラマの主人公。

 

奥茨城村は交通の便が悪く、東京にいくのも一苦労。みね子は全くの別世界のように感じていた。親友の時子(佐久間由衣)は東京に憧れを抱いているが、みね子は自分の故郷を離れるつもりはなかった。学校を卒業したら、実家の農家を手伝うつもりでいた。

 

そんなみね子の人生が大きく変わる出来事が起こる。東京に出稼ぎに出ていた父・実(沢村一樹)が行方不明になってしまったのだ。みね子は東京に行くことを決意する。東京で父を探したかった。

 

みね子は集団就職で東京に行くことになる。みね子たちは「金の卵」と呼ばれることになる。そこで味わうのは「低賃金」「長時間労働」など過酷な現実。それでもみね子は新天地で多くの人と出会い、成長していく。

金の卵とは?

朝ドラ「ひよっこ」のあらすじに「ドラマタイトル」と「ロゴマーク」に隠された謎を解くヒントがあります。そのヒントとなる言葉が「金の卵」。朝ドラ「ひよっこ」の舞台となる1964年ころによく使われていた言葉です。高度経済成長を迎えた日本を象徴する言葉でもあります。

 

金の卵とは、集団就職で都会に出てきた若年労働者のことを指して使われた言葉。高度経済成長を迎えていた日本は労働力を必要としていました。その労働力の要となったのが、みね子のような若者たち。

 

学校を卒業して都会で働く彼らは、「金の卵」「ダイヤモンド」「月の石」など言われて期待をされていました。そんな彼らに待っていたのは過酷な労働環境

 

朝ドラ「ひよっこ」でもみね子たちは「金の卵」と呼ばれ、労働を強いられることになります。タイトルの「ひよっこ」には「若さ」「期待」。そして「過酷な現実」という意味が込められているのではないでしょうか。

 

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朝ドラ「ひよっこ」ポスター制作裏話

朝ドラ「ひよっこ」のメインポスターにも、タイトルやロゴマークに通じる意味が込められていました。白い卵の殻から顔を出している黄色いブラウスを着た有村架純さん。そして真ん中に「ひよっこ」のロゴマーク。卵からひよこが生まれる場面を連想するポスターです。

 

シンプルでかわいいポスターですが、込められた意味を知るとまた違った見方ができます。コンセプトを紹介しますね。

 

朝ドラ「ひよっこ」ポスターのコンセプト
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ずっと田舎で暮らしていた少女が、一歩踏み出して東京に出る瞬間の、期待に満ちあふれ、気分が高揚しているまぶしい笑顔を切り取った

引用:http://www.nhk.or.jp/hiyokko/special/urabanashi01/

 

朝ドラ「ひよっこ」のポスターコンセプトの中で印象的なのは、「期待に満ちあふれ」という部分。「ひよっこ」のタイトルやロゴマークに共通する部分だと思います。ちょっと深読みすると、ひよこのように何も知らない若者。という意味にもとれますね。恐れを知らない”若者の力強さ”を表現しているようにも思えます。

 

ポスターを制作したのは、アートディレクターの清水貴栄さん。そんな清水貴栄さんのコメントも印象的。

 

最高に元気でかわいい“朝ドラポスター”ができあがりました。

このポスターにはキャッチコピーがありませんが、ビジュアルを見ただけで番組の雰囲気や笑い声が聞こえてくる、そんな仕上がりになったと思います。毎朝のお茶の間に流れるこの新しい番組が、皆さんの元気な朝のスタートになると思うと、今からとても楽しみです。

引用:http://www.nhk.or.jp/hiyokko/special/urabanashi01/

 

ちなみにポスターの白い卵の殻は、厚紙を破いたものだそうです。アートディレクターの清水貴栄さん自らが破いたものだそうです。厚さにムラをつけて卵の薄皮の部分も表現しているんだとか。ポスター一つとってみてもいろいろと発見がありますね。

朝ドラ「ひよっこ」ロゴマーク”黄色”の意味

タイトルとポスターから「ひよっこ」のロゴマークに隠された意味を探ってきました。発見した意味をまとめてみますね。ロゴマークに配色された”黄色”にはどんな意味が込められているのか。

 

あくまで個人的な感想だと思ってください。深読みしすぎてる部分もあると思いますw。あながち外れていないとも思っていますが。

 

「ひよっこ」に込められた意味
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  • 若さ
  • 期待
  • 無知
  • 過酷な現実
  • 力強さ

 

ポスター、タイトルには上記のような意味が込められています。これらの意味から、ロゴマークに配色された「黄色」の謎を紐解いてみます。ピンクと緑色を基調に配色された中に、「こ」の部分に少しだけ黄色の部分があります。

ロゴマークは社会の縮図

ロゴマークの黄色は、みね子たち”金の卵”と呼ばれた若い労働者を表現している。そして全体が社会そのもの。ロゴマーク全体から見ると、黄色の面積は少なくどこか頼りなく思えます。

 

でも一番存在感がある場所でもある。「金の卵」の若者たちは、無知で期待満ち溢れている。だからこそ力強い。社会全体で見るとちっぽけな存在かもしれない。それでも社会の一部としてなくてはならない大切な一部。他の部分には負けない”力”を持っているという意味を持っているということではないでしょうか。

 

朝ドラ「ひよっこ」ロゴマークには、そんな意味が隠されているのだと思います。そう考えると、なんとなく見てきたロゴマークも、違った印象になりますよね。

 

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【おまけ】茨城とひよっこがコラボしたロゴマーク完成!

 

朝ドラ「ひよっこ」のロゴマークについて紹介してきました。内容を3行でまとめてみようと思います。

 

3行まとめ
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  • 朝ドラ「ひよっこ」のロゴマークはかわいいだけじゃない
  • ロゴマークの”黄色”の部分に注目
  • 「金の卵」は日本の社会を支える大事な存在だった

 

最後に少しおまけを用意してみました。朝ドラ「ひよっこ」の舞台は茨城。その茨城と「ひよっこ」がコラボしたロゴマークが発表されました。茨城県内のお土産物にこのロゴマークのシールを貼って情報発信する目的のようです。

 

2匹のひよこが卵から顔を出しているロゴマーク。すごくかわいいですよね。茨城県に行ったときは、ぜひこのロゴマークを探してみてください。下記は常陸大宮市のHPからロゴマーク使用の目的を引用したものです。

 

推進協議会ロゴを土産品へ使用することで,県内外からの旅行客等へ茨城県北地域がドラマの舞台であることを広く周知するとともに,地元の土産品を充実させることで,旅行客等の満足度とリピート率の向上を図り,地域経済の活性化に繋げます。

引用:http://www.city.hitachiomiya.lg.jp/news.php?code=1957