井伊直虎の父・直盛(杉本哲太)について詳しく紹介していきます。優しい父親像を演じていますが、その最期がちょっと切なすぎます。父・直盛の最期を知ると、今までのシーン全てが切なくなってくるほど。
また、父を演じる杉本哲太さんについても詳しく紹介していきますよ。
直虎の父の人生が悲劇すぎる理由とは
「おんな城主 直虎」の主人公は井伊直虎。物語は、女でありながら当主となった直虎の悲劇的な運命を描いています。そんな直虎が直面する悲劇の一つは、父・直盛の死。
直虎の父である直盛の人生も、かなり壮絶です。特にその最期がちょっと切なすぎます。そんな直虎の父・直盛について詳しく紹介していこうと思います。
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- 祖父・直平(前田吟)
- 父・直宗
- 叔父・直満(宇梶剛士)
- 叔母・佐名(花總まり)
- 妻・千賀(財前直見)
- 娘・直虎(柴咲コウ)
直虎の父・直盛とは
直虎の父・井伊直盛(杉本哲太)
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井伊家当主。強大な今川支配のもと、今川への対応を巡って激しく対立する家中のかじ取りに日々苦心している。生け花を愛する心優しい父。引用:http://www.nhk.or.jp/naotora/cast/detail/iinaomori.html
NHK「おんな城主 直虎」の公式サイトから直盛の説明を引用してみました。印象的なのは、「日々苦心している」という部分。たしかに、今川は恐いし、妻も強烈だし、直虎には振り回されるしで大変な苦労をしていますよね。杉本哲太さんは、演じる直盛について「中間管理職のよう」と語っています。板挟みにあいながらも優しい父という印象を持ちます。
そんな人間味にあふれた父・直盛なだけに、後に訪れる悲劇が強調されます。
直虎の父・直盛の悲劇「桶狭間の戦い」
井伊家の当主である直虎の父・直盛は、物語の最初から心労を強いられています。今川家の存在です。直盛の叔父である直満(宇梶剛士)は1話で、今川に処刑されてしまいます。この今川の存在は、井伊家にとって長く苦しい困難を与え続けます。直盛の悲劇も今川の存在が深く関係していました。
直盛の悲劇が訪れたのは、1560年の「桶狭間の戦い」。今川義元は大軍を率いて、織田信長と激突します。歴史上の転換点と言われるこの戦いはあまりにも有名。数で圧倒的有利と言われていた今川軍を織田信長が下します。
大敗した今川軍の大将・今川義元はこの戦いで戦死。実はこの桶狭間の戦いには、井伊家も参加していました。直盛は先鋒の大将として戦に参加。その最期はあまりに切ない。井伊家に伝わる書物では、今川義元の重臣60人以上が戦死。その中に直盛も含まれていたと言われます。
井伊家が今川家に出された命令は「家来残らず召し連れ出陣」。直盛は自分の臣下を200~300人引き連れていたそうです。ほとんどが全滅だったそうです。自分の家来が次々と討たれていく様子は、生き地獄だったでしょう。
直盛の最期は討ち死にではなく、切腹。部下に遺言と介錯を託したとされています。※介錯とは、切腹した者の苦痛を軽減させるため、首をはねる行為。後日直盛の首は井伊谷に持ち帰られることになります。
「おんな城主 直虎」の前半部では、争いを好まない優しい父だっただけに、この最期はちょっと切ない。
直虎の父・杉本哲太【本人コメントあり】
【いよいよ明日夜9時からは、映画『HERO』が地上波初登場!】
城西支部の面々が、大使館に挑む!
シリーズの2度目の劇場版を、ぜひテレビの前でお楽しみください!!#HERO #木村拓哉 #北川景子 #松たか子 #杉本哲太 #八嶋智人 pic.twitter.com/jcH0HYk0GY— 【公式】フジテレビムービー (@fujitv_movie) 2016年12月9日
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で井伊直盛を演じるのは、杉本哲太さん。直虎の父親役を好演しています。そんな杉本哲太さんの”父”演技を絶賛する声多数。当主でありながら周囲に気を遣う父姿は、印象的ですよね。すごくハマってる感じします。ネットの声を一部紹介しますね。
杉本哲太に我が子を迎える父をやらせたら右に出る者がいないな
#おんな城主直虎 #天皇の料理番— ぽう (@secretgarden710) 2017年1月22日
おんな城主直虎、圧倒的に杉本哲太の殿が好きだなぁ。あまちゃんの駅長とほぼ同一人物だけど。
— イト (@ito_saketoba) 2017年1月29日
杉本哲太が毎回苦労してるな#直虎
— ブルージーなジョン (@john_tie_) 2017年1月29日
杉本哲太 プロフィール
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■名前
杉本哲太(すぎもと・てった)
■生年月日
1965年7月21日
■出身
神奈川県茅ケ崎市
■血液型
O型
■事務所
シス・カンパニー
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(引用:https://ja.wikipedia.orgより抜粋)
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で直虎の父・井伊直盛を演じている杉本哲太さん。生まれは1965年。現在51歳ですね。(2017年2月時点)。1981年に横浜銀蝿系列のロックバンド・紅麗威甦でデビューされています。同年に俳優デビューも果たし、その後数々のドラマや映画に出演。ベテラン俳優として、活躍されています。
そんな杉本哲太さんですが、実は地元ではかなり有名の不良だったようです。
杉原哲太は元ヤンキー
杉本哲太さんがデビューした当時は、空前の不良ブーム。不良上がりの少年たちが続々と芸能界入りしていました。嶋大輔さんが活躍した時代もこのころですね。杉本哲太さんが加入していたロックバンドは、、紅麗威甦(グリース)。いかに不良な感じのバンド名ですよね。
杉原哲太さんの奥さんは、女優の神津はづきさん。結婚直後、神津はづきさんの父は杉原哲太さんを理解するため、紅麗威甦のレコードを探して聞いたというエピソードがあります。父としてはたしかに心配ですよね。
杉本哲太 出演作品
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■ドラマ
- 連続テレビ小説「チョッちゃん」
(1987) - 連続テレビ小説「あまちゃん」
(2013) - 大河ドラマ「春日局」
(1989) - 「翔ぶが如く」
(1990) - 「信長 KING OF ZIPANGU」
(1992) - 「元禄繚乱」
(1999) - 「龍馬伝」
(2010) - 「おんな城主 直虎」
(2017) - 「サトラレ」
(2002) - 「WATER BOYS」
(2003) - 「H2~君といた日々」
(2005) - 「はるか17」
(2005) - 「クロサギ」
(2006) - 「おせん」
(2008) - 「メイちゃんの執事」
(2009) - 「東京DOGS」
(2009) - 「ストロベリーナイ」
(2012-2013) - 「ビギナーズ!」
(2012) - 「HERO 第2シリーズ」
(2014) - 「問題のあるレストラン」
(2015) - 「天皇の料理番」
(2015) - 「世界一難しい恋」
(2016) - 「ママゴト」
(2016) - 「模倣犯」
(2016) - 「愛を乞うひと」
(2017) - 「突然ですが、明日結婚します」
(2017)
■映画
- 「スケバン刑事」
(1987) - 「部屋とYシャツと私」
(1993) - 「ウォーターボーイズ」
(2001) - 「リリイ・シュシュのすべて」
(2001) - 「世界の中心で、愛をさけぶ」
(2004) - 「輪廻」
(2006) - 「どろろ」
(2007) - 「パッチギ! LOVE&PEACE」
(2007) - 「ひぐらしのなく頃に」
(2008) - 「ICHI」
(2008) - 「252 生存者あり」
(2008) - 「僕の初恋をキミに捧ぐ」
(2009) - 「ゼロの焦点」
(2009) - 「アウトレイジ」
(2010) - 「あしたのジョー」
(2011) - 「任侠ヘルパー」
(2012) - 「ナイトピープル」
(2013) - 「爆心 長崎の空」
(2013) - 「2つ目の窓」
(2014) - 「僕だけがいない街」
(2016)
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引用:https://ja.wikipedia.orgより抜粋
杉本哲太さんは、1981年のドラマ「茜さんのお弁当」で俳優デビュー。この時は不良少年役として出演していました。あれから30年以上。今では父親役が似合う俳優として定評があります。今まで数々の役者の父親役を演じました。
杉本哲太の一番ハマった父親役
ドラマ「クロサギ」では、山下智久さんの父。ドラマ「天皇の料理番」では、鈴木亮平さんの父。大河ドラマ「龍馬伝」では、前田敦子さんの父。そして、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」では、柴咲コウさんの父親役。中でも私が一番ハマったと思う父親役が、映画「世界の中心で愛を叫ぶ」の父親役。
映画「世界の中心で愛を叫ぶ」では、杉本哲太さんは長澤まさみさんの父として出演。娘を亡くした父として涙を誘いました。思い出すと今でもちょっとウルッときます。ちなみにこの作品で、柴咲コウさんとも共演しています。
杉本哲太のコメント「まるで中間管理職」
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で主人公直虎の父を演じる杉本哲太さん。NHKのインタビューで演じる直盛についてコメントしていました。印象的なコメントをピックアップして紹介しますね。
当主としての直盛について
直盛は井伊家当主でありながら、“殿”とは名ばかりのような、実に苦労の多い人物ですよね。家中は今川をめぐりしばしば対立し、上からはたたかれ下からは突き上げられ、まるで中間管理職のよう。また、しっかり者の妻の千賀からもときにヤイノヤイノ言われたり、一人娘のおとわの少々自由な発言に戸惑ったりと、とにかく周囲に翻弄(ほんろう)されるのが直盛という男かもしれません(笑)。
引用:http://www.nhk.or.jp/naotora/special/interview05/
杉本哲太さんは、直虎の父・直盛のことを中間管理職と表現。ドラマを見ていると、この言葉がしっくりきます。たしかに今川や妻や娘から板挟みに合い、心労の絶えない感じが伝わってきます。
現場裏では「娘に避けられる父」?
でも何よりも、美羽ちゃんと亀之丞役の藤本哉汰くん、鶴丸役の小林颯くんの“幼なじみ”子役3人がスタジオにそろっているとかわいくてかわいくて。3人でひそひそと小声で何かをしゃべっているんですが、僕が近づくと会話をすっと止めちゃうんですよ。残念ながら仲間に入れてもらえないんです。でも、そんなところもまたかわいくてしかたがない。
引用:http://www.nhk.or.jp/naotora/special/interview05/
現場の雰囲気が伝わってくるコメントですね。子役とコミュニケーションをとりたい杉本哲太さん。なんとなく父と娘の関係を思わせます。子役の子たちもベテラン俳優の杉本哲太さんが近づいてきたらちょっと緊張しちゃいますよね。
3行まとめ
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の、直虎の父・井伊直盛について紹介してきました。内容を3行でまとめます。
- 杉本哲太の、父の演技が好評
- 直虎の父・直盛は、生け花が好きな優しい父
- 直盛の最期は切ない
最後に私の感想を書きます。NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で、直虎の父・直盛を演じる杉本哲太さんの演技で印象に残っているシーンがあります。それは3話のおとわが駿河から帰ってきた時のシーン。
今川家に人質として要求されたおとわ(直虎)。南渓和尚の助力もあり、なんとか井伊谷に帰ることができました。もう帰ってこないものと思っていた父・直盛は大喜び。おとわを迎える時に、池に入り着物が濡れながらも喜びます。すこし迂回すればちゃんと道はあるのに、おとわに向かってまっすぐ進みます。ここのシーンが泣ける。直盛の最期を想像すると余計に泣けます。