ドラマ「リバース」の原作は湊かなえさん。今回は原作本「リバース」の登場人物について深く紹介していこうと思います。原作本とドラマの登場人物に違い、原作本「リバース」の評判などを書いていきます。

 

衝撃の展開に定評のある湊かなえさん。「リバース」では、過去最大級の”後味悪い”展開が待っていました。←褒めてます

 

リバース 原作は湊かなえの本

 

藤原竜也さん主演のドラマ「リバース」。毎週金曜よる10時に放送されます。放送前からかなり注目されていました。キャストは藤原竜也さんをはじめ、戸田恵梨香さん、玉森裕太さん、小池徹平さん、市原隼人さん、門脇麦など豪華キャスト。サプライズキャストではなく演技どころを揃えてきた感じですね。

 

そんなドラマ「リバース」の何が注目されてるかというと、「原作・湊かなえ」という部分。ここに期待の声が集まっています。私も原作が湊かなえさんだとしり、ドラマを見ることにしました。原作者の名前だけで見るドラマを決めることはあまりありません。しかし湊かなえさんの場合は別。ストーリーの面白さに疑いの余地はありません。

 

私のように、「湊かなえさん原作だから見る」という人は少なくないのではないでしょうか。現にドラマ「リバース」の公式サイトや予告動画では、「原作・湊かなえ」と大々的に宣伝しています。

 

多くのファンを持つ湊かなえさん。過去に発表した小説本をまとめてみました。

 

湊かなえ 小説本まとめ
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  • 「告白」
    (2008)
  • 「少女」
    (2009)
  • 「贖罪」
    (2009)
  • 「Nのために」
    (2010)
  • 「夜行観覧車」
    (2010)
  • 「往復書簡」
    (2010)
  • 「花の鎖」
    (2011)
  • 「境遇」
    (2011)
  • 「サファイア」
    (2012)
  • 「白ゆき姫殺人事件」
    (2012)
  • 「母性」
    (2012)
  • 「望郷」
    (2013)
  • 「高校入試」
    (2013)
  • 「豆の上で眠る」
    (2014)
  • 「山女日記」
    (2014)
  • 「物語のおわり」
    (2014)
  • 「絶唄」
    (2015)
  • 「リバース」
    (2015)
  • 「ユートピア」
    (2015)
  • 「ポイズンドーター・ホーリーマザー」
    (2016)
  • 「城崎へかえる」
    (2016)

引用:https://ja.wikipedia.org

 

湊かなえさんの本を改めて並べてみると、実写化がかなり多いことが分かります。松たか子さん主演の映画「告白」。「少女」「Nのために」「夜行観覧車」「白ゆき姫殺人事件」「高校入試」などなど。そして、2017年のドラマ「リバース」。湊かなえさんは、実写化の原作作家として有名ですよね。

 

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リバース 登場人物まとめ

 

湊かなえさん原作の「リバース」。登場人物を紹介していきます。人間関係が複雑で壮大になっていくのが、湊かなえさんの本の魅力。普通のドラマよりも人物描写が丁寧です。ドラマ「リバース」でもそこが注目の的になると思います。

 

キャストのコメントとともに、登場人物の紹介をしていきます。 原作との違いもあれば書こうと思います。

 

「リバース」登場人物
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  • 深瀬和久(藤原竜也)
  • 越智美穂子(戸田恵梨香)
  • 浅見康介(玉森裕太)
  • 広沢由樹(小池徹平)
  • 村井隆明(三浦貴大)
  • 谷原明日香(門脇麦)
  • 谷原康生(市原隼人)
  • 乾恭子(YOU)
  • 広沢の父(志賀廣太郎)
  • 広沢の母(片平なぎさ)
  • 小笠原俊雄(武田鉄矢)

 

「リバース」あらすじ
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主人公は深瀬和久(藤原竜也)。偏差値の高い大学を卒業、そこそこの企業に就職していた。地味でつまらない普通の人生。そんな深瀬の人生に波紋を広げる出来事が起きる。それは、深瀬の彼女・美穂子(戸田恵梨香)のもとに届けられた一通の手紙がきっかけとなる。

 

「深瀬和久は人殺しだ」

 

深瀬には思い当たる節があった。それは10年前の封印していたはずの出来事。当時大学生だった深瀬には親友がいた。広沢(小池徹平)だ。広沢は10年前死んだ。その死に深瀬は関係していた・・・。

 

10年前の冬、深瀬は大学のゼミ仲間とスノボ旅行に来ていた。メンバーは、谷原康生(市原隼人)、浅見康介(玉森裕太)、村井隆明(三浦貴大)と、村井の妹:明日香(門脇麦)。そして深瀬と広沢を入れた6人。この旅行の中で広沢は死を迎えることになる。残された5人は、ある”秘密”を共有することになるのだった。

 

↓ドラマ「リバース」予告動画

登場人物①深瀬和久(藤原竜也)

「リバース」の主人公。自分の価値の無さを嘆く青年。大学のゼミで知り合った広沢はたった一人の親友だった。広沢の死、大学卒業を経て現在は「ニシダ事務機」で営業職についている。コーヒーショップで知り合った美穂子(戸田恵梨香)と交際している。美穂子に届いた告発文により、10年前の秘密と向き合うことになる。

 

初めての湊作品となるので、僕自身、とても楽しみにしています。(雪山でのクランクインという)壮大なスケールで撮影初日を迎えるわけですから、しっかりとした世界観を皆さんに、金曜日にお届けします!
引用:http://www.tbs.co.jp/reverse_tbs/

登場人物②越智美穂子(戸田恵梨香)

深瀬の彼女。派手ではないが、美人。パン屋で働いている。深瀬とは行きつけのコーヒーショップで知り合い、交際に至る。深瀬の淹れたコーヒーが好きで、売れ残りのパンをもって、深瀬の部屋に通っている。

 

『Nのために』などを見ていたので、今回そのチームと仕事が出来るのが楽しみです。演じさせて頂く美穂子は「女っぽさが見えないようでいて可愛らしく見える」というのを目指そうと思っています。
引用:http://www.tbs.co.jp/reverse_tbs/

登場人物③浅見康介(玉森裕太)

深瀬の大学のゼミ仲間。現在は高校で体育教師として勤務している。生徒指導は厳しめ、生徒や保護者とのトラブルの絶えない教師でもある。広沢の死に責任を感じ、10年間禁酒をしている。

 

湊さんの作品は『Nのために』や『夜行観覧車』など、ドラマでも見させていただいていたのですが、なんと言ってもハラハラする展開のミステリー=湊さんというイメージです。湊さんというお名前を聞いただけでもどんな作品か気になりますし、“実は…!”みたいな描き方が独特だなと思います。

 

引用:http://www.tbs.co.jp/reverse_tbs/

登場人物④広沢由樹(小池徹平)

深瀬のゼミ仲間。深瀬のたった一人の親友でもある。ゼミ仲間で行ったスノボ旅行で事故にあい、亡くなる。事件性も疑われるが、結局は事故として処理される。物語は広沢の死が、「リバース」の登場人物すべての人生を狂わせることになる。

 

湊さん原作のドラマは僕も大ファンです。今回も謎めいている部分がどんどん明かされていくところや、人を知れば知るほどわからなくなってくるというように、日常でもありそうなリアルさが詰まっています。

 

引用:http://www.tbs.co.jp/reverse_tbs/

登場人物⑤村井隆明(三浦貴大)

深瀬のゼミ仲間。現在は県議会議員の秘書を務めている。議員である父の存在は大きく「政界のサラブレッド」と呼ばれることもしばしば。中々父に認めてもらえず、悶々とする日々。

 

素晴らしい原作を持つ作品ですから、その重圧に負けぬよう、そしてドラマとしてより良い作品にできるよう精一杯努めたいと思います。
引用:http://www.tbs.co.jp/reverse_tbs/

登場人物⑥谷原明日香(門脇麦)

村井の妹。広沢に好意を抱いており、10年前のスノボ旅行にも強引に参加。厳しい家柄のため、礼儀作法は正しい。しかし、活発で物事もはっきりと言うタイプ。深瀬のゼミ仲間でもあった谷原の妻でもある。

 

初めてご一緒する方が多いのですが、明日香はどの登場人物とも絡みがありますし、現場でお会いできるのが今から楽しみです。
引用:http://www.tbs.co.jp/reverse_tbs/

登場人物⑦谷原康生(市原隼人)

深瀬のゼミ仲間。ゼミのリーダー的存在で、率先してリーダーシップをとる。大学時代から村井の妹・香に好意を抱いており、大学卒業後にアプローチして結婚に至る。

 

最後の最後まで、型にはまることのない展開が、湊かなえさんの作品の魅力だと思っています。
引用:http://www.tbs.co.jp/reverse_tbs/

登場人物⑧乾恭子(YOU)

深瀬行きつけのコーヒーショップのマスター。世話焼きなタイプで、深瀬と美穂子の良き相談相手。

登場人物⑨広沢の父(志賀廣太郎)

10年前事故死した広沢の父。深瀬には好意的に接してくれる。息子の死を受け入れられない妻のことを心配している。

登場人物⑩広沢の母(片平なぎさ)

10年前事故死した広沢の母。おおらかで懐の深い理想の母。しかし10年前に息子を亡くしてからその性格が一変してしまう。

登場人物⑪小笠原俊雄(武田鉄矢)

元警察のフリージャーナリスト。広沢の事故の担当刑事でもある。10年前の事故に「事件性がある」と食い下がったために、飛ばされてしまう。刑事を退職した後も広沢の死について調べ続けている。そして深瀬たちに近づいていく。

 

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原作本のラストは?【ネタバレ注意】

 

湊かなえさんの同名小説が原作のドラマ「リバース」。この原作本のラストについて書こうと思います。かなり重大なネタバレが含まれるので、ネタバレしたくない方はここは読まないでください。

 

湊かなえさんの原作「リバース」は、ラストで衝撃の展開を向かえます。ベストセラーになり、ドラマ化まで至ったのはこのラストの衝撃があったからこそ。なければ、ただの良作として埋もれていたでしょう。決して悪い作品ではないですが、取り立てて注目するべきところもない。そんな作品。

 

ドラマ版「リバース」でも、まず間違いなくこのラストを迎えるでしょうね。このラストこそ「リバース」の核心ともいえるので。

 

というワケで、原作本のネタバレを書こうと思います。繰り返しますが、ネタバレ嫌な人はここから先は読まないでください。取り返しのつかないことになると思います。

原作本「リバース」のラスト【ネタバレ注意】

「リバース」の物語は深瀬の彼女・美穂子のもとに手紙が届けられるところから始まります。「深瀬和久は人殺しだ」。10年前の深瀬の親友だった広沢の死。「リバース」は、その死の真相を探るための物語です。

 

「リバース」ネタバレ
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まず軽いネタバレから。この物語のきっかけともいえる手紙は、美穂子が作りました。実は美穂子と広沢は、大学時代に交際していました。美穂子は、10年前の事故を忘れたように生活している深瀬たちに怒りを覚えていました。それを戒めるために手紙を書いたのです。単なる嫌がらせでした。

 

深瀬は10年前の事故を悔やんでいます。大学のゼミ仲間と行ったスノボ旅行。そこで広沢は飲酒運転中の事故で死亡。深瀬は飲酒を知っていながら広沢を止めなかったことを悔やんでいたのです。深瀬は広沢の死は、「飲酒」だと思い込んでいました。

 

深瀬は手紙を調べるうちに、美穂子が手紙を出した人物だと知ります。深瀬は深く反省。広沢の両親に事故の真相を話すことを決意。深瀬の親友、そして美穂子の元恋人。二人は広沢の死を改めて悼みます。深瀬と美穂子の二人は語り合い、元の明るい関係に戻りつつありました。

 

二人の雰囲気を感じ取ったコーヒーショップのマスターは、渾身のコーヒーを淹れてくれます。砂糖の代わりに数種類のハチミツを用意してくれます。深瀬はその中の一つが気になります。10年前スノボ旅行に行った時に見たことがあるハチミツ。深瀬はハチミツの正体を知り、絶望します。

 

↓ここからが最大のネタバレです。
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そのハチミツとは、蕎麦のハチミツ。広沢は蕎麦アレルギーで蕎麦を食べることができない。広沢は蕎麦のハチミツ入りコーヒーを飲み、車を運転。そして運転中にアレルギーを起こして事故。そして死亡。

 

広沢に蕎麦のハチミツコーヒーを飲ませたのは、自分だと気づく深瀬。広沢を殺したのは自分だと知る深瀬・・・・・・・。ここで物語は終わります。

湊かなえ原作が絶賛

湊かなえさんの原作「リバース」のネタバレをしました。かなり後味の悪い終わり方。広沢の死の真相を知りたがってた深瀬本人こそが、広沢を殺した張本人でした。この終わり方を絶賛する人多数。原作「リバース」の口コミのほとんどがこのラストについて書かれています。いくつか紹介してみます。

 

原作「リバース」口コミ
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最後の1ページを読むまでは「あぁ 面白かったなー」と思っていたのに 全て読み終えると、「ずどーん」ときます。

 

最後の一行まで堪能出来るミステリー

 

思わず「うわっ」と声が出た

 

忘れたころにもう1つの謎の答えが明かされるラストはお見事。

 

最後の1ページで体がゾワゾワし始めます
引用:湊かなえ「リバース」アマゾンレビューより抜粋

 

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まとめ

湊かなえさん原作本「リバース」の登場人物について書いてきました。内容を3行でまとめます。

 

【3行まとめ】

  • 湊かなえ原作のドラマ・映画が多い
  • 「リバース」登場人物まとめ
  • 「リバース」登場人物は原作と変わらず

 

ドラマ「リバース」の登場人物をまとめてみてきました。主要な登場人物は原作と同じようですね。脇役の中には原作と違う登場人物も出てくると思いますが。

 

最後に私の感想を書きます。「リバース」について調べてみて思ったことは、「湊かなえスゴイ」ということ。「リバース」のラストがスゴイからそう思うのもあります。しかし、一番「湊かなえスゴイ」と思ったのはキャストの本人コメントを見ていた時です。

 

コメントを見てもらえば気づいたと思います。主演の藤原竜也さんをはじめ、ほとんどのキャストが原作者・湊かなえさんについて触れています。私の見た限り、門脇麦さん以外全員のキャストが湊かなえさんについて語っています。

 

「大ファン」「重圧」「素晴らしい原作」などなど。絶賛の嵐。第一線で活躍するキャストにここまで言わせる湊かなえさん。改めてすごい作家だなと思いました。湊かなえさん原作のドラマ「リバース」がますます楽しみです。