新しくスタートしたドラマ「アンナチュラル」は、原作無しのオリジナルドラマです。

 

よくオリジナル脚本などと言う言葉を耳にしますが、どういうことなのでしょうか。原作があるのと無いのとどう違うのでしょうか。

 

今回は「アンナチュラル」のオリジナル脚本を書き下ろした脚本家さんと、原作のありなしについて考察してみました。

 

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アンナチュラルは原作はなし

 

ドラマ「アンナチュラル」は、原作無しの野木亜紀子さんによる完全オリジナル脚本です。

 

人気漫画や小説を原作とするドラマや映画が多いですが、今回はこのドラマのためだけに書かれたお話ということですね。

 

漫画や小説の原作があるということは、物語自体にかなりの人気があるからこそ映像化されるということなので、少なからずアドバンテージはありそうですが、原作があるからこそ比較されたり、原作ファンとのイメージの違いなどの難しさもありますよね。

 

一方オリジナル作品は、原作の人気に頼れないというデメリットはありますが、最初からドラマの枠にあわせてストーリーを書いたり、視聴者の反応によってはストーリーを書き換えたり出来るという利点はありそうですね。

 

どちらがいいということはないのだと思いますが、好みによって分かれる所だと思います。今回は「アンナチュラル」の脚本家・野木亜紀子さんについてのまとめと、ドラマ原作あり派と原作なし派の意見をまとめてみたのでご紹介していきます。

 

【関連】アンナチュラル脚本家は野木亜紀子【逃げ恥ファン歓喜!!】

 

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アンナチュラルはオリジナル脚本【逃げ恥の脚本家】

 

ドラマ「アンナチュラル」のオリジナル脚本を書き下ろした脚本家・野木亜紀子さんとはどんな方なのでしょうか。

 

野木亜紀子さんについて簡単にまとめてみました。今や押しも押されぬ売れっ子脚本家である野木さんですが、その評判についても調べてみたのでご紹介します。

 

個人的には「○○を書くのかがうまい!」という口コミに納得しました。そして、さらに新ドラマ「アンナチュラル」への期待が高まりました。

 

脚本家・野木亜紀子

ドラマ「アンナチュラル」の脚本家・野木亜紀子さんは、過去に数々の話題作を作り出してきた人気脚本家さんです。

 

脚本家としては36歳でデビューと遅咲きながら、デビュー後は着実に実績を積み、手がける作品はどれもヒット作となるなど目覚しい活躍を遂げられています。

 

主な作品として「ラッキーセブン」や「図書館戦争シリーズ」、「重版出来!」などがあります。漫画・小説を原作とする実写映像化作品の脚本を多く手がけ、その巧みさにも定評があります。

 

また、脚本家としての活動は2010年からとそう長くはありませんが、東京ドラマアウォード2016脚本賞を始め、第6回コンフィデンスアワード・ドラマ賞 脚本賞などの受賞暦もあります。

 

逃げ恥の脚本家

名実ともに人気の脚本家である野木亜紀子さんですが、その地位を不動のものにした作品は、何と言ってもドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」ではないでしょうか。もはや、野木さんと言えば、あの「逃げ恥」の脚本家さんと言われるくらいです。

 

ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」は、言わずと知れた大ヒットドラマで、2016年10月期のTBS系列「火曜ドラマ」枠で放送された社会派ラブコメディです。新垣結衣さん主演でエンディングの「恋ダンス」を始め、本当にあらゆることが話題にのぼりました。

 

終わってしまった時は、ネットなどで「逃げ恥ロス」を訴えるファンが大勢いました。そして放送後1年を過ぎても再放送を希望する声に応え、年末年始に2日間にかけて一挙放送されたほど、今でも人気の衰えない作品となっています。

 

このドラマは海野なつみさんによる同名の漫画という原作があり、「図書館戦争」「重版出来!」など原作ものの実写化に定評のある野木さんの、見事な脚本が目立ちました。この作品で野木さんのファンになった方も少なくないのではないでしょうか。

 

今回のドラマ「アンナチュラル」でも、脚本家さんが発表になったときは、「あの逃げ恥の脚本家!」という触れ込みでした。確かに、あんなに面白かったドラマですから、それを書いた脚本家さんの新作は見てみたいと思いますよね。しかも今回は原作無しの完全オリジナルということなので、さらに期待も高まっています。

 

ネットの評判

野木亜紀子さんについてネットでの評判を調べると、やはり原作ものの実写化への高評価が目につきます。

 

もちろんオリジナル作品がないわけではないのですが、今まで特に注目された作品達が原作ものだったということですね。

 

それにしても、野木さんへの評価を見ていると「野木作品にハズレなし」と視聴者の絶大な信頼を勝ち取っていることがわかります。テレビドラマの脚本作品はまだ10作と決して多くはないのにこの高評価、毎回の丁寧なお仕事ぶりの賜物でしょうね。

 

そんなこともあってか、今回のドラマ「アンナチュラル」は、原作なしのオリジナル作品であるにも関わらず、放送開始前から野木さんの脚本への期待が高まっていました。

 

特に「働く人を書くのが上手いから楽しみ」という口コミには納得です。確かに「重版出来!」や「空飛ぶ広報室」など職業物がとても良かったですよね。そして今回の「アンナチュラル」も法医解剖医という職業物です。野木さんの得意な分野なのだとしたら、これは期待せざるを得ませんね。

 

今までは原作物の野木亜紀子さんという感じでしたが、この「アンナチュラル」以降は野木さんへの評価もまた大きく変わるかもしれません。

 

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ドラマ原作あり派?原作なし派?

 

原作あり派

 

 

まずは原作あり派の意見です。2014年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の脚本が面白くなかったというものです。

 

「軍師官兵衛」は確かにはっきりと評価の分かれた作品だったようです。特に脚本に対する批評は多かったようで、オリジナルでなかったほうが良かったのでは、という声が上がるほどでした。

 

大河と言えばほかの連続ドラマと違い、全50回と一年を通して放送されますよね。大河に限らず、オリジナル作品であれば視聴者の反応によっては路線変更なんていうこともあるようです。これだけ長ければ色々と途中で変更があり、最終的につじつまが合わないなんてこともあるかもしれません。実際主人公の官兵衛の変わりっぷりに戸惑いや批判の声が上がっていたということです。

 

もちろん、これも最初から予定されていた変化で、特に視聴者の反応に対応したものとは言い切れないのですが、観ていた方には不自然に映ってしまい、原作ありの作品でそれに沿ったものが観たかったという感想になったようです。

 

もう一つは、オリジナル作品の面白さも認めつつも、やっぱり原作ものには適わないという口コミです。

 

簡単に言えば、原作がある作品であれば、最初から最後まで練りに練られたストーリーができていて、それを必要があれば変更しながらドラマの枠におさめるということですよね。でもオリジナルの場合は一から全てを考えないといけないわけで、かけられる時間によっては当然原作物のように厚みのある作品にならないなんてこともあるかもしれませんね。

 

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原作なし派

 

こちらは原作なし派の意見です。

 

「ネタバレすることがないからいい」というものです。確かに原作がある作品は、結末など知りたくなくても知ってしまいがっかりしてしまうこともあるかもしれません。逆に知っているから原作との違いを探して楽しむ、なんていう人もいるかもしれませんが、この方がおっしゃるように、どうなるのか予想しながら見る楽しみ方もありますよね。

 

もう一つは「予備知識なしで見られるのがいい」という口コミです。こちらも原作がなければ、もちろん前もって結末を知ってしまうこともないし、まっさらな気持ちで見られるのがいいと言うことですよね。

 

特に復讐劇やミステリー、サスペンスだと、先の読めない展開ほどわくわくしますよね。

 

今回のドラマ「アンナチュラル」も原作なしのミステリーなので、どんな結末が待っているのか色々考えを巡らせながら観るのも楽しいですよね。更に登場人物達の過去や秘密も色々でてきそうなのでとても楽しみです。

 

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