大河ドラマ「おんな城主 直虎」。多くの演技派キャストが出演しています。中でも一番演技力に定評があるのが、南渓和尚演じる小林薫さん。しかし、そんな小林薫さんに「演技下手」という声が挙がっているようです。この声はかなり意外。日本の俳優の中でも指折りの演技が上手い俳優だと思っていましたから。

 

なぜ小林薫さんが「演技下手」と言われるのか。その理由を徹底的に調べてみました。

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小林薫が演技下手？意外すぎる評価のワケ

 

大河ドラマ「おんな城主 直虎」で南渓和尚を演じる小林薫さん。井伊家の軍師的存在であり、直虎（柴咲コウ）の師匠でもあります。「おんな城主 直虎」の物語に深く関係し、かなり重要な役どころです。演技力が高いと定評のある小林薫さんだからこそ演じられる役どころと言えるでしょう。

 

そんな小林薫さんですが、意外すぎる噂がたっています。「小林薫は演技下手」・・・。ヤフーで小林薫さんを検索すると「小林薫 演技 下手」「小林薫 演技 わざとらしい」という候補が出てきます。ヤフーの検索エンジンは、検索される数が多いものを候補として表示させます。つまり、「小林薫 演技 下手」と検索する人が多い。

 

なぜ演技派で知られる小林薫さんが「演技下手」と検索されているのでしょうか。実際のネットの演技の評価と照らし合わせながら、その理由を調べてみました。

 

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小林薫 出演作品 演技の評価は？


【小林薫　プロフィール】
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■名前
小林薫

■生年月日
1951年9月4日

■出身
京都府京都市

■血液型
A型

■事務所
ニコフィルム

■主な作品（映画）
「もののけ姫」
「クイール」
「ゲド戦記」
「東京タワー～オカンとボクと、時々、オトン～」
「ボーイズ・オン・ザ・ラン」
「舟を編む
「深夜食堂」
「キセキ-あの日のソビト-」

■主な作品（ドラマ）
「ふぞろいの林檎たち」
「イキのいい奴」
「ナニワ金融道」
「Dr.コトー診療所」
「黒部の太陽」
「深夜食堂」
「朝ドラ カーネーション」
「大河ドラマ おんな城主 直虎」
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（引用：https://ja.wikipedia.orgより抜粋）

 

まずは小林薫さんのプロフィールと主な作品を挙げてみました。小林薫さんは現在65歳。1970年代から俳優活動をしています。ざっと数えてみると俳優歴は50年近く。まさにベテラン俳優。いまだに第一線で活躍を続けている俳優は、そういないと思います。

小林薫 演技力の高さから殺されそうに？

小林薫さんの過去を調べていたら、なんだかものすごいエピソードを見つけました。内容を紹介しますね。小林薫さんが俳優活動を始めたのは、1971年から。日本の演劇界の礎を作った大人物唐十郎。唐十郎が主催する状況劇場に、小林薫さんは入団。1971年から1980年まで在籍していました。

 

退団するときのエピソードが衝撃的。今なら確実に警察沙汰です。小林薫さんが状況劇団を退団する際、その演技力などの才能を惜しんだ唐十郎。小林薫さん説得のために小林薫さんのアパートを訪れます。包丁持参で・・・。身の危険を感じた小林薫さん。アパートから脱出。唐十郎さんの説得（？）は失敗に終わります。

 

そのまま時間の経過とともにうやむやになり退団を認めてもらったそうです。唐十郎に捕まっていたら一体どうなっていたんでしょうか。いろいろな意味で現在の活躍はなかったかもしれませんね。

 

唐十郎ほどの大人物が惜しむ才能。小林薫さんは若い頃から評価されていたようですね。ますます「演技下手」「演技がわざとらしい」と言われる理由が分からなくなってきます。

小林薫 もののけ姫での演技の評価は？

小林薫さんは、ジブリ作品にも多数出演しています。声優としての演技の評価はどうなのでしょうか。俳優と声優で演技の評価が全然異なる場合はあります。小林薫さんが「演技下手」と言われる理由はここにあるかもしれません。

 

小林薫 ジブリ出演作品
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  • 「もののけ姫」（1997）
    ジコ坊役
  • 「ギブリーズ episode2」（2002）

    トシちゃん役

  • 「ゲド戦記」（2006）
    国王役

 

この中で一番有名なのは、「もののけ姫」。ジコ坊役で出演していましたね。当時は小林薫さんが演じていると気づいていませんでした。子供だったということもあり、俳優の名前を知らなかったということもあります。小林薫さんが「もののけ姫」に出演していると知ったのは、最近のことです。

 

ちなみに「おんな城主 直虎」で共演している高橋一生さんは、ジブリ映画「耳をすませば」の天沢聖司のキャストとして話題になりました。私は最近知ってものすごく驚きました。

 

話がそれましたが、小林薫さんの声優としての演技を調べてみようと思います。ツイッターで小林薫さんの「もののけ姫」での演技の口コミをピックアップして紹介します。

 

 

小林薫さんの演技は絶賛。ほかの俳優との引き合いに出されるほど演技力の高さが評価されています。私が評価の高いツイートを選別しているワケではありません。調べた結果の上から順番にピックアップしただけです。「演技下手」というキーワードで一つもヒットしないのがスゴイ。声優としての小林薫さんの演技力も定評があるとみていいでしょうね。

 

調べれば調べるほど、小林薫さんの演技の高さを裏付ける結果につながっています。

小林薫 演技力の裏付け 受賞歴がすごい

小林薫さんの演技力の高さを裏付ける決定的なものが、今までの受賞歴。数々の賞を受賞しています。ここまで「演技下手」という情報が出ないということは、演技下手ではないと思ってもいいと思います。ダメ押しで受賞歴を一気に紹介していきますね。

 

小林薫 受賞歴
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  • 第4回報知映画賞 新人賞
    「十八歳、海へ」
  • 第59回キネマ旬報ベスト・テン 助演男優
    「それから」
  • 第9回日本アカデミー賞 最優秀助演男優賞
    「それから」
    「恋文」
  • 第23回日本アカデミー賞 優秀主演男優賞
    「コキーユ」
    「恋文」
  • 第31回日本アカデミー賞 最優秀助演男優
    「東京タワー ～オカンとボクと、時々、オトン」
  • 第30回ヨコハマ映画祭 主演男優賞
    「歓喜の歌」
    「休暇」

 

小林薫さんのスゴイところは、助演だけでなく主演としても受賞しているところ。脇役もこなせて、主演も張れる俳優はそうそういません。日本アカデミー賞は5回も受賞していますね。ここまで受賞歴があると「演技下手」とは思えません。

 

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「おんな城主 直虎」小林薫の演技は？

 

話を最初に戻します。大河ドラマ「おんな城主 直虎」での小林薫さんの演技の評価について調べてみました。小林薫さんが演じる南渓和尚についての口コミを調べてみると、その数の多さに驚きます。

 

南渓和尚（小林薫）
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直虎の大叔父で、井伊家の菩提寺、龍潭寺の住職。出家した次郎法師の師。
一見いいかげんだが、実は井伊家の軍師的存在であり、後に城主・直虎の知恵袋となる。
引用:http://www.nhk.or.jp/naotora/cast/detail/nannkeiosyou.html

小林薫 演技下手？【口コミまとめ】

 

大河ドラマ「おんな城主 直虎」での小林薫さんの演技の評価を調べていて驚いたのですが、「演技下手」という声が全くといっていいほど見つかりません。私が調べてみた中には「演技下手」の口コミはありませんでした。どんな俳優でも多少なりとも「演技下手」と言われてしまうものです。しかし小林薫さんの場合は全くと言っていいほど見当たらない。ちょっと驚きです。

 

小林薫「本当に手探り状態でした」

大河ドラマ「おんな城主 直虎」の公式HPの中で小林薫さんが、演技についてコメントしていました。コメント内容を紹介していきます。

 

■「本当に手探り状態でした」
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時代劇で使われる口調はあまりなく、共演者の方たちもかなりナチュラルに話していたので、どう演じていこうかと本当に手探り状態でした。僕はドラマというのは“嘘（うそ）”も必要だと思っているのですが、その加減が難しいんですよね。見ている方が不愉快に思ったり、出演者がふざけていると思ってしまったら、演じ方を抑えなければいけない。
引用:http://www.nhk.or.jp/naotora/special/interview07/

 

小林薫さんの「演技」についてコメントです。「手探り状態」という表現に驚きました。個人的に「おんな城主 直虎」の中で一番演技が確立されているのは小林薫さんだと思っています。それは「おんな城主 直虎」1話から変わりません。そんな小林薫さんが「手探り状態」だったとは・・・。小林薫さんの演技は一つ上の次元にいってるのかもしれません。

 

■南渓の正体は・・・
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南渓は酔っぱらって、なにを言っているのかわからないような人でもあります。謎かけを子どもたちにしたと思ったら、パッと消えてしまったり（笑）。

（中略）

運命の予知のようなこともしている南渓という人物は非常におもしろいと思います。もしかしたら南渓を通して本当に誰かほかの人がしゃべっていて、南渓は実際には何も考えていないのかもしれない。そう思うとまた面白いですね（笑）。
引用:http://www.nhk.or.jp/naotora/special/interview07/

 

小林薫さんは、自身が演じる南渓和尚についてもコメントしています。このコメントもすごく興味深い。特に「南渓を通して本当に誰かほかの人がしゃべっていて」という部分。この解釈すごく面白いですよね。どこか人を外れた雰囲気を持つ南渓和尚。南渓和尚を使ってしゃべらせているのは一つ次元の違う何者か。なんだかSFの話のようです。

 

「封神演義」でも同じような存在が描かれていました。「歴史の道標」と呼ばれていましたね。※ジャンプの漫画の方です。

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小林薫「演技下手」の理由

 

大河ドラマ「おんな城主 直虎」で南渓和尚演じる小林薫さんの”演技”について紹介してきました。書いてきた内容を3行でまとめてみようと思います。

 

【3行まとめ】

  • 小林薫に「演技下手」の評判？
  • 小林薫 演技が上手い評判ばかり
  • 小林薫 演技に対する考え方も素晴らしい

 

最後に、なぜ小林薫さんが「演技下手」と検索されるのかについて考えてみようと思います。今回小林薫さんの演技について調べてみて、「演技下手」という部分がみじんもない。全くないことはないのでしょうが、私が調べた限り「演技上手い」と言わざるを得ません。どんなに無理くりつなげたとしても「演技下手」という結論にはなりませんでした。

 

ではなぜ「演技下手」と検索されるのか。これは、あくまで私の出した結論ですが「演技下手という評価も見てみたい」という好奇心からではないでしょうか。世の中の小林薫さんの演技の評価は圧倒的に「上手い」という方向にあります。そんな演技上手い小林薫さんを、「演技下手」と評価する人はどんな意見なのか。それを知りたいという好奇心から検索するのではないでしょうか。

 

あまりに極端な評価だったら、その逆も見てみたいと思うのが人の性だと思います。現に私は今回調べていくうちに、「演技下手」な評価が見てみたいという思いで調べていました。結果、何も見つかりませんでしたが・・・。

 

と言うワケで、大河ドラマ「おんな城主 直虎」における小林薫さんの演技は文句なしで「上手い」。今後も楽しみです。

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