「ハロー張りネズミ」の主題歌「ユメマカセ」の歌詞の内容について紹介。
ゆるいダンスとゆるいリズムで話題になっている「ユメマカセ」。実は注目すべきはその歌詞でした。そのメロディとあまりにギャップのある歌詞。
私は歌詞を読んでちょっと暗い気持ちになりました。メロディと一緒に聴くと全然印象が変わるのが不思議なところ。
そんな「ユメマカセ」の歌詞の中から、特に印象深い部分を5つピックアップしてみました。作詞を担当した野田洋次郎さんのコメントも興味深いものでした。
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ハロー張りネズミ主題歌「ユメマカセ」の歌詞が暗い・・・
うっかりエロスちゃんならぬ、うっかりうたた寝ちゃん?????? Photo by Eita2017 #ハロー張りネズミ #ハロネズ #瑛太 #深田恭子 #ゴロー写真館 #photobyeita2017 #新感覚探偵ドラマ pic.twitter.com/u5uknq9Vz6
— ハロー張りネズミ【公式】ハロネズ (@hello_hrnzm) 2017年7月29日
ドラマ「ハロー張りネズミ」の主題歌を担当するのは、SOIL&”PIMP”SESSIONS feat. Yojiro Noda。
RADWIMPSの野田洋次郎さんと、SOIL&”PIMP”SESSIONSのコラボですね。野田洋次郎さんが作詞。SOIL&”PIMP”SESSIONSが作曲を担当しています。
ドラマ「ハロー張りネズミ」のエンディングで印象的に流れますよね。探偵事務所の屋上でゆるく踊る登場人物が頭に残ります。
そんな主題歌「ユメマカセ」の歌詞の内容について詳しく紹介していこうと思います。歌詞をまだ読んでいない方は、ちょっと驚くと思います。想像以上に暗い歌詞の内容でした・・・。
フラレガイガールの時も涙の表現に度肝を抜かれたけど、ユメマカセの涙の袋の歌詞も強烈、、
— ?yuki (@SnowDragonNo1) 2017年8月4日
ツイッター上でも、主題歌「ユメマカセ」の歌詞の内容に衝撃を受ける声が多くあるようですね。
今回は、そんな話題の歌詞の内容について紹介。特に強烈に印象に残った歌詞を5つピックアップしてみました。
歌詞の内容から、私は「あかつか探偵事務所」のある人物を連想してしまいました。もしかして作詞の際にモデルにされたとか?
歌詞①「君の歌は風まかせ」
君の歌は風まかせ その風は夢まかせ
その夢は僕まかせに しちゃうってどう? ねぇどうよ?
引用:「ユメマカセ」SOIL&”PIMP”SESSIONS feat. Yojiro Noda(「ハロー張りネズミ」主題歌)
一つ目に紹介する「ユメマカセ」歌詞は「君の歌は風まかせ」。歌いだしの部分の歌詞です。歌詞の中でも中毒性のある部分だと思います。
歌詞の中で何度も繰り返されるので、頭に残りますよね。私も「ハロー張りネズミ」のエンディングを見ると、小一時間くらいはこの「まかせ~♪」というフレーズが頭の中で流れています(笑)。
歌い出しの歌詞には、その曲を象徴するようなフレーズが入れられることが多くあります。「ユメマカセ」の歌いだしの歌詞も、曲全体の雰囲気を物語っているような感じがしますね。
どこか気だるそうで、ゆるい雰囲気はドラマ「ハロー張りネズミ」の雰囲気にも合っています。「ハロー張りネズミ」のために書き下ろされた主題歌だということが伝わってきますね。
歌詞②「忘れるために」
ゆらりゆられ ふらりふられ 自分がどこから来たのか
忘れるために 今日もたゆたう
引用:「ユメマカセ」SOIL&”PIMP”SESSIONS feat. Yojiro Noda(「ハロー張りネズミ」主題歌)
二つ目に紹介する歌詞は、「忘れるために」。
この歌詞を読んで思うのは、「過去に何かあったのかな」ということ。主題歌「ユメマカセ」の中では、過去の出来事を連想させるような歌詞がいくつも出てきます。
「自分がどこから来たのか」「忘れるため」「もう縁を切った」などなど。”過去を忘れたい”という意思が感じられます。そう考えると、「風まかせ」「夢まかせ」というフレーズも違う印象になります。
どこか自暴自棄になっている人物が浮き上がってくるようです。過去を忘れたいけど、忘れられない。主題歌「ユメマカセ」全体に漂う寂しげな雰囲気は、その”過去”が影響しているのかもしれませんね。
「ハロー張りネズミ」で過去に何かを持つ人物・・・。あかつか探偵事務所のアノ人物を連想してしまいます。
歌詞③「未練」
神様とはだいぶ前に もう縁を切ったはずだった
だけどまだおいらには未練があったようだ
なぜだろう
今もふと気付いたら空ばっか見上げちまってんだ
引用:「ユメマカセ」SOIL&”PIMP”SESSIONS feat. Yojiro Noda(「ハロー張りネズミ」主題歌)
三つ目の歌詞は「未練」。
ここの歌詞も「過去」に関連する部分ですね。この歌詞で印象的なのは「神様」という言葉を使っていること。神様と縁を切ったと言っています。
神様を信じられなくなるほどの出来事が過去に起こったのかもしれません。ここまでの歌詞を読んで、私は「ハロー張りネズミ」の登場人物の中で木暮久作(通称:グレ)を連想してしまいます。
ドラマ「ハロー張りネズミ」では森田剛さんが演じていますね。
グレさんには、実は「暗い過去」があります。原作の「ハロー張りネズミ」では、「1945年8月6日生まれ」という過去がありました。広島に原爆が投下された日です。
この事実だけでも、グレさんが大変な環境で育ったことが想像できると思います。
ドラマは現代の設定なので、原作とは違う「過去」が用意されているのかもしれません。「ハロー張りネズミ」の物語が進むにつれて過去が明かされていくのだと思います。
話を主題歌「ユメマカセ」の歌詞に戻します。ここまでの過去を持つ人は少ないかもしれませんが、過去の出来事を思い出して黄昏手しまうことは誰にでもあると思います。
そう考えると、この部分の歌詞は誰しも共感できるのかなと思いました。
歌詞④「生きてこれちまった」
おいらは運の悪いほうだと思ってたが
今日までのうのうと死なずに生きてこれちまった
すれちがった流れ弾にも当たらず
引用:「ユメマカセ」SOIL&”PIMP”SESSIONS feat. Yojiro Noda(「ハロー張りネズミ」主題歌)
四つ目の歌詞は「生きてこれちまった」。
この表現はちょっと強いですよね。主題歌のゆるい雰囲気には一見ミスマッチの歌詞のようにも感じます。
「生きてこれちまった」という歌詞は「死んでも良かった」とも言い換えることができます。上で”自暴自棄”という言葉を使いましたが、「自分の命ですらどうなってもいい」とまで思っているのかもしれません。
「すれちがった流れ弾」というの比喩表現だとは思いますが、どうしても「戦争」という言葉を連想してしまいます。
作詞した野田洋次郎さんは、グレさんをモデルに作詞したのでしょうか?歌詞に込めた意思がものすごく気になります。
歌詞⑤「一つくらい夢見させてくれ」
涙はとっくのとうにもう枯れちまって 干上がった
今じゃもう涙の袋には クマばかりが溜まってくんだ
なぁ 一つくらい夢見させてくれやしないか
引用:「ユメマカセ」SOIL&”PIMP”SESSIONS feat. Yojiro Noda(「ハロー張りネズミ」主題歌)
五つ目の歌詞は、「一つくらい夢見させてくれ」。
「ハロー張りネズミ」の主題歌「ユメマカセ」の歌詞を読んでいくと、なんだかどんどん暗い気持ちになっていきます(笑)。ここまでくると、歌詞の中で描かれている人物が心配になってきます。
ドラマ主題歌としてメロディと一緒に聴いた時は、そんなことは感じなかったのですが・・・。すごく不思議な感じです。
野田洋次郎さんの歌詞、SOIL&”PIMP”SESSIONSのメロディ、ドラマ「ハロー張りネズミ」の物語。この三つがすべて揃って初めて成立する曲なのかもしれません。
「ハロー張りネズミ」のために書き下ろされた楽曲だというのが、すごく伝わってきます。今まで何度かドラマの主題歌の歌詞を調べてきましたが、ここまで感慨深いものは初めてです。
歌詞単体だけでは成立しないようなものが、メロディに乗ることで成立して、ドラマのエンディングの映像と一緒になることで中毒的なものになる。まさに三位一体の主題歌な感じ。
私はドラマ「ハロー張りネズミ」の主題歌「ユメマカセ」の歌詞を調べてみてそう思いました。
作詞した野田洋次郎のコメント
ドラマ「ハロー張りネズミ」の歌詞について紹介してきました。上でも書いたように、この楽曲は野田洋次郎さん作詞。SOIL&”PIMP”SESSIONS作曲のコラボ楽曲です。
この異色コラボは、ドラマの監督・大根仁さんの要望によって実現したそうです。
この三人のコメントを発見したので、ぜひ読んでみてください。歌詞を知った後で読むと、コメントの内容もまた違った印象になると思います。
↓三人のコメントあり
ハロー張りネズミ エンディング曲の評判は?【本人コメあり】