朝ドラ「ひよっこ」に登場してくる洋食屋「赤坂すずふり亭」。みの子(有村架純)にとって、第二の故郷ともいえる場所となります。物語上けっこう重要な場所であることは間違いありません。

 

そんな「赤坂すずふり亭」のモデルとなったお店について調べてみました。具体的な店名も出てきました。さらに徳川家康と意外すぎる接点もあるようで、いろいろと驚きの発見がありました。

 

お店のモデルを探していて、まさか家康の名前が出てくるとは思いませんでした(笑)

「ひよっこ」を見逃した場合の対処法はコチラ

 

朝ドラ「ひよっこ」の赤坂すずふり亭にモデルはあるのか?

 

朝ドラ「ひよっこ」の東京編に登場する洋食屋「赤坂すずふり亭」。みね子(有村架純)の東京での第二の拠点となる重要な場所です。今回はそんな「赤坂すずふり亭」について詳しく紹介していきます。

 

気になるのは「赤坂すずふり亭」のモデルとなったお店はあるのか。場所が東京赤坂と限定的なので、モデルとなったお店もありそう。ちょっと調べてみました。

赤坂すずふり亭とは?

 

朝ドラ「ひよっこ」において、みね子の重要な拠点になると書きました。もっと詳しく「赤坂すずふり亭」について紹介しますね。「ひよっこ」の物語にどのように関わってくるのか。

 

「赤坂すずふり亭」は、東京赤坂にある洋食屋。みね子(有村架純)の父・実(沢村一樹)が立ち寄ったお店。「赤坂すずふり亭」に行った後、消息不明になってしまいます。

 

行方不明になった父を探して東京に出てきたみね子。父の手がかりを探しているときに、みね子は「赤坂すずふり亭」を見つけます。そこで縁あって、みね子と赤坂すずふり亭の交流が始まります。

 

洋食屋「赤坂すずふり亭」のオーナーは、牧野鈴子(宮本信子)。息子で料理長の省吾(佐々木蔵之介)と二人三脚で店を切り盛りしています。「赤坂すずふり亭」の自慢の味はデミグラスソース。

 

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赤坂すずふり亭キャスト

朝ドラ「ひよっこ」の洋食屋「赤坂すずふり亭」のキャストを紹介します。なんだか癖のあるキャラが多い印象。特にキャラが濃いのは、佐藤仁美さん演じる朝倉高子。みね子(有村架純)との関係も面白くなりそうです。

 

朝ドラ「ひよっこ」赤坂すずふり亭キャスト
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  • 牧野鈴子(宮本信子)
    洋食屋「赤坂すずふり亭」のオーナー。赤坂に生まれ赤坂に育つ。東京大空襲で主人と店を失う。戦後息子・省吾(佐々木蔵之介)とともに「赤坂すずふり亭」を再建。みね子のことは自分の子供のように思っている。
  • 牧野省吾(佐々木蔵之介)
    洋食屋「赤坂すずふり亭」の料理長。鈴子(宮本信子)の息子。母・信子と二人三脚で店を切り盛りしている。仕事には厳しいが根はやさしい人物。デミグラスソースにこだわりを持っている。妻とは死別している。
  • 井川元治(やつい いちろう)
    洋食屋「赤坂すずふり亭」のコック。立場的には料理長の右腕。しかしサボり癖があり、上昇志向もない。後輩の秀俊(磯村勇斗)には厳しくあたる。
  • 前田秀俊(磯村勇斗)
    洋食屋「赤坂すずふり亭」の見習いコック。将来の夢は自分の店をもつこと。省吾のワザを学ぼうと修行に明け暮れる。
  • 朝倉高子(佐藤仁美)
    洋食屋「赤坂すずふり亭」のホール係。仕事はできるが、愛想はない。開店直後はエンジンがかかるまで時間がかかる。若い女性をライバル視しており、みね子にも厳しくあたる。

料理長・佐々木蔵之介コメント

個性派キャストの多い洋食屋「赤坂すずふり亭」。その中でも特に注目を浴びているのが、料理長・省吾を演じる佐々木蔵之介さん。朝ドラ「ひよっこ」の撮影現場でのウラ話をしていました。

 

撮影の楽しみは…リハーサルで、ハンバーグとかオムライスが食べ放題なんですよ。おいしいのを作ってくださるので、そこを楽しみにしています

引用:http://www.oricon.co.jp/news/2085233/full/

 

これは役得ですよね。「赤坂すずふり亭」は洋食屋なので、撮影でもご飯がいろいろ登場するようですね。ちなみにこの料理は撮影現場で本当に作っているそうですよ。こだわりのソースも”本当に”鍋で作っているそうです。制作陣のこだわりが伝わってくきますね。

 

現場で特製ソースを作っているんですけど、これはガチで作っていまして、厨房が映っていないシーンでもガチで大きな鍋でずっとソースを作っているので、熱くて仕方ないです。現場は本気でやっています

引用:http://www.oricon.co.jp/news/2085233/full/

 

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赤坂すずふり亭 モデルは”家康”に関係してた?

(画像は、大河ドラマ「おんな城主 直虎」で徳川家康役を演じる阿部サダヲさん)

 

ここから本題です。朝ドラ「ひよっこ」に登場する洋食屋「赤坂すずふり亭」にモデルはあるのか。いろいろと調べてみました。ネットで「赤坂 すずふり」と調べると具体的なお店の名前まで出てきてちょっと驚きました。果たしてそのお店はモデルなのでしょうか。

 

具体的な店名は控えますが、どうやら最近できたお店のようです。朝ドラ「ひよっこ」の舞台は1960年代。「赤坂すずふり亭」のモデルとは考えにくいですね。他にもネットでは「赤坂の○○の洋食屋がモデルとされている」という情報もあるようです。

 

しかしどの情報も明確な確証はないようです。ここまで調べてみた私の結論は「赤坂すずふり亭に、モデルとなった特定の店はない」。あくまで個人的見解ですが、モデルとなった”特定”のお店はないのではないかと思っています。

 

そこで気になるのは、「赤坂すずふり亭」の”すずふり”という言葉。意味もなくつけられているとは考えられません。“すずふり”という言葉と赤坂には深い関係があるようでした。

“すずふり”の意味とは?

東京港区赤坂には、鈴降(すずふり)稲荷神社という神社があります。この神社の名前の由来が、なんとなく朝ドラ「ひよっこ」のストーリーにマッチします。

 

鈴降稲荷神社の由来
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鈴降稲荷神社は、港区赤坂にある稲荷神社です。鈴降稲荷神社は、本能寺の変に際して徳川家康が大阪から三河へ逃れる際、伊賀山中で観音堂の堂主山名孝倫から厨子に納められていた三箇の鈴を受領、無事浜松に戻れたことから、江戸開府後に伊賀の領民を四谷に住まわせて伊賀町(伊賀組)の鎮守社として創建したといいます。

引用:http://www.tesshow.jp/minato/shrine_akasaka_suzufuru.html

 

ちょっと長いので要約します。時代は戦国時代にさかのぼります。織田信長に会いに京都に向かっていた徳川家康。その途中で「本能寺の変」が起こります。家康は急いで本拠地・三河へと引き返します。敵に見つからないように、伊賀の山中を進みます。これが、かの有名な「伊賀越え」。

 

この伊賀越えの途中で道に迷った家康。そんなときに遠くの方で鈴の音を聞いたそうです。鈴の音を頼りに進んでいくと伊賀の民に遭遇。無事に山を抜けることができたそうです。

 

迷った家康を助けた鈴の音

 

朝ドラ「ひよっこ」のみね子も、物語の中で迷う場面があります。集団就職で勤めることになった工場。そこが倒産してしまいます。路頭に迷ったみね子が辿りつくのが「赤坂すずふり亭」。山中で迷った家康とみね子の境遇に共通点がありますよね。

 

鈴降(すずふり)稲荷神社にはそんな言われがあるんですね。そんな鈴降(すずふり)稲荷神社は赤坂のど真ん中に鎮座しています。もしかしたら、「赤坂すずふり亭」の名前は、この神社からとったのかもしれませんね。

1960年代に東京で洋食屋ブーム

ちなみに、1960年代当時の日本は洋食ブームだったそうです。東京オリンピックの影響でホテル建設ラッシュ。ホテル内で提供される洋食にも注目が集まりました。ちなみに、ハウス食品から「クリームシチュー」が発売されたのもこの時期。

 

庶民にとって、洋食はまだまだ高級料理。そんな中でも、着々と日本に根付き出した時期でもあるようです。そんな時代の流れを受けて、街に洋食屋も作られていきました。洋食屋「赤坂すずふり亭」は、そんな時代の流れを表現するために作られたのかもしれません。

 

特定のモデルとなったお店はないかもしれませんが、ちゃんと意味があるようです。

 

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【おまけ】赤坂すずふり亭のグラタンの値段は?

 

朝ドラ「ひよっこ」に出てくる洋食屋「赤坂すずふり亭」のモデルについて調べてきました。内容を3行でまとめてみようと思います。

 

3行まとめ
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  • 朝ドラ「ひよっこ」の赤坂すずふり亭にモデルはある?
  • 赤坂すずふり亭に特定のモデルはなさそう
  • “すずふり”の名前の由来に徳川家康が関係?

 

朝ドラ「ひよっこ」にでてくる洋食屋「赤坂すずふり亭」について紹介してきました。モデルとなったお店も気になりますが、私は別の部分も気になりました。それは「赤坂すずふり亭」のマカロニグラタンの値段設定。

 

「赤坂すずふり亭」は、朝ドラ「ひよっこ」の3話で初登場しました。そこでメニューの値段がチラッと映ったのに気付いた人も多いと思います。その値段がめちゃくちゃ安い。エビマカロニグラタンが230円。ハンバーグステーキが230円。吉野家の牛丼よりも安いですよね。

 

さらに驚いたのは、その値段を見た実(沢村一樹)のリアクション。「高ッ!」みたいなリアクションしてましたよね。結局赤坂すずふり亭のオーナー・鈴子(宮本信子)に押し切られる形で店内に入っていきましたが。

 

朝ドラ「ひよっこ」の舞台は1960年代の日本。値段の相場も相当違うようですね。ちなみに、朝ドラ「ひよっこ」の中では上野駅~宇都宮間の電車賃が300円。現在は1900円くらい。値段相場は6倍くらいの開きがあるっぽいです。

 

エビマカロニグラタン230円は、現在の相場に直すと1500円くらい。ちょっと高いですね。

 

朝ドラ「ひよっこ」では細かい部分もこだわって制作されています。何気ない小道具なんかにも注目してみると面白いかもしれませんよ。