NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」のラスボス的存在の今川氏真について紹介していきます。直虎の最大の敵であり、物語上の最大の悲劇を生み出す存在でもあります。キャストの尾上松也さんについても紹介していきますね。
大河ドラマ「おんな城主 直虎」で、直虎の最大の敵とも言えるのが今川氏真(龍王丸)。今川義元の息子であり、井伊家に最大の困難をもたらす人物と言えるでしょう。そんなドラマの中の重要人物である今川氏真について詳しく紹介していこうと思います。
今川氏真(尾上松也)は、今川義元(春風亭昇太)の息子として育てられます。幼い頃は龍王丸(中川翼)という名前で生活していました。NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の4話では、おとわと蹴鞠対決をしていましたね。まずは、今川氏真の人物紹介を「おんな城主 直虎」の公式HPから引用してみようと思います。
今川家のプリンスとして生まれ育ち、「甲相駿三国同盟」成立の証しとして北条氏康の娘と結婚。家督を継承するが、義元の死後は家臣の離反が相次ぎ今川家は弱体化。蹴鞠(けまり)の名手でもある。
引用:http://www.nhk.or.jp/naotora/cast/detail/imagawauzizane.html
今川義元と今川氏真の親子は、長きにわたって井伊家と直虎を苦しめることになります。「おんな城主 直虎」の中盤以降では、直虎最大の悲劇をもたらす人物となります。この人物がいなければ、「おんな城主 直虎」の物語は成立していないでしょう。それくらい特異な存在なんです。
そんな今川氏真と直虎の関係について詳しく紹介していきます。
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の主人公である井伊直虎(柴咲コウ)と、直虎の最大の敵といえる今川氏真(尾上松也)の関係について紹介していきます。この二人の関係が大きな悲劇を生むことになります。
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」における、直虎と今川氏真の出会いは4話。二人が幼少期の時に出会います。「おんな城主 直虎」の4話で、直虎は今川義元のいる駿河に人質として連れていかれます。駿河のお屋敷で今川氏真(龍王丸)と出会うことになります。
直虎はなんとか人質を逃れ、井伊谷に戻りたい。南渓和尚(小林薫)も手を尽くしますが、中々うまくいきません。そこで直虎は蹴鞠の名人である今川氏真(龍王丸)と蹴鞠対決をすることになります。
今川氏真に勝てば、直虎は自由の身。蹴鞠の実力は今川氏真の圧勝でしたが、何度も勝負を挑む直虎。ついには勝負に勝つことに成功します。晴れて人質となることを逃れることになりました。
二人の因縁はここから始まっていたのです。
ここからは史実をもとに、直虎と今川氏真の関係を紹介していきます。大筋は「おんな城主 直虎」と同じはず。なぜなら「おんな城主 直虎」の物語の根本に関わる重要な事件が起きるからです。
直虎の幼馴染は二人います。亀之丞と鶴丸です。この二人は成長し、井伊直親と小野政次と名前を変えます。成長し、さまざまな利害関係の末に小野政次は、今川氏真に讒言(密告的なもの)を行い、直親を処刑させてしまいます。悲劇はこれだけでは終わりません。この後の直虎のとった行動がもっと切ない。
後に直虎は、徳川家康に小野政次の讒言を行い、小野政次を処刑させます。直親の仇を討つかたちとなったわけですね。幼い頃はあんなに仲の良かった三人がこんな結末を迎えるなんて、切なすぎますね。
全てのきっかけをつくったのは、今川氏真。「おんな城主 直虎」では、今川氏真が直虎の最大の敵と言えるんです。
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で直虎の最大級の敵・今川氏真。そんな重要な役を演じるのは、歌舞伎俳優の尾上松也さん。尾上松也さんのプロフィールと出演作品について紹介していこうと思います。尾上松也さんは、歌舞伎だけでなく、テレビドラマや映画に多く出演していました。
ちなみに大河ドラマの出演は、「おんな城主 直虎」で4度目となります。
■生年月日
1985年1月30日
■出身
東京都中央区
■事務所
松竹エンタテインメント
■家族
父:六代目尾上松助
妹:春本由香
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(引用:https://ja.wikipedia.orgより抜粋)
今川氏真を演じるのは、尾上松也さん。尾上松也さんは1985年生まれの現在31歳。(2017年2月時点)。本業は歌舞伎俳優。そのかたわらテレビドラマや映画、バラエティ番組など多方面で幅広く活動しています。ちなみに尾上松也という名前は、同じく歌舞伎俳優だった叔父から襲名したもの。そのため正確には二代目尾上松也だそうです。
尾上松也さんの歌舞伎座での初舞台は、1990年。尾上松也さんが5歳の時です。二代目尾上松也として、伽羅先代萩という演目の鶴千代役が初舞台でした。実はこの初舞台は、当時の松竹会長の「息子はいくつになった?出しちゃえ!」という一言で出演が決まったそうです。
■舞台
■ドラマ
■映画
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引用:https://ja.wikipedia.orgより抜粋
尾上松也さんの出演作品をまとめてみました。やはり歌舞伎の舞台が主ですね。ほんの一部だけピックアップして紹介しています。ちなみに2017年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」で大河ドラマの出演は、4回目。始めて出演したのは、1995年。当時10歳くらいでしょうか。
尾上松也さんは自他ともに認める大のディズニー好きとして知られています。過去にディズニーがいかに好きかを語っていました。幼少期の自分を語るには、ディズニーなしでは考えられないとまで言っています。そんな尾上松也さんが、2017年3月公開のディズニー映画「モアナと伝説の海」に声優として出演。インタビューでは、「夢がかなった」と語っていました。
僕の幼少期はディズニー無しでは語れない。いつかディズニー・アニメーションの声優ができたら最高だなとずっと思っていましたので、夢がかないました
引用:http://www.oricon.co.jp/news/2084410/
父とは言っても、本当の父親ではなく「おんな城主 直虎」の中での父親。今川氏真の父、今川義元を演じる春風亭昇太さんのコメントを紹介します。噺家さんならではのちょと笑えるコメントです。
息子の今川氏真役を演じる尾上松也さんについて、コメントを求められていました。
-息子の今川氏真を演じる尾上松也さんは?
松也くんがきれいなんですよ。一緒にいる時に思わず「松也くん、きれいだね!」って言いましたから(笑)。やっぱり華がありますよね。そんな部分が役にうまく反映して、とてもいい氏真になるのではないでしょうか。
でも、親子役ですけど、僕から尾上松也くんは生まれないですよね。浅丘ルリ子さんからも僕は生まれないし(笑)。仲間からは「それちょっとおかしいんじゃないの」って言われたので、「隔世遺伝だ」って言ってやりました。
引用:https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1087258
たしかに昇太さんから、尾上松也さんは生まれなさそうw。
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の物語上の最大の敵、今川氏真について紹介してきました。内容を3行でまとめます。
最後に私の感想を書きます。今川氏真を調べてみて思ったのは、「恐ろしい人物」だということ。今川氏真に限らず、今川家全体がなんだか恐ろしい。戦国時代であれば、処刑や謀反なんてものは当たり前かもしれませんが、井伊家の主観で考えるとものすごく恐い。
史実を読んで今川氏真恐いなと思っていたんですが、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で今川氏真を演じるのは歌舞伎界のプリンス・尾上松也さん。正直見た目からは、あまり恐さは感じませんでした。優しそうな顔をしているので、冷酷には見えない。
逆に父の今川義元役の春風亭昇太さんは、めちゃくちゃ恐い。見た目も、やってることもほんとに不気味で恐ろしい。ほとんどしゃべらないという演出もハマって恐さは倍増しています。
そんな今川義元とは対照的な今川氏真。史実では恐ろしいことをやっていますが、「おんな城主 直虎」の物語の中ではどんな人物として描かれていくのでしょうか。今から楽しみです。