ドラマ「東京タラレバ娘」に「違う」の声続出。出演するキャストに批判が集まっています。違う理由は見た目から、ドラマの根幹に関わる重大なことまで及びます。内容をよく聞いてみれば、大納得の理由でした。

 

キャストが違う…ドラマ「東京タラレバ娘」

 

初回の視聴率が13.8%を記録。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)好スタートをきったドラマ「東京タラレバ娘」。ネットでも好評のようです。吉高由里子さんをはじめ、榮倉奈々さん、大島優子さん、坂口健太郎さん、鈴木亮平さん、石川恋さん、田中圭さんなど豪華のキャストが出演していることでも話題になっています。

 

順風満帆のようにみえますが、一部ではかなり批判を受けているそうです。批判の内容はキャストに対するもの。「キャストがイメージと違う」という声が多く寄せられています。

 

 

ドラマ「東京タラレバ娘」は東村アキコさんの同名原作を実写ドラマ化したもの。原作のあるドラマなので、「違う」と批判されるのは多少なりともあります。しかしドラマ「東京タラレバ娘」のキャストに批判には、納得の理由がありました。ただ似てる似てないのレベルの話ではないようです。

 

最初に告白しておくと、私は東村アキコさんの原作ファンです。自分的にもキャストが合う合わないという意見はありました。しかし、ネットの批判の内容を見ていくと、「なるほど」と思わされる部分が多分にありました。

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ドラマ「東京タラレバ娘」キャスト一覧

 

まずは、ドラマ「東京タラレバ娘」のキャストを一覧でまとめてみました。主要キャストは9人。主演は吉高由里子さんです。

 

【ドラマ「東京タラレバ娘」キャスト一覧】

  • 蒲田倫子
    キャスト:吉高由里子
  • 山川香
    キャスト:榮倉奈々
  • 鳥居小雪
    キャスト:大島優子
  • key(鍵谷春樹)
    キャスト:坂口健太郎
  • 早坂哲朗
    キャスト:鈴木亮平
  • 芝田マミ
    キャスト:石川恋
  • 丸井良男
    キャスト:田中圭
  • 鮫島涼
    キャスト:平岡祐太
  • 鳥居安男
    キャスト:金田明夫

 

キャストの名前を見ると、すごく豪華。どのキャストも演技力に定評があり、かなり人気の高いキャストばかり。レギュラーキャストの4人(吉高由里子・榮倉奈々・大島優子・坂口健太郎)もかなり豪華ですが、他のキャストにもすきがありません。

 

かつて倫子(吉高由里子)にフラれた早坂哲朗のキャストは、鈴木亮平さん。映画「HK 変態仮面」「TOKYO TRIBE」「俺物語!!」など数々の作品で主演を張れるキャストです。また、倫子を慕う後輩的なAD芝田マミのキャストは、石川恋さん。ビリギャルの表紙を飾った人気モデル。さらに、鳥居小雪に想いを寄せる既婚サラリーマン・丸井良男のキャストには、田中圭さん。

 

ここまで人気キャストを揃えているドラマ「東京タラレバ娘」ですが、キャストに「違う」と批判が集まっています。その理由は東京タラレバ娘の根本的なテーマに関わるものでした。

キャストの誰が違う?

 

ドラマ「東京タラレバ娘」のキャストに「違う」と批判が集まっています。特に違うキャストは誰なのでしょうか。ツイッターで「どのキャストが一番違う?」という趣旨の投票しているサイトがあったので、投票結果を紹介しようと思います。

女性キャストで「違う」のは?

 

まずは女性キャストの「違う」キャストから。投票の結果、一番違うと思われているのは、鳥居小雪のキャスト・大島優子さんでした。違うと言われている理由をネットでピックアップしてみました。

 

【大島優子が違うと言われる理由】

  • 身長が低い
  • 大島優子に黒髪のイメージがない
  • クールなイメージが違う
  • 年齢が違う

 

掘っていくとまだまだ「違う」理由は出てきそうですが、大きくまとめると上記4つくらいの理由になります。大島優子さんが違うと言われる理由で、特に多いのは「身長」。これは原作ファンである私も正直「あまりに違う・・・」と思ってしまいました。

 

原作の小雪は身長が高い女性。タラレバ女の三人の中では、一番クールなイメージを出しています。しかしキャストの大島優子さんの身長はかなり低い。タラレバ女の三人の中で一番身長が低いですよね。身長が170cmある榮倉奈々さんと比べると、152cmの大島優子さんはさらに低い印象が強くなります。

 

 

次に多い「違う」という声は、「年齢」。年齢については、ドラマの根幹に関わる大事な部分なので後で詳しく説明します。

男性キャストで「違う」のは?

 

続いて男性キャストの「違う」キャストを紹介します。投票の結果、一番「違う」と思われているキャストはkeyのキャスト・坂口健太郎さんです。違うと言われる理由をネットでピックアップしてみました。

 

【坂口健太郎が違うと言われる理由】

  • 坂口健太郎には影のある役は合わない
  • 金髪が似合わない
  • 優顔すぎる。ドS部分が足りない

 

坂口健太郎さんが「違う」と言われる理由は上記三つ。ビジュアルに関して「違う」という声が多い印象。原作ファンの私としては、坂口健太郎さんが一番違うという結果は正直驚きました。金髪役も似合っているし、モデル出身など境遇も同じなので、坂口健太郎さんのkeyはハマリ役と思っていました。

 

私が違うと思う男性キャストは、早坂哲朗演じる鈴木亮平さん。原作の早坂さんのイメージと全然違います。鈴木亮平さんの演技力である程度カバーできているとは思いますが、やっぱりなんか違う。

 

早坂さんは、かつて倫子(吉高由里子)に告白してフラれた男性。なよなよしていて気が弱いキャラクターのはず。マミちゃんに告白することを倫子に告白するくらい、なよなよしたキャラです。頼りがいのない男です。キャストの鈴木亮平さんはかなり男らしいい。ガタイもいいし、堂々としているイメージ。早坂さんとは正反対のイメージです。

 

個人的には、鈴木亮平さんの早坂キャストが一番違うと思ってしまいます。

 

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「違う」と言われる最大の理由

 

キャストに「違う」と批判が集まっているドラマ「東京タラレバ娘」。今までは身長やガタイなど見た目の違う点を紹介してきました。実はこれらの違う点は小さな違いにすぎません。漫画の実写ドラマ化であれば、これくらいの「違う」という声はどの作品にもあります。

 

ドラマ「東京タラレバ娘」のキャストが最も批判されているのは、見た目ではありません。もっと根本的な部分、「年齢」です。ドラマ「東京タラレバ娘」の大きな要素が主人公の年齢。ここを変えてしまえば、物語の説得力が大きく損なわれてしまいます。「東京タラレバ娘」において年齢はそれほど重要なんです。

 

原作「東京タラレバ娘」のあらすじを見てもらえばわかると思います。

ドラマ「東京タラレバ娘」最大の改悪

あの時彼がもう少しセンスが良かったらプロポーズを受けていたのに、バンドマンの彼がもう少し芽が出る可能性があったら。こうしていたら……、ああすれば……、高い理想を掲げて根拠もなく仮定の話を積み上げる内に、気が付けば33歳・独身になっていた。
脚本家の鎌田倫子は、恋も仕事も上手くいかず、高校時代からの親友である香、小雪と焦りながらも「女子会」を繰り返す日々を送っていた。そんな話ばかりしていると、突然、金髪の美青年に「このタラレバ女!」と言い放たれてしまう。

引用:https://ja.wikipedia.org

 

「東京タラレバ娘」を一言で言えば、「崖っぷちに立たされたアラサー女子の恋愛物語」です。そろそろ結婚しないと一生独身・・・。そんな切迫感のある状況の倫子たちだからこそ面白いんです。原作の年齢は33歳。結婚、出産を考えると、女性にとっては絶妙な年齢ですよね。

 

しかしドラマ「東京タラレバ娘」の設定では、主人公の倫子たちの年齢は30歳。原作より3歳も若く設定されています。これでは年齢的な切迫感はかなり薄まります。しかも演じるキャストの年齢は20代。全員28歳です。

 

キャストの年齢に合わせてドラマの設定年齢を下げたのでしょうが、それでは本末転倒。「東京タラレバ娘」の物語の説得力を損なう結果につながりました。

 

 

東京タラレバ娘は、作者の東村アキコさんが知人のアラサー女性の悩みを聞きまくって思いついた物語です。そのため「心に刺さりまくる」「精神的ダメージがでかい」など、多くのアラサー女性から悲鳴にも似た共感の声で人気を集めています。だからこそ大ヒットしていて、ドラマ化にもつながりました。

 

これでは、ドラマ「東京タラレバ娘」のキャストが「違う」と批判されても仕方ないと思います。

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3行まとめ

ドラマ「東京タラレバ娘」の「キャストが違う」という声についてまとめてきました。書いてきた内容を3行でまとめます。

 

【3行まとめ】

  • 東京タラレバ娘のキャストに「違う」と批判多数
  • 見た目が違う
  • 物語上一番大事な年齢が違う

 

いろいろと「違う」と書いてしまったドラマ版「東京タラレバ娘」ですが、視聴率は好調な様子。原作を忘れてしまえばかなり楽しめるドラマとなっています。キャストも好きなキャストばかりだし。なんだかんだ毎週楽しみに見ています。

 

しかし、もっとリアリティあるキャストだったらどんなドラマになっただろうと考えてしまう自分もいます。