ドラマ「あなたのことはそれほど(あなそれ)」の有島と麗華の関係に注目が集まっています。ネットで一番多いのは「有島と麗華はなぜ結婚した?」という疑問。

 

「イケメンでモテる有島」「地味な麗華」。二人は一見不釣り合いに思えます。しかし、結婚して子供もいる。「なぜ?」と思う気持ちも納得できます。

 

この「なぜ?」という疑問を解消するために、原作漫画を徹底的に調べてみました。すると「なぜ?」という疑問に対するあるセリフを発見することができました。

 

そのセリフから、「麗華の本心」と「有島が不倫をする理由」が見えてきました。やっぱり「あなたのことはそれほど(あなそれ)」は怖い・・・。

 

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あなそれ 有島と麗華の結婚に「なぜ?」の声多数

 

“ザワキュン”で話題の「あなたのことはそれほど(あなそれ)」。美都(波瑠)、涼太(東出昌大)、有島(鈴木伸之)、麗華(仲里依紗)の4人の恋愛模様が描かれています。

 

主人公は美都。二番目に好きな人「涼太」と結婚します。結婚後、一番好きな人「有島」と再会したことで不倫関係に陥ってしまいます。有島も麗華と結婚しているので、いわゆるW不倫というやつですね。

 

そんな4人の恋愛の中で、特に気になる人物がいます。有島と結婚している麗華(仲里依紗)。しっかりしているけど、地味な女。という設定の麗華。モテてイケメンの有島とは、お似合いとはいえません。

 

ネットでは、有島と麗華が「なぜ結婚したのか」について疑問に思っている方も多いようです。まずは、ネットの「なぜ?」という声をピックアップしてみました。原作漫画を読んでいる方の声も多く、参考になります。

 

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原作漫画読んでいる人からも「なぜ?」の声

 

「あなたのことはそれほど(あなそれ)」の原作漫画を読んでいる人でさえ、「なぜ有島と麗華は結婚した?」と疑問に思っているようですね。私も原作の漫画1巻まで読んでいるのですが「なぜ結婚した?」という気持ちは同じです。

 

漫画では麗華と有島の「出会い」や、「付き合うまでの過程」が丁寧に描かれています。麗華視点と有島視点で、本当に丁寧に表現されています。ですが、「なぜ?」という疑問は消えません。

 

改めて原作漫画を読み返してみて、有島と麗華がなぜ結婚したかについて調べてみました。有島と麗華の具体的なセリフを抜き出していくと、二人の心情の変化がよりわかってきました。

 

新しい発見もあったので、紹介していきますね。

 

私たちがつきあい 結婚まで至った事は

あの頃の同級生たち誰もが驚いた

引用:「あなたのことはそれほど(あなそれ)」(漫画第1巻より)

 

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有島と麗華がなぜ結婚?過去に何が?【漫画から調査】

 

ドラマ「あなたのことはそれほど(あなそれ)」は、いくえみ綾さんの漫画が原作にされています。その原作漫画から、具体的なセリフをピックアップしていきます。

 

有島と麗華はなぜ結婚したのか」「有島の過去は?」「麗華の過去は?」などの疑問を一気に解消していこうと思います。

有島と麗華の出会い【漫画から】

まずは、有島と麗華の出会いについて紹介していきます。有島と麗華の出会いは、高校生の時。有島は美都と中学で同級生でしたが、転校してしまいます。転校して中学を卒業。そのまま高校に入学します。

 

そこで有島と麗華は出会います。イケメンでモテる有島とは対照的に、麗華は地味で真面目な性格。麗華という名前を同級生にイジられたりしています。

 

ねぇ 戸川サンの下の名前知ってる?

しらね

ウルワシイにハナと書いて「麗華」

・・・マジで?き、きのどく(笑)

引用:「あなたのことはそれほど(あなそれ)」(漫画第1巻より)

 

麗華が地味な生活を送る一方で、有島は派手な友達と一緒に高校生活を過ごしています。二人は同じクラスで認識はしているものの、話す機会はあまりありません。話すことといえば、掃除当番などの業務的な会話くらい。

 

その時の麗華の心情を表したセリフ(モノローグ)を抜き出してみます。この時点では、有島に好意は抱いていないようです

 

彼らは自分とは違う生き物

然したる興味も持てなかった

引用:「あなたのことはそれほど(あなそれ)」(漫画第1巻より)

 

麗華が有島を意識するようになるのは、あることがきっかけです。

有島と麗華が話すようになったきっかけ【漫画から】

麗華は、焼肉屋でバイトしています。実はその焼き肉屋は有島の行きつけの店。そこで二人は偶然会います。学校以外の接点ができた二人は、学校でも少し話すようになります。

 

それまで有島は、麗華のことを「委員チョ」と呼んでいます。ですが、初めて麗華を名前で呼ぶことになります。そのことが麗華にとって大きな転機となります。「興味が湧いた」と表現していますね。

 

父がつけたコンプレックス以外になり得ない疎ましい名前

昔からさんざんからかわれてきた名前

なぜこんなこの時に限ってこんな激烈な反応が起きたのか

私はとても興味が湧いた

引用:「あなたのことはそれほど(あなそれ)」(漫画第1巻より)

 

普通だと、興味の対象は名前を呼んでくれた男(有島)に向かいそうなもの。ですが、麗華の興味の対象は別方向に向けられていました。このあたりは、「あなたのことはそれほど(あなそれ)」がザワキュンと言われる所以かもしれませんね。

 

興味が湧いたのは

彼に?自分に?

多分 自分の心に

引用:「あなたのことはそれほど(あなそれ)」(漫画第1巻より)

 

麗華の興味の対象は有島ではなく、自分に向けられたものだったようです。そしてその興味は、麗華にある行動に掻き立てます。ここが一番「なぜ?」と言われている部分。私も最初は「なぜ」か分かりませんでした。

 

ですが、詳しく読んでいくと「あるセリフ」によって「なぜ」という疑問は少し晴れたような気がします。まずは麗華の行動を紹介しますね。

麗華がとった行動とは?【漫画から】

学校で話すようになった麗華と有島。ですが、麗華は有島に対して好意を抱く様子はありません。そんな中、有島が麗華の働く焼き肉屋に訪れます。そこで麗華は驚きの行動に出ます。

 

会計を済ませて帰っていく有島。そのあとを追い、麗華は有島にキスをします。結構ガッツリと、ひくくらいのキス。そして麗華は「気持ちいーね」と一言。好意の有無と行動が合致していませんよね。

 

私は至って正常だった

心のままに動いた結果だ

引用:「あなたのことはそれほど(あなそれ)」(漫画第1巻より)

 

ここが「なぜ?」と思う一番のシーンでした。このシーンの「なぜ?」という疑問に対する一つのセリフ(モノローグ)がありました。

 

肉 食べたい

引用:「あなたのことはそれほど(あなそれ)」(漫画第1巻より)

 

有島にキスする前の麗華の心の声です。かなり大きなスペースをとってこのモノローグが表現されています。この「肉」はおそらく「性欲」のことだと思います。

 

麗華は「有島が好きなワケではなく、ただ自身の性欲のままに動いた」のではないでしょうか。そして「自分のため」という麗華の気持ちは、結婚しても変わらないのかもしれません。

 

自分の名前と自分の性格にギャップを感じていた麗華。両親が離婚した過去からも、「自分の存在価値の希薄さ」を自覚していたのかもしれません。有島と結婚して、子供を産むことで自分の存在価値を確かめたかったのかもしれません。(深読みしすぎ?)

 

麗華の結婚後のモノローグを紹介します。

 

私は今 充実している

(中略)

自分以外の誰かのために自分が役立つことを実感しながら

毎日の食事や献立などあれやこれやを考える

引用:「あなたのことはそれほど(あなそれ)」(漫画第1巻より)

麗華と有島のその後【漫画から】

有島に強引にキスした麗華。有島は高校卒業間近に、麗華に携帯の番号を聞きに来ます。

 

あ~・・・ちょっと・・・アレだ

携帯 教えろや

麗華チャン!

引用:「あなたのことはそれほど(あなそれ)」(漫画第1巻より)

 

こうして二人は連絡をとりあうようになります。詳しい描写はありませんが、有島の大学時代に男女関係になっている描写はあります。交際していたのでしょうね。

 

そしてそのまま、結婚。子供が生まれます。有島がなぜ麗華と結婚したのかについては、詳しくは描かれていません。ですが想像するに、麗華のペースに惹かれていく有島がいたのかもしれません。

有島が浮気する理由【漫画から】

麗華に惹かれて結婚しながらも、有島は美都と浮気します。なんだか支離滅裂ですよね。なぜ有島は浮気をするのか。その疑問に対するセリフを一つだけ見つけることができました。

 

なぜ俺はここにいる

なぜ

引用:「あなたのことはそれほど(あなそれ)」(漫画第1巻より)

 

結婚前、大学時代の有島の心の声です。麗華と付き合いながらも、どこか自分に疑問を感じる日々。麗華と男女関係になりながらも、他の女性と飲みに行ったりしています。

 

美都と浮気したことを考えると、有島の「なぜ」という疑問は結婚後も続いていたようですね。

 

ここからは私の想像です。有島は過去から現在に至るまでモテています。容姿が整っていることは、自分でも自覚していると思います。そんな自分が、地味な容姿の麗華と結婚している。

 

それなりの幸せを感じながらも、どこかで「なぜ?」と思い続けているのではないでしょうか。そしてその「なぜ?」は美都も共通して感じていること。二番目の男と結婚してしまった美都。有島同様に「なぜ?」と感じていますよね。

 

ある意味で似たもの同志の二人だったから、惹かれ合い、不倫関係になったのかもしれません。

 

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【おまけ】なぜ仲里依紗が麗華役に?

ドラマ「あなたのことはそれほど(あなそれ)」で「有島と麗華はなぜ結婚したのか」という疑問について紹介してきました。内容を3行でまとめてみますね。

 

3行まとめ
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  • イケメン有島と地味な麗華は”なぜ”結婚した?
  • 麗華と有島の過去に結婚の理由があった
  • 有島が浮気するのは、「なぜ」という疑問から?

 

最後に、ドラマ「あなたのことはそれほど(あなそれ)」で麗華を演じる仲里依紗さんについて紹介しようと思います。上でもさんざん書いたように、麗華は「地味な女」という設定。地味な女でないと、物語のつじつまが合わなくなってきます。

 

それくらい大事な役どころですが、演じるのは派手な役が多い仲里依紗さん。原作漫画を読んでいる人は「なぜ?」と思った方も多いと思います。

 

実は仲里依紗さん自身も「なぜ?」と思ったそうです

 

まず「なぜこの役を私に?」という疑問がうまれました(笑)。演じる麗華は私自身と180度違う生活をしてきただろう人なので、そこがまずびっくりしました。

引用:http://www.tbs.co.jp/anasore/interview/

 

私ドラマの放送を見る前までは、「なぜ?」と思っていました。仲里依紗さんが嫌いなワケではなく、役とのギャップを感じたから。でも、実際にドラマ「あなたのことはそれほど(あなそれ)」の放送を見ると、結構しっくりきていて納得しました。

 

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