大河ドラマ「おんな城主 直虎」の高橋一生さんが「かわいそうすぎる」と話題になっています。特に「かわいそう」だと口コミが多いのは7話のあのシーン。見た人はもうピンと来てると思います。しかし実は、高橋一生さんがかわいそうなのはまだまだこれからでした。「おんな城主 直虎」で最もかわいそうなのは間違いなく、高橋一生さん演じる小野政次です。

 

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おんな城主 直虎の高橋一生がかわいそうだと話題に

 

大河ドラマ「おんな城主 直虎」で高橋一生さんが演じる小野政次に「かわいそう」だという声が相次いでいます。特に声が多いのは、「おんな城主 直虎」7話の高橋一生さん。

 

ツイッターでは「鶴がかわいそうではないか」「直親がひどい」「鶴に同情する」などなど。高橋一生さん演じる役に同情する声が相次いでいます。まずは、7話の「かわいそう」と言われるシーンを紹介します。

 

「おんな城主 直虎」7話あらすじ
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直親(三浦春馬)としの(貫地谷しほり)が無事結婚。二人は夫婦となった。そんな中、小野政次(高橋一生)は今川の駿府に向かっていた。政次は直親の帰還を許してもらおうとしていた。すんなりと直親の帰還は許されたかに思われた。しかし、今川義元は交換条件を出してきたのだ。井伊谷における検地。

 

これを聞いた直平(前田吟)は、焦りと怒りを見せる。直平には隠していた土地があった。直平は井伊家の最後の砦ともいえる隠し里を整備していた。検地が行われれば、今川にバレてしまう。直親(三浦春馬)は、隠し里を守ろうと進言。政次(高橋一生)にも協力を仰ぐ。

 

検地当日。今川の検地奉行は隠し里の存在を知ってしまう。検地奉行は直親に詰め寄る。ピンチに陥る直親。そこで直親は、土地の説明を政次に頼む。慌てた政次だったが、なんとか説明をつけてそのピンチを切り抜ける

 

政次(高橋一生)がかわいそうだと言われるシーンは、検地で直親(三浦春馬)がピンチに陥る場面。言葉に窮した直親は政次に任せます。政次もいきなり言われたものなので、苦しい言い訳しか言えません。なんとか検地は切り抜けたものの、直親の政次へのキラーパスが「かわいそう」だと言われています。

 

なぜ直親はこんなことをしたのでしょうか。その理由には、直親の政次への想いが込められていました。

 

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高橋一生に説明を仰いだ理由

「おんな城主 直虎」7話で、直親(三浦春馬)が小野政次(高橋一生)に頼ったのには理由があります。単に言葉に詰まったから政次にバトンを渡したわけではありません。直親なりの友情がそこにはあるうように思います。

 

今川の目付役である小野政次(高橋一生)。井伊家にあっても今川よりの存在です。政次の父親・政直(吹越満)も今川よりの政策をとります。直親(三浦春馬)の父・直満(宇梶剛士)も小野家の策略で処刑されています。そのため、井伊家の中でも小野家は警戒されています。

 

そんな小野家を継ぐ政次。直親は幼馴染として、井伊家の次期当主として政次に答えを求めたのだと思います。検地奉行に詰め寄られた場面で、直親がそれなりの回答をすればことは丸く収まったはず。しかし直親は政次に答えを託します。あの場面で政次が隠し里台帳を見せ、その存在を認めれば、井伊家は取り潰しの危機に遭う事態となっていたでしょう。今川家目付役である小野家を除いて。

 

直親は政次の真意を試す機会だと思ったのかもしれません。幼馴染としての友情を確かめたかったのかもしれません。結果、政次は検地奉行に井伊家を守る嘘をつきます。

 

検地奉行が去ったあと、直親(三浦春馬)は政次(高橋一生)と二人で話します。この時の直親(三浦春馬)と政次(高橋一生)の会話が印象的です。幼馴染だからこそ、お互いの思っていることは分かるのでしょう。分かっているからこそ生まれる対立が描かれます。二人の行く未来の暗さを暗示しているようです。

 

■直親(三浦春馬)
これ(隠し里の台帳)をどう使うつもりだったのじゃ?

 

■政次(高橋一生)
答えは直親様がお決めくださいませ。

 

■直親(三浦春馬)
怒っておるのか?

 

■政次(高橋一生)
いえ、某を信じておられぬのならおられぬで構いませぬ。されど、信じているふりをされるのは、気分が良いものではありませぬ。

引用:「おんな城主 直虎」7話より

 

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高橋一生「かわいそう」口コミまとめ

 

「おんな城主 直虎」の高橋一生さんに向けられた「かわいそう」という口コミを紹介していきます。かわいそうだけど、そこがいい!という意見もあるのが印象的。高橋一生さん自身の人気の高さを物語っているようです。

 

 

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さらに「かわいそう」な事態に

 

高橋一生さん演じる小野政次は、「おんな城主 直虎」の物語で一番かわいそうな存在かもしれません。政次(高橋一生)は中盤以降で大きな悲劇を井伊家に呼びます。そして自らの最期もこれ以上ない「かわいそう」な目にあいます。ここからは多少ネタバレの内容を含みます。ネタバレ苦手な方は飛ばして読んでください。政次(高橋一生)が、特にかわいそうな点を三つ紹介します。

 

政次(高橋一生)がかわいそうな3つの点
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  • 家柄
  • 直虎との関係
  • 最期

かわいそうな点 ①家柄

一つ目のかわいそうな点は「家柄」。小野政次(高橋一生)が生まれるのは、井伊家の筆頭家老であり、今川の目付役である小野家。小野は井伊家の家臣でありながら、今川寄りの考え方をします。そのため、井伊家からはあまりよく思われていません。

 

そんな小野家に生まれた小野政次(高橋一生)。幼いころから父親の暗躍ぶりを見てきました。自身は直虎や直親と幼馴染で仲が良い。しかし家柄的には仲が良いとは言えない状態。大人になった政次は、この家柄問題で多くの悩みを抱えることになります。その結果、かわいそうすぎる悲惨な最期を迎えることになります。

かわいそうな点 ②直虎との関係

二つ目のかわいそうな点は「直虎との関係」。直虎(柴咲コウ)と直親(三浦春馬)と政次(高橋一生)の三人は幼馴染です。幼いころは、いつも三人で一緒に行動していました。言葉にはしないものの、直親と政次は直虎のことを慕っているようでした。

 

結果的にこの二人は直虎と結ばれることはありません。直虎は出家し一生独身に。直親はしの(貫地谷しほりを嫁にとります。直親と政次の想いは遂げられることはありません。

かわいそうな点 ③政次の最期

二つ目のかわいそうな点は「政次の最期」。政次(高橋一生)は悲惨すぎる最期を迎えることになります。「おんな城主 直虎」の物語で最も切ない場面ともいえます。政次は今川家と小野家と井伊家の間で揺さぶられます。その結果、政次は井伊家を裏切ることになります。

 

直親(三浦春馬)に謀反の疑いありと今川に密告して処刑させます。その後、井伊谷を奪います。いろいろあって、直虎(柴咲コウ)は井伊谷を奪還。政次は敗北。捕らえられてしまいます。直虎は政次を処刑。直親の仇を討つ形となりました。

 

難しい立場の家柄に生まれ、恋は成就しない。最後には慕う人に殺されてしまう。そんな運命を歩む小野政次(高橋一生)。「おんな城主 直虎」にこれ以上かわいそうな存在はいません。

 

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まとめ

大河ドラマ「おんな城主 直虎」の小野政次(高橋一生)のかわいそうな点をまとめてきました。内容を3行にしてみました。

 

【3行まとめ】

  • 高橋一生に「かわいそう」の声殺到
  • 「おんな城主 直虎」で一番かわいそうなのは高橋一生
  • 高橋一生は物語全体通してかわいそう

 

最後に私の感想を書きます。私が最初に「おんな城主 直虎」7話を見たときは少し笑ってしまいました。それは三浦春馬さんの高橋一生さんに対するキラーパスの場面。険しい表情で、答えを高橋一生さんに求める三浦春馬さん。それを受けた時の高橋一生さんの慌てぶり。初見では少し「コントかな」と思ってしまいました。

 

しかし、いろいろな説明を読んで改めて見てみるとかなり深いシーンだとわかりました。初見ではいろいろと分からない部分が多かったんですよね。高橋一生さんがあのタイミングで隠し里の台帳で何をするつもりだったのか、三浦春馬さんの言葉の真意などなど。分かってくると少しゾッとするシーンでもありました。恐らくあのシーンが二人の決別の運命につながるのでしょう。

 

あと、高橋一生さんの演技がすごかった。驚く顔や、汗。いろいろ考えている間など、とても素晴らしい演技でした。