大河ドラマ「おんな城主 直虎」の舞台について紹介していきます。主な舞台となるのは静岡県浜松市。井伊直虎のゆかりの地は数々残される地です。そんなゆかりの地を紹介しながら、「おんな城主 直虎」の舞台についてもっと詳しく紹介していきます。

 

遠江国・井伊谷を主な舞台にして、桶狭間や今川家のある駿府など各地も出てきます。井伊谷から各地を歩いたらどれくらいの時間がかかるのかも調べてみました。案外遠い・・・。

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おんな城主 直虎の舞台は?

 

柴咲コウさん主演の大河ドラマ「おんな城主 直虎」。織田信長や徳川家康や豊臣秀吉のような有名人物が主人公ではありません。主人公となるのは、遠江に拠点を置く井伊家の当主。井伊直虎。

 

大河ドラマで初めて井伊直虎を知ったという人も少なくないと思います。歴史の教科書には出てこない超マイナーな主人公。その史料は少なく、性別もはっきりしません。大河ドラマ「おんな城主 直虎」では、女性として描かれていますが、男説も浮上しています。

 

そんな井伊直虎が治めていたのは、遠江国・井伊谷。大河ドラマ「おんな城主 直虎」の舞台です。遠江国と言われてもあまりピンときませんよね。というワケで、今回は「おんな城主 直虎」の舞台である遠江国・井伊谷について詳しく紹介していこうと思います。

 

「舞台を巡りたい」と考えている人におすすめの、直虎ゆかりスポットも紹介していきます。

 

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静岡県浜松のどこ?

大河ドラマ「おんな城主 直虎」の舞台は、遠江国・井伊谷。これは現代でいうところの静岡県浜松市にあたります。大河ドラマ「おんな城主 直虎」の舞台ということで現在静岡県浜松は大変な賑わいをみせています。

 

物語の中に出てくる場所の舞台をもっと詳しく紹介していこうと思います。大河ドラマ「おんな城主 直虎」の舞台は静岡県浜松市だけではありません。今川家の駿府や、桶狭間の戦いの場所など色々な場所も登場します。それぞれの舞台を詳しく紹介していきます。「え!こんな遠いの?」と、物語上の距離感を感じることができると思います。

井伊谷は静岡県浜松のどこ?

 

まずは、井伊直虎の本拠地、遠江国・井伊谷の場所を紹介。遠江国は静岡県浜松市の北西部。そして井伊谷は、現在でも静岡県の地名として残っています。浜松駅からバスで1時間ほどかかります。繁華街ではなく、ゆったりとした時間の流れる場所のようです。

 

また近くには直虎ゆかりの場所が多く点在しています。「おんな城主 直虎」の舞台巡りにはもってこいの場所です。

 

■龍潭寺
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井伊家の菩提寺である龍潭寺。歴代の当主のお墓が鎮座している場所でもあります。大河ドラマ「おんな城主 直虎」の中でも何度も登場する重要な場所。出家した直虎が、南渓和尚のもとで修業するお寺。ちなみに龍潭寺には井伊直虎のお墓もあり、その隣には元許嫁の直親のお墓があります。

■住所
静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1989

■アクセス
JR浜松駅からバス45分「神宮寺」
下車徒歩8分

 

■共保公出生の井戸
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井伊家の初代当主・井伊共保が誕生したといわれる伝説の井戸です。「おんな城主 直虎」の物語の中でも頻出も場所。直虎と直親、政次の思い出の地です物語の印象的なシーンは、だいたいこの井戸が出てきます。龍潭寺のすぐそばにあるので、龍潭寺に行く機会があればぜひ寄ってみてください。

■住所
浜松市北区引佐町井伊谷1989(龍潭寺門前)

■アクセス
JR浜松駅からバス45分「神宮寺」
下車徒歩8分

 

■井伊谷城
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井伊家の軍事拠点・井伊谷城。直虎たちが実際に生活していたのは、井伊谷城のある山の中腹や麓だといわれています。井伊谷城が活躍するのは、敵が侵攻してきたときなど有事の際だといわれています。ここも龍潭寺から徒歩圏内

■住所
浜松市北区引佐町井伊谷字城山(城山公園)

■アクセス
JR浜松駅からバス45分「神宮寺」
下車徒歩15分

 

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今川の駿府のどこ?

 

次に紹介する「おんな城主 直虎」の舞台は、今川家の本拠地・駿府。3話で直虎が人質に取られそうになった場所です。今川家の目付け役である小野家はことあるごとに井伊谷から駿府まで訪ねて行ってますよね。一体どれくらいの距離があるのでしょうか。

 

駿府は駿河国(するがのくに)の国府がおかれた場所。分かりやすくいうと、県庁所在地ですね。駿府は静岡市葵区の中心とほぼ同じくらいの広さだったといわれています。井伊谷と同じ静岡県。案外近いですね。参考までにGoogleMapで井伊谷から駿府まで徒歩でいった場合の時間を調べてみました。

 

井伊谷から駿府まで歩いた場合
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■所要時間
18時間3分

■距離
85.1km

 

同じ静岡県とはいってもかなり距離が離れてますね。井伊谷から西へ約85km。車なら1時間30分くらいの距離ですが、戦国時代当時にはそんなものはなく、もちろん徒歩。もしくは馬?かなりの距離です。今ほど街道も整備されてないはずなので、もしかしたら2~3日はかかるかもしれませんね。

桶狭間の戦いはどこ?

 

大河ドラマ「おんな城主 直虎」序盤の山場・桶狭間の戦い(1560年)。直虎の父・直盛をはじめ、政次の弟・玄蕃など多くが戦死した戦いです。当主を失ったことで、井伊谷の運命は大きく変化することになります。

 

この戦いで織田信長が今川義元を討ち取ります。桶狭間の戦いは「歴史の分岐点」とも呼ばれるほどの大事件。そんな桶狭間の戦いの舞台は現代のどこにあたるのか調べてみました。直盛たちは井伊谷からどれくらいの距離を歩いたのでしょうか。

 

桶狭間は愛知県名古屋市緑区と愛知県豊明市にまたがる地域。静岡県と愛知県。隣同士ですが、徒歩となると・・・。

 

井伊谷から桶狭間まで歩いた場合
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■所要時間
17時間2分

■距離
80.3km

 

井伊谷から駿府までとほぼ同じくらいの距離ですね。井伊谷から西へ約80km。徒歩で行くとなると、やはり2~3日はかかりそう。ちなみに車で行くと1時間くらいで行けます。文明の利器のすごさを改めて実感します。

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まとめ

大河ドラマ「おんな城主 直虎」の舞台について紹介してきました。内容を3行でまとめます。

 

【3行まとめ】

  • 「おんな城主 直虎」主な舞台は静岡県浜松
  • 「おんな城主 直虎」の舞台は東西100km圏内
  • 文明の利器はすごい

 

最後に私の感想を書いて終わります。大河ドラマ「おんな城主 直虎」の舞台は主に静岡県浜松市。こんなことを言うと失礼ですが、戦国時代も現代もあまりスポットの当たらない地域。国政に関わらないような地域です。

 

そんな場所が舞台の「おんな城主 直虎」。放送前は「地味・・・」と思っていました。でもいざ放送が始まるとその思いは一気に覆りました。1話の時点で。いきなり亀之丞の父親・直盛が殺される展開には驚かされました。しかも子供にその生首と対面させるシーンまであります。※直接描写はしませんが、かなり怖いシーン

 

「おんな城主 直虎」は全然地味ではありませんでした。舞台は正直地味かもしれません。でも井伊直虎が生きたのは、時代が大きく変わろうとしている時代。「桶狭間の戦い」「織田信長の台頭」という歴史の転換点を生きています。井伊直虎もこの時代の変化に容赦なく巻き込まれていきます。

 

そんな井伊直虎が生きたのは、静岡県浜松市。遠江国・井伊谷が主な舞台です。

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