大河ドラマ「おんな城主 直虎」に出演中の前田吟さん。血気盛んな大じじさまこと、井伊直平を演じています。ネットでは「前田吟がうるさい」という声が挙がっています。たしかにうるさいですよねw。でも前田吟さんが声を荒げるのには、深く悲しい理由がありました。これから前田吟さんを見る目が変わってきそうです。
おんな城主 直虎 前田吟がうるさいと苦情殺到?
大河ドラマ「おんな城主 直虎」に出演中の前田吟さん。実はネットでその”声”が話題になっています。「前田吟がうるさい」という声が続出。これは役柄しょうがないことなのですが、声があまりに多いので紹介していきます。実は「前田吟がうるさい」という声の裏側には、想像以上に深く悲しい理由がありました。
前田吟の声、こわい
— TSURU (@joytsuru) 2017年2月21日
そろそろ成長したかなと見た直虎 前田吟さんの声しか印象に残らんまだまだこれから
— mona (@semee32) 2017年1月29日
前田吟さんの声聞くと渡鬼思い出しちゃう
— ma. (@anzujbl) 2017年1月29日
「おんな城主 直虎」の中では、何かあると「戦じゃ!」「今川許せん!」と声を荒げています。たしかに「前田吟がうるさい」と言われても仕方ありませんよね。ちなみに制作側も自覚しているようで、キャストの女子会動画で前田吟さんをいじっています。
↓1:00~ 家臣にいじられる前田吟ww
ネットの「前田吟がうるさい」という声は「苦情」ではなくて、絶賛の裏返しの場合も多い。「前田吟の声がすき」という声も多い。そんな前田吟さんの声がうるさいのには、深い理由があります。それは前田吟さん演じる井伊直平と今川の関係にありました。
前田吟の声が良い!
大河ドラマ「おんな城主 直虎」に出演している前田吟さん。キャストの中でもベテラン中のベテランです。俳優歴はなんと40年以上!そんな前田吟さんのプロフィールから過去の出演作品をまとめてみました。「おんな城主 直虎」では「うるさい」と言われる前田吟さんの声に定評がありました。その実績と理由も紹介していきます。
前田吟 CDデビューするほど”声”に定評あり
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■名前
前田吟
(本名:前田信明)
■生年月日
1944年2月21日
■出身
山口防府市
■血液型
A型
■事務所
マエダ企画
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(引用:https://ja.wikipedia.orgより抜粋)
前田吟の”声”は朝の顔でもあった
前田吟さんのプロフィールをざっと紹介します。前田吟さんは1944年生まれの現在72歳(2017年3月時点)。大河ドラマには「おんな城主 直虎」で5度目の出演。大河ドラマ常連勢といえそうですね。前田吟さんのドラマデビューはなんと1964年。ドラマ「判決」に出演します。デビューから数えると俳優歴43年!大ベテラン俳優ですね。
前田吟さんの代表作といえば「男はつらいよ」「仁義なき戦い」「渡る世間は鬼ばかり」などなど。どれもいまだに根強い人気を誇る作品です。特に「渡る世間は鬼ばかり」では20年以上も同じ役を演じ続けました。前田吟さんを見ると渡る世間は鬼ばかりを思い出す人も多いと思います。
そんな前田吟さんは”声”の評価も高い。CD・レコードデビューも果たしています。また、CMソングも担当するなど、一定の評価を得ています。ちなみに、情報番組「スーパーモーニング」の司会もつとめていたこともあるようです。
前田吟の出演作品
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■ドラマ
- 「判決」
(1964) - 「若者たち」
(1966) - 「七人の刑事」
(1967) - 「大河ドラマ 竜馬がゆく」
(1968) - 「朝ドラ 信子とおばあちゃん」
(1969) - 「鬼平犯科帳」
(1969) - 「朝ドラ マー姉ちゃん」
(1979) - 「大岡越前」
(1971) - 「水戸黄門」
(1971、1972、2005、2011) - 「必殺仕置人」
(1973) - 「太陽にほえろ!」
(1975) - 「大河ドラマ おんな太閤記」
(1981) - 「大河ドラマ 春日局」
(1989) - 「積木くずし~親と子の200日戦争~」
(1983) - 「朝ドラ ロマンス」
(1984) - 「朝ドラ チョッちゃん」
(1987) - 「3年B組金八先生」
(1988) - 「渡る世間は鬼ばかり」
(1990-2003) - 「裸の大将放浪記」
(1991) - 「朝ドラ 春よ、来い」
(1994) - 「大河ドラマ 功名が辻」
(2006) - 「瞳」
(2008) - 「相棒 Season7」
(2009) - 「チーム・バチスタシリーズ」
(2014) - 「HERO」
(2014) - 「信長協奏曲」
(2014) - 「朝ドラ マッサン」
(2014) - 「大河ドラマ おんな城主 直虎」
(2017)
■映画
- 「網走番外地 悪への挑戦」
(1967) - 「男はつらいよシリーズ」
(1969-1995) - 「翼の折れたエンジェル」
(1991) - 「就職戦線異状なし」
(1991) - 「難波金融伝・ミナミの帝王」
(1995) - 「虹をつかむ男」
(1996) - 「プライド・運命の瞬間」
(1998) - 「十五才 学校IV」
(2000) - 「郡上一揆」
(2000) - 「伊能忠敬 子午線の夢」
(2001) - 「パッチギ!」
(2004) - 「ハルウララ」
(2005) - 「ニライカナイからの手紙」
(2005) - 「さらば愛しの大統領」
(2005) - 「のぼうの城」
(2011) - 「リトル・マエストラ」
(2013) - 「真夏の方程式」
(2013) - 「R100」
(2013) - 「フローレンスは眠る」
(2016) - 「3月のライオン」
(2017)
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引用:https://ja.wikipedia.orgより抜粋
前田吟「マッサン」では静かな父親役
前田吟さんの主な出演作品をまとめてみました。俳優歴40年以上ということで、かなりの作品数。しかし驚きなのが、今の世代でも十分に名前が知られているビッグタイトルの多さ。「太陽にほえろ」「積みくずし」「裸の大将放浪記」「渡る世間は鬼ばかり」などなど。日本ドラマのレジェンドともいえるタイトルが並びます。
さらに驚きなのが、現在も第一線で活躍を続けていること。2017年「おんな城主 直虎」だけでなく、2017年公開予定の映画「3月のライオン」にも出演が決定しています。
ちなみに私が印象に残っているのは、2014年の朝ドラ「マッサン」。マッサン(玉山鉄二)の父親役を演じていました。「おんな城主 直虎」の直平のようにうるさい人物とは対照的な人物。穏やかで優しく、時には厳しい父親を演じました。奥さん役の泉ピン子さんがかなりうるさい役を演じていたので、バランスをとっていたのかもしれません。
前田吟がうるさい理由が悲しすぎた
来期大河ドラマ『おんな城主 直虎』ついにクランクイン! 柴咲コウ&三浦春馬らが浜松に #大河ドラマ #おんな城主直虎 #柴咲コウ #三浦春馬 #高橋一生 #前田吟 https://t.co/4BQC2A8Qqo pic.twitter.com/ep3uoetGJo
— テレビPABLO (@televi_pablo) 2016年10月12日
大河ドラマ「おんな城主 直虎」で前田直平を演じる前田吟さん。井伊直平について調べてみました。調べたところ、「前田吟がうるさい」と言われる理由が判明しました。その理由にはかなり悲しいワケがありました。
井伊直平は、井伊家の先々代の当主。そして直虎の曽祖父にあたります。井伊直平を中心に井伊家の家族をまとめてみました。
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- 息子:井伊直満
(宇梶剛士) - 息子:南渓和尚
(小林薫) - 息子:井伊直宗
(登場なし) - 娘:佐名
(花總まり) - 孫:井伊直盛
(杉本哲太) - 孫:井伊直親
(三浦春馬) - ひ孫:井伊直虎
(柴咲コウ)
井伊直平(前田吟)の悲劇
前田吟演じる井伊直平の人生は悲劇に満ちています。最初に紹介する悲劇は嫡男・直宗の死。「おんな城主 直虎」のドラマの中では、直宗の息子・直盛(杉本哲太)が当主をしているところから始まります。
そして、1話で2人目の息子・直満(宇梶剛士)が謀反の罪で今川に処刑。さらにさらに、娘・佐名は今川に人質として迎えられています。もっと言うと、孫にあたる直親(三浦春馬)ものちに今川によって殺されてしまう。
直平(前田吟)がいつも声を荒げ、「戦だ!」と今川への敵対心をむきだしにするのはそれなりの理由がありました。「前田吟がうるさい」という声は、その演技の力強さの証明でもあったんですね。声はうるさいけど、その背景を知ると切なくなってきます。
まとめ
大河ドラマ「おんな城主 直虎」に出演中の前田吟さん。「前田吟がうるさい」という声について調べてみました。思いのほか深く悲しい理由があって、驚きました。内容を3行でまとめます。
- 「前田吟がうるさい」声が続出
- 「前田吟がうるさい」のには理由があった
- 前田吟の声は演技の高さの裏返し
最後に私の感想を書こうと思います。私が最初に「前田吟がうるさい」という声について調べようと思ったのは、軽い気持ちからでした。「おんな城主 直虎」を見ていても、前田吟さんの声は大きくたしかにうるさいw。しかも「戦だ」という物騒なことを言いまくる。正直に言うと、隠居の身ながら政治に参加してくる厄介な老人くらいに思っていました。
しかし「声を荒げる理由」を調べてみると、想像以上に暗い過去が出てきました。しかもまだまだその悲劇は終わらない。終わらないどころかこれからが本番のようなもの。直平(前田吟)の先を考えると、切なくなってきます。これから直平を見る目が変わってきそうです。
改めて、これが大河ドラマの醍醐味だと実感しています。先の展開や、人物の背景を知れば知るほどドラマを深く楽しむことができます。これからもどんどん深掘りしていこうと思います。