大河ドラマ「おんな城主 直虎」のあらすじをまとめています。ネタバレありの最後までのあらすじ。大河ドラマはあらすじを最後までネタバレしたうえで見ると、より深く楽しむことができます。
何気ないシーンやセリフで、切なくなったりドキッとしたりします。最後に私が一番印象に残っている政次のセリフを紹介します。あらすじを知っているのと、知らないのでは“重み”が全く変わる印象的なセリフです。
おんな城主 直虎 最後はどうなる?
大河ドラマ「おんな城主 直虎」の主人公は井伊直虎。大河ドラマでは珍しくマイナーな人物。その知名度はかなり低い。歴史ファンの間でもその名前は浸透していません。私も大河ドラマで初めてその存在を知りました。マイナーな武将・井伊直虎。
大河ドラマ「おんな城主 直虎」は井伊直虎の生涯を描きます。有名な人物が主人公であれば、どういうあらすじで、どんな最後になるかある程度予想できますよね。大河ドラマは史実を基に作られるので。大河ドラマは、あらすじと最後を知りながらも、楽しむことができます。※普通のドラマだとネタバレと言われてしまいますが・・・。
井伊直虎のようなマイナーな人物だと、前情報がない。そういうワケで、井伊直虎の生涯を詳しく説明。大河ドラマ「おんな城主 直虎」最後までのあらすじをネタバレしていこうと思います。微妙に史実と違う部分もあるのですが、そこも面白いところ。
以降は史実を基に「おんな城主 直虎」の最後までのあらすじをネタバレをしていきます。ネタバレが苦手な人は飛ばしてください。個人的には普通のドラマのネタバレは許せないですが、大河ドラマは別。大河ドラマは、史実で最後までネタバレした上で見るのが一番楽しい。
ネタバレしていると先の展開が予想つきます。予想がつくだけに、より深く楽しむことができます。キャストの微妙な表情が伏線になっていることに気づいたり、何気ないシーンで泣けてきます。おそらく制作側もネタバレありきで演出しているのだと思います。
まずは、「おんな城主 直虎」の公式サイトのあらすじを紹介。公式サイトのあらすじを見る限り、井伊直虎は悲運の人生を歩むようです。
戦国時代に男の名で家督を継いだ「おんな城主 直虎」がいたー。遠江(静岡県西部)井伊家の当主・井伊直虎である。
戦のたびに当主を殺され、ただひとり残された姫が、「直虎」と勇ましい名を名乗って乱世に立ち向かった。自ら運命を切り開き、戦国乱世を生き抜いた女の激動の生涯を描く。
引用:http://www.nhk.or.jp/naotora/intro/story/
おんな城主 直虎 あらすじ【ネタバレあり】
大河ドラマ「おんな城主 直虎」の最後までのあらすじを紹介していきます。「おんな城主 直虎」の物語を一言でいうなら「悲劇の物語」。物語中には3回の大きな悲劇が訪れます。そしてそのすべての悲劇に関係している主要な登場人物は三人。井伊直虎(柴咲コウ)・井伊直親(三浦春馬)・小野但馬守政次(高橋一生)。
「おんな城主 直虎」では、この幼馴染三人が体験する悲劇が大きな山場になっています。それでは早速順番にネタバレしていきますね。
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- 許嫁と離れ離れに
- 直親の帰参
- 直親の死
- おんな城主 直虎が誕生
- 政次 悲劇の最後
- 直虎から直政へ
①許嫁と離れ離れに
一つ目の悲劇は物語の最初に訪れます。これがすべての悲劇の引き金でした。「おんな城主 直虎」の物語が始まるのは、1544年。主人公のおとわ(直虎)は亀之丞(直親)や鶴丸(政次)と一緒に穏やかな日々を過ごしていた。
井伊谷の当主・直盛(杉本哲太)の一人娘であるおとわ。直盛にはほかの子がいないため、分家の嫡男である亀之丞と結婚させることにした。幼い二人は許嫁となる。鶴丸は一人複雑な想いを抱いていた・・・。
おとわたちの平穏な日々は突然壊れる。亀之丞の父・直満(宇梶剛士)の死。今川に謀反の罪で処刑されてしまったのだ。鶴丸は、これが父の策略であることを知る。父が謀反の罪で処刑され、嫡男である亀之丞の命も危険にさらされる。亀之丞は井伊谷を脱出。許嫁の二人は離れ離れになってしまう。
②直親の帰参~桶狭間の戦い
10年後、亀之丞(三浦春馬)は井伊谷に帰参することになる。10年の時を経て再会する許嫁の二人。しかし状況は大きく変化していた。おとわは出家し、次郎法師(柴咲コウ)と名前を変えていた。出家の身である次郎法師。亀之丞と次郎法師 二人の気持ちは一緒だったが、状況がそれを許さない。想い合う二人をまたもや複雑な表情で見つめる鶴丸こと政次(高橋一生)。
二人は結局一緒になることができない。亀之丞は直親と名前を変え、しのと結婚。しばらくは平穏な暮らしが続くかに思えたが、大きな事件が起きてしまう。歴史が変わった戦・桶狭間の戦いである。
今川軍と織田軍が相対する戦。今川に従属している井伊家も出兵することになる。当主の直盛は臣下をつれて戦に臨んだ。数で圧倒的有利であった今川軍だが、予想に反して大敗。大将の今川義元は討ち取られてしまう。そして、井伊家の当主であり、次郎法師の父でもある直盛も戦死。
当主を失った井伊家。家督は直親が継ぐことになった。
③直親の死
直親(三浦春馬)が当主となり、一旦は落ち着いた井伊家。直親としの(貫地谷しほり)の子・虎松(のちの直政)が生まれる。しかしまだ悲劇は終わらない。時代の節目を感じた直親は、今川を見限り、徳川家康(阿部サダヲ)と手を結ぼうとする。
しかし政次(高橋一生)にこれを密告される。結果的に政次の密告により、直親は今川に処刑されてしまう。直親の子・虎松は、命からがら逃げ延びることに成功する。
二度も当主を失うことになった井伊家。これが物語二つ目の悲劇である。次郎法師は幼馴染・政次の手により、元許嫁・直親を殺されてしまう。
④おんな城主 直虎が誕生
当主を失った井伊家。跡取りは直親の子・虎松(直政)だが、まだ幼すぎる。そこで白羽の矢がたったのが次郎法師(柴咲コウ)。次郎法師は井伊直虎と名前を変えて、家督を継ぐことになる。直虎は当主として数々の試練を迎えることに。
⑤政次 悲劇の最後
直親(三浦春馬)を裏切り、処刑させた政次(高橋一生)。その勢いは止まらない。政次はこれを機に井伊谷を乗っ取ろうと画策していたのだ。政次は今川氏真の命のもと、井伊谷を横領。直虎(柴咲コウ)たちは居城を失うことになる。
直虎は徳川家康の力を借り、政次から井伊谷を奪還。政次は捕まり、井伊谷で処刑されることになる。直虎は間接的ながら、幼馴染を手にかけることになる。これが「おんな城主 直虎」三つ目の悲劇。
「おんな城主 直虎」の物語はここで最後を迎えない。いくつもの悲劇を乗り越えた直虎は、次の世代にバトンを渡して最後を迎える。
⑥直虎から直政へ
直虎は直親の遺した子・虎松の養母となり、育てる。虎松は成長し名前を井伊直政(菅田将暉)に変える。15歳になった直政は徳川家康(阿部サダヲ)と運命的な出会いを果たすことになる。鷹狩に来ていた家康と”偶然”出会うことになる直政。
実はこの”偶然”は直虎(柴咲コウ)と南渓和尚(小林薫)が意図的に作り出した出会いだといわれている。※諸説あり
直政が家康と出会うのを見届け、直虎はその生涯を終える。
家督を継ぎ、家康に従事する直政。直政は家康の元で数々の武功を重ねることになる。戦場では戦国最強の呼び声の高い「井伊の赤備え」を率いる。直政自身も「井伊の赤鬼」と恐れられるようになる。最終的には徳川四天王にまで出世。家康の臣下の中で一番の出世頭となる。
【最後に】ネタバレしてから読んでほしいセリフ
大河ドラマ「おんな城主 直虎」の最後までのあらすじを書いてきました。ネタバレ全開で紹介してきました。そのネタバレ内容を3行でまとめてみようと思います。
- 大河ドラマは”ネタバレ”した方が面白い
- 「おんな城主 直虎」あらすじは悲劇にまみれている
- 「おんな城主 直虎」あらすじ 最後は希望で終わる
最後に私の感想を書こうと思います。冒頭で「大河ドラマはあらすじを最後までネタバレした方が面白い」と書きました。民放のドラマならネタバレは許せませんが、大河ドラマに限っては、ネタバレ全然あり。むしろあらすじを最後までネタバレしてから見たほうが、断然面白いです。
ネタバレの何がいいかというと、ドラマのなかに隠された数々の伏線が見えてくること。「おんな城主 直虎」を例にとってみます。物語の中心は、井伊直虎(柴咲コウ)、井伊直親(三浦春馬)、小野但馬守政次(高橋一生)の幼馴染三人。この三人が体験する悲劇が物語の山場です。
最後まであらすじを知っていると、三人がわきあいあいと仲良くしているシーンで切なくなったり、政次の置かれている状況に悲しくなってきます。普通のシーンでも、ネタバレで最後までのあらすじを知っていると何倍も奥深く楽しむことができます。
最後に、私が一番ドキッとした政次(高橋一生)のセリフを紹介します。政次と直親が迎える最後を予感させるセリフでした。ネタバレしていると緊張感が倍増します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。