朝ドラ「ひよっこ」の結末について紹介していこうと思います。過去の朝ドラと多くの共通点を持つ「ひよっこ」。その結末は二つに絞ることができます。一部ネタバレ注意な部分があります。ご注意ください。
【ネタバレ注意!】ひよっこの最終的な結末は?
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朝ドラ「ひよっこ」のあらすじについてまとめてみました。「なぜみね子は東京に行くことになるのか」「東京でみね子はどんな仕事に就くのか」などなど。ここまでは多くの人がご存知だと思います。
気になるのは、その先。朝ドラ「ひよっこ」が最終的にどんな結末を迎えるのか。今回はそこについて書いていこうと思います。ネタバレ注意な内容になっているので、ネタバレが嫌な方は飛ばしちゃってください。
最終的に朝ドラ「ひよっこ」は二つの結末に向かうことになります。
朝ドラ「ひよっこ」のあらすじ
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朝ドラ「ひよっこ」は、茨城県の北西部・奥茨城村で暮らす谷田部みね子(有村架純)が主人公。田舎で生活していた少女が、父親の失踪をきっかけに東京に集団就職するという物語です。
そんな朝ドラ「ひよっこ」のあらすじを紹介していきます。あらすじを読めば読むほど、典型的な朝ドラのパターンだと分かります。最終的な展開まで読めてしまいます。でもそこが面白さの秘訣でもあります。安定して面白いあらすじだと思います。
朝ドラ「ひよっこ」キャスト一覧
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■谷田部家(キャスト)
- 谷田部みね子(有村架純)
朝ドラ「ひよっこ」のヒロイン。将来は地元の畑を継ぎたいと思っている。- 谷田部実(沢村一樹)
みね子の父。出稼ぎに行った東京で行方不明になる。- 谷田部美代子(木村佳乃)
みね子の母。- 谷田部茂(古谷一行)
みね子の祖父- 小岩井宗男(峯田和伸)
みね子の叔父。- 谷田部ちよ子(宮原和)
みね子の妹- 谷田部進(高橋來)
みね子の弟。■助川家(キャスト)
- 助川時子(佐久間由衣)
みね子の幼馴染。- 助川君子(羽田美智子)
時子の母。- 助川正二(遠山俊也)
時子の父。- 助川豊作(渋谷謙人)
時子の兄。■角谷家(キャスト)
- 角谷三男(泉澤祐希)
みね子の幼馴染。- 角谷きよ(柴田理恵)
三男の母。- 角谷征雄(朝倉伸二)
三男の父。- 角谷太郎(尾上寛之)
三男の兄。■奥茨城の人々(キャスト)
- 田神学(津田寛治)
みね子の担任の先生。- 益子次郎(松尾諭)
みね子たちが通学に使うバスの車掌。■赤坂すずふり亭(キャスト)
- 牧野鈴子(宮本信子)
洋食屋「すずふり亭」の主人。- 牧野省吾(佐々木蔵之介)
「すずふり亭」の料理長。- 井川元治(やついいちろう)
「すずふり亭」のコック。- 朝倉髙子(佐藤仁美)
「すずふり亭」のホール係。- 前田秀俊(磯村勇斗)
「すずふり亭」の見習いコック。■向島電機(キャスト)
- 永井愛子(和久井映見)
みね子が住む「乙女寮」の舎監。- 秋葉幸子(小島藤子)
みね子の先輩。- 夏井優子(八木優希)
みね子の先輩。- 青天目澄子(松本穂香)
みね子の同僚。- 兼平豊子(藤野涼子)
みね子の同僚。- 森和夫(陰山泰)
乙女寮の料理人。- 松下明(奥田洋平)
工場の主任。■東京の人々(キャスト)
- 綿引正義(竜星涼)
警察官。- 高島雄大(井之脇海)
勤労青年。
あらすじ①奥茨城で暮らす女子高生みね子
朝ドラ「ひよっこ」の物語は茨城県の山間の村・奥茨城村ではじまります。1964年。世間は東京オリンピックの開催で盛り上がっている年です。しかし奥茨城で暮らす谷田部みね子(有村架純)には、実感が湧きません。距離的には東京とさほど離れていないものの、奥茨城は交通の便が悪く遠い世界のことのように感じていたのです。
みね子は、高校を卒業したら実家の農家を手伝うつもりでした。奥茨城での静かで穏やかな暮らしは、みね子の性分にあっていたようです。奥茨城で家族と一緒に畑仕事をして過ごす。そんな生活がみね子は大好きでした。
そんなみね子の生活はある事件から一変します。その事件とは父親・実(沢村一樹)の失踪でした。
あらすじ②父親の失踪~東京へ進路変更
みね子(有村架純)の父親・谷田部実(沢村一樹)は、東京に出稼ぎに行っていました。農業が大好きで、故郷である奥茨城で農作業をして一家を支えていました。しかし、不作の年に作った借金を返すために仕方なく東京に出稼ぎに出ていました。
1年のほとんどは、東京の工場で働いていました。故郷に帰ってこれるのはお正月くらい。父の帰りを待っていたみね子たちですが、実はいっこうに帰ってこない。父親・実は東京で行方不明。失踪してしまったのです。
父親・実を心配する谷田部一家。特に母親・美代子(木村佳乃)のショックは大きいものでした。普段は明るくおしゃべりな性格。農作業をしつつ、洋裁の内職もこなしています。
父親不在の谷田部家を支えているのは間違いなく美代子でした。実が帰ってこないことにショックを受けつつも、無事を信じ待ち続けています。そんな美代子の様子を見たからか、みね子はある決心をします。
学校を卒業してからは、実家の農作業を手伝うと決めていたみね子。父親の失踪を機に東京で就職することを決断します。父親が失踪した東京に行けば、父親に会える気がしていました。
あらすじ③二人の幼馴染とともに東京へ
みね子の二人の幼馴染と一緒に集団就職で東京に行くことにします。二人の幼馴染とは、助川時子(佐久間由衣)と角谷三男(泉澤祐希)。一緒の学校に通った友達でした。
時子はいつか東京で女優になることを夢見ています。一方の三男は、みね子と同じく奥茨城が好きでしたが、農家の三男のため実家を継ぐことができない。それで東京に行くことになりました。みね子と時子は同じトランジスタラジオの工場に勤務。三男は日本橋にある米屋に就職することになりました。
初めて来た東京は、みね子の想像以上に大都会でした。戸惑うみね子でしたが、幼馴染とともに支え合いながら頑張っていこうと決めていました。そんなみね子をいきなり災難が見舞います。
あらすじ④工場が倒産・・・
みね子たち含めて集団就職で地方から上京してきた若者は相当数いました。彼らは「金の卵」と言われながら工場での勤務がスタートします。初めての東京で新しい暮らし。会社の寮ではみね子と同じように地方から出てきた仲間たちがいました。
長時間労働に低賃金。工場での慣れない仕事は大変だけど、寮の仲間や優しい寮監さんに支えられながら徐々に慣れていきました。そんなみね子にある災難が訪れます。
不景気のため、工場は閉鎖してしまいます。みね子はいきなり職を失うことになります。会社の寮に住んでいたので、住む場所さえもなくなってしまいます。途方に暮れるみね子。そんなみね子をある”縁”が助けてくれます。
あらすじ⑤父親の縁で食堂で働くことに
みね子は、失踪した父親・実(沢村一樹)の言葉を思い出していました。父親が言っていたのは、東京のおいしい店・洋食屋「すずふり亭」。偶然が重なりみね子は、赤坂にある「すずふり亭」で雇ってもらえることになります。
「すずふり亭」の人たちは、みんな個性的な人物ばかり。母親のように接してくれる「すずふり亭」の店主・牧野鈴子(宮本信子)。鈴子の息子で「すずふり亭」の料理長・省吾(佐々木蔵之介)。コックの井川元治(やついいちろう)。コック見習いの前田秀俊(磯村勇斗)。ホール係の朝倉高子(佐藤仁美)。などなど。
みね子にとって、「すずふり亭」は第二の故郷になりました。みね子は東京で様々な人たちと出会いや別れを経験し、成長していきます。「ひよっこ」だったみね子は、徐々に大人になっていく。そんな一人の少女の成長物語を描いた物語。
ここまでが、現在発表されている朝ドラ「ひよっこ」のあらすじです。ここから最終的にみね子がどうなるのかのあらすじを紹介していきます。ある意味でネタバレのあらすじになるので、ネタバレが嫌な方は飛ばしちゃってください。
朝ドラ「ひよっこ」最終的にはどうなる?
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朝ドラ「ひよっこ」の大まかなあらすじを紹介してきました。気になるのは、その結末。「最終的にみね子がどうなるのか」ですよね。ここからは私の朝ドラ視聴経験から予想する最終的な結末になります。
朝ドラ「ひよっこ」の最終的な結末は、大きく二つ予想することができます。
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- 父親を発見。しかしみね子は東京で暮らしていく。
- 父親を発見。みね子と父親は奥茨城に帰っていく。
それぞれの最終的な結末について説明していきます。いずれにしても、父親は見つかると思います。あくまで私の予想です。違ってたら笑ってください。
結末①「最終的に東京に残る」
みね子が東京に来た最大の目的は、父親を見つけることです。その目的は朝ドラ「ひよっこ」の中で大きな目的に違いありません。当初のみね子の目的は「失踪した父親を探す」。見つけることができたら東京に残る必要はありません。
物語の中盤か終盤で父親・実は見つかります。(繰り返しますが、私の予想のあらすじです)そこでみね子の東京に残る必要性はなくなってしまいます。奥茨城に帰って、当初の進路通り実家の農業を手伝えばいい。
しかし東京で暮らしてきたみね子には、別の目的が芽生えています。自分の人生の目標です。その目標が何なのかは分かりません。でもその目標は東京での生活の中で芽生えたもの。東京で達成することができる目標。
「ひよっこ」だったみね子は成長し、新しい目標を獲得。最終的に、奥茨城には帰らずに東京で生活していくことを決心します。
朝ドラ「まんてん」と共通点ありすぎな結末
これが一つ目の結末までのあらすじ。未来が開けたような爽やかな最終回が想像できます。ちなみに、過去の朝ドラでもこのような結末を迎えたものはいくつもあります。典型的なのは、2002年の朝ドラ「まんてん」。朝ドラ「ひよっこ」と多くの共通点を持つ朝ドラです。
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- ヒロインが田舎出身
- 行方不明の父親
- 自分の思い描く進路とは別の進路に進む
朝ドラ「まんてん」のヒロインは、屋久島出身の少女。最初は鹿児島でバスガイドになることを夢見ています。しかしなんだかんだあって、大阪で気象予報士になります。最終的には宇宙飛行士になって、宇宙から天気予報を行います。
当初の目標であった「バスガイド」は跡形もありません。これは朝ドラの一つの典型パターンです。「人生は思い通りにはいかない」というメッセージ性を感じます。ちなみに「まんてん」では、行方不明だった父親と再会することができます。
結末②「最終的に奥茨城に帰る」
二つ目の結末は、「最終的に奥茨城に帰る」というパターン。上でも書いたようにみね子が東京に来た目的は「失踪した父親を探すため」。父親を見つけることができたらみね子の目的は達成されます。みね子が東京に残る必要はなくなります。
ここで奥茨城に帰って農家の娘に戻って終わり。では物語的に全然面白くありません。ただ帰るにしても、何か別の目的をもって奥茨城に帰るはず。例えば、「すずふり亭」での経験を生かして奥茨城で食堂を始めるとか。実家の野菜を使って商売することで、実家も助かる。みたいな。きれいな終わり方ですよね。
朝ドラ「まれ」とも共通点ありすぎ
朝ドラ「ひよっこ」のみね子が、最終的に奥茨城に帰るパターンは、2015年の朝ドラ「まれ」と同じパターンです。実は朝ドラ「まれ」とも共通点が多くあります。
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- ヒロインは田舎から都会に出ていく
- 父親の失踪
- 自分の思い描く進路とは別の進路に進む
朝ドラ「まれ」を簡単に要約すると、堅実に生きると決めた少女が、自分の夢を持って生きるようになるまでの物語です。ちなみに「ひよっこ」と同じく父親が失踪します。また「自分の思い描く進路とは別の進路に進む」という部分も共通しています。これに関しては朝ドラ全般的に共通している部分かもしれませんね。
朝ドラ「まれ」は最終的には、幼少期を過ごした能登でお店を開くところで終わります。フランスにパティシエの修行に行く話を断って、能登に戻ってきます。
朝ドラ「ひよっこ」も「まれ」と同じような結末を迎える可能性は十分あります。
まとめ
朝ドラ「ひよっこ」の最終的なあらすじについて紹介してきました。内容を3行でまとめてみます。
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- 朝ドラ「ひよっこ」のあらすじは過去の朝ドラに共通する部分が多い
- 朝ドラ「ひよっこ」の結末は2パターン考えられる
- 朝ドラ「ひよっこ」がどんな結末を迎えるのかは、本編を見るしかない
最後に私の感想を少し書こうと思います。朝ドラ「ひよっこ」のあらすじを一言にすると「田舎の少女が都会で頑張る話」。これ実はほとんどの朝ドラに共通する部分です。朝ドラは歴史が長く、視聴者層も幅広い。そのため同じようなあらすじの構造を持っているようです。
だからあらすじを見ると最終的にどうなるのかを簡単に予想できます。ここだけ聞くと、冒険しないつまらないドラマのように思えるかもしれません。でも私は、そこが朝ドラの良いところだと思っています。
王道のあらすじが展開されるから、面白さはある程度担保されています。だからこそ安心して見ることができます。だからこそ多くの視聴者に長い間支持されているのでしょう。
朝ドラ「ひよっこ」のあらすじは、典型的な朝ドラのあらすじ。目立った設定はありませんが、面白さが確約されているようなものです。あと気になるのは、最終的にどちらの結末に向かうのかだけ。
こればっかりは、本放送を待つしかないですね。