大河ドラマ「おんな城主 直虎」で注目されているキャストの一人がムロツヨシさん。「勇者ヨシヒコシリーズ」で一躍有名になった俳優さんです。そんなムロツヨシさんが”直虎”で演じるのは、瀬戸方久。全然名前聞いたことないと思います。調べてみたら、すごく人間味のある人物でした。調べるほどすごく人間くさい。でもそこがいい。「おんな城主 直虎」の登場人物の中で一番のお気に入り人物になりました。

 

今回はムロツヨシさん演じる瀬戸方久の正体について詳しく紹介していこうと思います。

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おんな城主 直虎 ムロツヨシの正体は?

 

大河ドラマ「おんな城主 直虎」に出演するムロツヨシさん。最初に登場したのは2話でした。最初は「あばら屋の男」として登場。正体不明の小汚い人物として描かれます。いまでいう住所不定無職という感じでしょうか。

 

その正体は豪商・瀬戸方久。歴史に名が残る実在した人物です。しかし「おんな城主 直虎」名前を初めて聞く人も多いと思います。というかほとんがそうだと思います。私もそうでした。

 

今回はそんな瀬戸方久(ムロツヨシ)の正体について詳しく紹介していきます。瀬戸方久の正体を知れば知るほど、ムロツヨシさんがハマり役だと言われる理由が分かってきます。正体を知れば知るほど、魅力的な人物に思えてくるのも不思議。(やってることは一見サイテーです)

 

瀬戸方久の正体を調べてみて、私は瀬戸方久が一番好きな登場人物になりました。大げさではなく本当にそう思っています。それほど人間味のあふれる人物でした。

 

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ムロツヨシ 熱烈オファーで直虎出演

 

【ムロツヨシ プロフィール】
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■名前
ムロツヨシ

■生年月日
1976年1月23日

■出身
神奈川県

■血液型
A型

■事務所
ASH&Dコーポレーション
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(引用:https://ja.wikipedia.orgより抜粋)

 

大河ドラマ「おんな城主 直虎」で瀬戸方久を演じるムロツヨシさん。ムロツヨシさんは今作で大河ドラマ初出演。今までは知る人ぞ知る俳優でしたが、一気に知名度があがりましたね。しかも同クールのドラマで「スーパーサラリーマン左江内氏」にもレギュラー出演しているもんだから、さらに知名度はうなぎのぼり。今後も活躍が期待されます。

 

そんなムロツヨシさんが「おんな城主 直虎」に出演するきっかけは、ある二人の熱烈オファーがあったから。その二人とは「おんな城主 直虎」製作総指揮の岡本幸江さんと、脚本を担当する森下佳子さん。この二人からの熱烈オファーでムロツヨシさんの出演が決まりました。

 

ムロツヨシさんが出演したあるドラマが評価され、オファーにつながりました。その作品とは一体。また、ムロツヨシさんが複雑な表情になったというオファーの内容について詳しく紹介していきます。

ムロツヨシが評価された作品は?

【ムロツヨシ 出演作まとめ】
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■ドラマ

  • 「踊る大捜査線シリーズ」
    (2005)
  • 「役者魂!」
    (2006)
  • 「仮面ライダー電王」
    (2007)
  • 「探偵学園Q」
    (2007)
  • 「ガリレオ」
    (2007)
  • 「33分探偵」
    (2008)
  • 「流星の絆」
    (2008)
  • 「東京DOGS」
    (2009)
  • 「フリーター、家を買う。」
    (2010)
  • 「勇者ヨシヒコと魔王の城」
    (2011)
  • 「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」
    (2012)
  • 「謎解きはディナーのあとで」
    (2011)
  • 「大河ドラマ 平清盛」
    (2012)
  • 「空飛ぶ広報室」
    (2013)
  • 「朝ドラ ごちそうさん」
    (2013)
  • 「ペテロの葬列」
    (2014)
  • 「アオイホノオ」
    (2014)
  • 「ニーチェ先生」
    (2016)
  • 「重版出来!」
    (2016)
  • 「勇者ヨシヒコと導かれし七人」
    (2016)
  • 「スーパーサラリーマン左江内氏」
    (2017)

■映画

  • 「サマータイムマシン・ブルース」
    (2005)
  • 「交渉人 真下正義」
    (2005)
  • 「踊る大捜査線 THE MOVIE3」
    (2010)
  • 「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」
    (2012)
  • 「UDON」
    (2006)
  • 「少林少女」
    (2008)
  • 「誰も守ってくれない」
    (2009)
  • 「呪怨 白い老女」
    (2009)
  • 「大洗にも星はふるなり」
    (2009)
  • 「パーマネント野ばら」
    (2010)
  • 「闇金ウシジマくん」
    (2012)
  • 「コドモ警察」
    (2013)
  • 「HK 変態仮面」
    (2013)
  • 「俺はまだ本気出してないだけ」
    (2013)
  • 「女子ーズ」
    (2014)
  • 「幕が上がる」
    (2015)
  • 「明烏」
    (2015)
  • 「ヒメアノ~ル」
    (2016)
  • 「金メダル男」
    (2016)
  • 「銀魂」
    (2017)

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引用:https://ja.wikipedia.orgより抜粋

ムロツヨシが評価されたのは2013年

ムロツヨシさんが今までに出演した主な作品を並べてみました。大学在学中に俳優を志したムロツヨシさんは、一浪して入った大学を3週間で中退。俳優養成所に入ります。ムロツヨシさんの下積み時代は長く、初めて映画に出演するのは2005年。瑛太さん主演の映画「サマータイムマシン・ブルース」。その後、徐々に出演作品を延ばします。2014年には「日経トレンディ」が選ぶ今年のヒット人に選ばれます。

 

ムロツヨシさんが広く評価された作品は、NHK朝ドラ「ごちそうさん」。2013年に放送された朝ドラです。「日経トレンディ」に選ばれたのも、この作品の影響が大きいようですね。実は「ごちそうさん」の製作総指揮は岡本幸江さん。そして、脚本は森下佳子さん。「おんな城主 直虎」への出演を熱烈オファーした二人です。

 

「ごちそうさん」でムロツヨシさんは、アメリカ帰りの建築家・竹元勇三を演じます。ムロツヨシさんのアドリブ要素の多い演技がかなり話題になりましたよね。その演技が評価されたようです。

熱烈オファーの衝撃の内容とは?

朝ドラ「ごちそうさん」で演技が評価されたムロツヨシさん。そのオファー内容が少し衝撃的。オファー内容を聞いたムロツヨシさんは複雑な表情だったそうです。

 

ムロツヨシのコメント
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「ムロさんにすっごくはまる役があるから、ぜひやってほしいと、熱烈なオファーをいただいた」
引用:http://www.oricon.co.jp/news/2072347/full/

 

そのハマる役とは、金のためならなんでもするという瀬戸方久役。自分の利益のためなら、敵にも味方にもなる油断ならない人物。「利益は正義」がポリシー。「ムロさんにすっごくはまる役」と聞いていたムロツヨシさんは複雑な表情ww。ボヤキながらも瀬戸方久役に意欲を燃やしたそうです。

 

ムロツヨシのコメント
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「2人から私はどう見られているのか…、信頼関係が揺らぎそう」

 

「何かしら自分らしい役作りをしたい。『ごちそうさん』の時のように」
引用:http://www.oricon.co.jp/news/2072347/full/

 

「おんな城主 直虎」に登場するムロツヨシさん演じる瀬戸方久は、利益のためならなんでもする人物。その正体を詳しく紹介していきます。ちなみに、史実に残る実在の人物ですよ。

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ムロツヨシ演じる瀬戸方久の正体

 

大河ドラマ「おんな城主 直虎」でムロツヨシさんが演じるのは、瀬戸方久。実在した人物です。瀬戸方久と直虎の関わりはかなり深い。井伊家をピンチに陥れたり、逆に救ったりします。瀬戸方久の正体について深く説明していこうと思います。

正体不明 謎の男として登場

大河ドラマ「おんな城主 直虎」でムロツヨシさんは、最初「あばら屋の男」として出演します。「おんな城主 直虎」2話に登場。幼少の直虎(おとわ)が姿を消した亀之丞を探していた時に出会います。この時のムロツヨシさんはボロボロの布をまとい、あばら屋に澄んでいる人物です。おとわの持っていたくしと引き換えに食事をさせ、井伊谷まで運びます。

 

井伊谷までたどり着いた男(ムロツヨシ)。おとわが井伊家の姫であることを知り、家まで届けて褒美をもらおうという魂胆でした。しかし井伊谷では男(ムロツヨシ)は罪人として首をはねられそうになります。おとわの説明もあり、誤解は解けます。男(ムロツヨシ)は無事に褒美をもらい井伊家を後にします。

 

この時点では、正体不明の”男”として登場するムロツヨシさん。

 

最初は正体不明の人物でしたが、直虎と井伊家の未来に深く関わることになります。このあばら屋の男がのちの瀬戸方久です。「おんな城主 直虎」の中では、その正体は謎が多かった。ネットでもムロツヨシさんの正体についていろいろな感想が飛び交いました。

 

瀬戸方久は直虎の敵?味方?

大河ドラマ「おんな城主 直虎」でムロツヨシさんが演じるのは、戦国時代の豪商・瀬戸方久。その正体について詳しく説明していきます。まずは、「おんな城主 直虎」の公式HPから人物紹介を引用してみます。

 

瀬戸方久(ムロツヨシ)
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無一文から商売で成功をおさめ、井伊家の財政を揺るがすほどの力を持つ豪商に。金のためなら組む相手をころころ変えて油断のならない人物だが、「利益」を正義とするポリシーはどんな時も揺るがない。
引用:http://www.nhk.or.jp/naotora/cast/detail/setohoukyuu.html

 

「利益を正義とするポリシー」という部分が印象的です。オファーした時点でこのポリシーは決まっていたのでしょうね。2話のあばら屋に住んでいた男が、豪商になるまで出世したようです。豪商とは、巨万の富を蓄えた商人のこと。戦国時代では大名を金銭的に支える立場にあったそうです。

 

瀬戸方久は井伊家と手を組むことになります。史実では井伊家に守られながら豪商にまでのしあがったとあります。直虎と深く関係してくるのは、直虎が井伊家の当主となってから。「おんな城主 直虎」の物語が本当の意味でスタートしてからのようです。

 

井伊家と瀬戸方久にとって、大事件が起きるのは1566年。今川義元亡き後、今川家の当主となった今川氏真。そんな氏真が出した徳政令が井伊家を大きく揺さぶります。徳政令とは、簡単に言えば借金帳消しのお触れ。市民が抱えた借金がなくなるものです。借金をしていた市民は喜びますが、貸していた側は大損。瀬戸方久と直虎はこの徳政令で窮地に立たされます。

 

直虎は瀬戸方久と相談して、徳政令を拒否。直虎は2年間もの間、今川の命令を無視して徳政令を拒否し続けます。

直虎を裏切る瀬戸方久

直虎が徳政令に抵抗している2年の間、瀬戸方久は今川氏真に取り入ります。お金を貸す代わりに、自分の所持する田畑や屋敷は徳政令の対象外とさせる約束を取り付けます。このあたりに「利益が正義」のポリシーが垣間見えます。結局瀬戸方久(ムロツヨシ)は直虎(柴咲コウ)を裏切るかたちとなります。

 

瀬戸方久の正体は商人で、自分の利益のためならどんな相手とも組む。そんな人物だったようです。こう書くとなんだか最低なヤツみたいに思えますが、瀬戸方久も生き残るのに必死。自分の利益を守らなければ、破滅するのは自分です。瀬戸方久の正体は、商人で人間臭い人物のようです。

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【まとめ】瀬戸方久を調べてみて

 

大河ドラマ「おんな城主 直虎」に出演するムロツヨシさん。ムロツヨシさんが演じる瀬戸方久の正体について調べてきました。内容を3行でまとめます。

 

【3行まとめ】

  • ムロツヨシは瀬戸方久役で”直虎”に出演
  • あばら屋の男の正体は、のちの瀬戸方久
  • 瀬戸方久の正体は、利益優先の商人

 

最後に私の感想を書きます。ムロツヨシさんの演じる瀬戸方久について書いてきました。私は、瀬戸方久という人物を「おんな城主 直虎」で初めて知りました。同じ人も多いと思います。歴史の表舞台に出てこない人物なので、その知名度はかなり低い。主人公の井伊直虎の知名度ですら低いですからね。

 

そんな瀬戸方久の正体を調べてみて、なんだか歴史の面白さを実感しました。「おんな城主 直虎」の人物紹介では、瀬戸方久は「利益は正義」のポリシーで動くとあります。最初は、単にドラマの設定かと思っていました。しかし史実を見るとそうでもない。実際の行動も、たしかに利益に基づいていました。

 

「卑怯」と思われた人もいると思います。でも私はなんだか親近感がわきました。歴史上の大人物は、どこか偉大で近寄りがたい人物ばかり。調べてみても偉業が並べられています。多少脚色も入っているのでしょう。どの人物も立派な人物に思えてきて近寄りがたい。本当の正体も見えてこない。

 

しかし瀬戸方久は違いました。行動は自分の利益で動いているようにみえる。少なくとも、「徳政令」で直虎を裏切り、氏真に取り入ったという事象は史実に残っています。歴史の大人物のように近寄りがたい雰囲気はなく、自分たちが生きている時代の地続きに存在した人物だと思えます。

 

私が学生時代に瀬戸方久を知っていれば、もっと歴史が好きになっていたかもしれません。

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