ドラマ「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」に批判が殺到しています。ちょっと驚くくらいの批判の数です。なにがそんなに批判されているかというと、「原作改変」の多さ。

 

原作の設定を無視した「原作改変」がとんでもなく多いようなのです。実際にネットの感想を読んでいくと、大きく4つの点で原作改変が行われているようです

 

それぞれのポイントを詳しく紹介していきますね。

 

「櫻子さん」原作設定無視に原作ファン激怒?

出典:「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」公式ツイッターのキャプチャ画像

 

4月からスタートしているドラマ「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」。観月ありささん主演で櫻子さんと略されているこのドラマ、原作は小説でアニメ化もしているほど人気の作品です。

 

しかし原作ファンからは厳しい意見があるようです。まずは、ネットの感想をピックアップして紹介していきますね。

 

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ネットの感想「○○が違う!」

 

原作と設定が違うという声が多いです。私も櫻子さんのアニメを見ていましたが、ドラマでは確かに原作と設定が違いました。原作ファンからすると厳しい意見が多いのも納得な気がします。

 

ストーリーもキャラクターも魅力的な作品なので、原作と全く設定が違うとファンが激怒してしまうのも無理ないでしょう。

 

最近小説やアニメ、漫画の実写化が多いですが、やはりファンがいて愛されているような作品だと実写化のハードルは上がってしまうと思います。

 

具体的にドラマ版と原作と原作改変されている部分を紹介していきます。大きく改変されているのは以下の4つのようです。

 

櫻子さん 4つの原作改変ポイント
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  • ①年齢が違う
  • ②登場人物の設定が違う
  • ③事件内容が違う

 

それぞれの原作改変ポイントについて紹介していきますね。

 

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「櫻子さん」4つの原作改変ポイント

出典:「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」公式ツイッターのキャプチャ画像

原作改変ポイント①「年齢が違う」

まず「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」は骨が大好きな主人公、九条櫻子が事件を解決していくミステリー。原作やアニメでは櫻子は20代半ばの設定。櫻子に協力し一緒に事件を解決していく相方・舘脇正太郎は高校生の設定です。

 

ドラマでは櫻子を観月ありささん、正太郎を藤ヶ谷太輔さんが演じています。観月ありささんは40代、藤ヶ谷太輔さんは20代後半なのでこの時点で原作の設定と当てはまりません。

 

観月ありささんは40代と思えないほど綺麗な女優さんですが、20代半ばの設定には程遠い気がします。また正太郎を演じる藤ヶ谷さんも原作に正太郎とは10歳以上違います。

 

櫻子は正太郎を「少年」と呼びます。ここは原作もドラマも変わりません。

 

しかしドラマの設定で考えると正太郎はもういい大人。「少年」と呼ばれるには少し無理があるような気がします。年齢の設定が違うので違和感が生じているのでしょう。

 

ストーリーは原作を取り入れている部分があり面白いという人も、年齢は変えないで欲しかったという声が上がっています。私もアニメを見ていましたが、やはり櫻子と正太郎の年齢は変えないで欲しかったなと思います。

 

原作ファンからすると年齢設定を変えてしまっていることが一番ショックなポイントみたいです。

 

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原作改変ポイント②「登場人物の設定が違う」

原作の正太郎は高校生ですが、ドラマでは年齢が違うので正太郎は社会人です。また櫻子とはもともと知り合いだったというのが原作ですが、ドラマでは櫻子と初対面のところからスタートします。

 

そして櫻子と正太郎に協力する人物として磯崎斎というキャラクターが登場します。磯崎は正太郎の担任というのが原作の設定なのですが、ドラマでは正太郎の同僚の元教師。

 

また鴻上百合子という正太郎の同級生が登場しません。その代わりに新川結愛さん演じる志倉愛理というオリジナルキャラクターが正太郎の同僚で登場するので、鴻上百合子の代替えキャラでしょう。

 

原作改変されている部分が多いなぁという印象です。正太郎が高校生だからこそ櫻子とのやりとりが面白かったり、担任という繋がりがあるから磯崎とのやりとりが面白いところがあるのに少し残念だなぁと感じました。

 

原作とドラマでここまで原作改変があると違和感があるのも当然ではと思います。

原作改変ポイント③「事件内容が違う」

「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」は主人公、九条櫻子が正太郎と協力して事件を解決していくストーリーです。事件が起き事件を暴いていくところに、感動や人間関係が進展していくお話だと思います。ストーリー展開に重要であろう起きる事件も原作改変されている部分があります。

 

例として、櫻子と正太郎が行動を共にするきっかけとなった最初の事件をあげてみます。

 

原作では櫻子が正太郎と海岸へ骨を拾いに行き、そこで人骨を見つけてしまうとこから始まります。しかしドラマは櫻子と正太郎が森へ行き、森の中で人骨を見つけるところから始まります。

 

原作やアニメのストーリーをドラマではアレンジされてしまうのはしかたないことだと思いますが、1話の櫻子と正太郎が行動を共にするようになるきっかけとなる最初の事件はなるべく原作通りにして欲しかったなと思うのが個人的に本音です。

 

せっかく原作が面白い作品なのにドラマでは原作と違うとなると、がっかりしてしまった原作ファンの方もいるのではないでしょうか。

原作改変ポイント④「舞台が違う」

原作とドラマでは舞台も違います。原作では北海道旭川市が舞台ですが、ドラマの撮影場所は都内です。

 

ロケ地に行くのも費用がかかるのでしょうし、遠方でのロケはキャストのスケジュールなど大変だと思うのでしかたないことだとは思います。しかし原作ファンからすると舞台が北海道だというところも「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」の魅力であり、重要な部分なのだと思います。

 

アニメを見ていた私自身も北海道が舞台だからこそ綺麗な背景があったりしたので、実写化のドラマでも再現して欲しかったなという気持ちです。

 

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まとめ

原作改変が酷すぎることで原作ファンから厳しい声が上がっているドラマ「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」。
その原因の1番原作改変されているポイントは、「年齢が違う」ことだと思います。少しの年齢差ならそこまで違和感を感じさせないと思いますが、10歳以上も違うとやはり違和感が出てしまうのでしょう。

 

櫻子と正太郎のやりとりや距離感が魅力的に感じられるのも、キャラクターが魅力的に感じられるのも櫻子は20代半ば、正太郎は高校生という年齢設定だからという気がします。

 

年齢設定はキャラクターの印象を決める要素の一つだと思うので、そこを大幅に変えてしまえば原作ファンは納得がいかないのもしかたないことだと思いました。

 

年齢設定の他にも原作改変のポイントはいくつかあり、個人的にも全く別の作品というイメージでした。ですが、原作のイメージをなくした新しいもう一つの作品という見方をすれば、十分楽しめるドラマだと思います。