米倉涼子さん主演のドラマ「ドクターX」。2012年にシリーズがスタート。10月からスタートするのは、シーズン5です。毎回高視聴率をたたき出している人気のドラマシリーズです。
視聴者の期待も大きい作品ですが、「ドクターX5」では不安要素が一つあります。それは「メイン脚本家の変更」。
シーズン1を含め、ドクターXのメイン脚本家は中園ミホさんが担当してきました。ですが、中園ミホさんは「ドクターX5」の脚本に関わっていません。
シリーズものには、脚本家の変更はつきもの。ですが、これまでの路線と変更になるのではないかと不安に思う方も多いようです。というワケで、今回は「ドクターX5」の脚本家について詳しく紹介していこうと思います。
「なぜ脚本家が変更になったのか?」
「変更後の脚本の評価は?」
それぞれ順番に紹介していこうと思います。ちなみに私は、変更後の脚本家の実績を見てすごく安心しました。
変更とはいっても、心配する必要がないのでは・・・?
ドクターX5 脚本家が変更!不安な声多数
#米倉涼子 主演 #私、失敗しないのでの 『 #ドクターX』、世界へ??200カ国配信を背負って待望の新シリーズ第5弾が10月ついに始まります????#ドクターX #米倉涼子 #内田有紀 #遠藤憲一 #鈴木浩介 #岸部一徳 #西田敏行 pic.twitter.com/syBGltAdXF
— Doctor-X (@DoctorX_tvasahi) 2017年7月19日
「ドクターX5」でのメイン脚本変更は、多くの視聴者を不安にさせているようです。ツイッターの口コミをいくつかピックアップしてみます。
前クールのある意味”悪夢の月9″を引き合いに出して、不安に思っている方が多くいるようですね。
今度のドクターX、脚本が中園ミホさんじゃないんだ!?なんで!?!?ふあん…
— せれな (@serenaed_ed) 2017年10月7日
あれ。ドクターXまたやるの? 今期も楽しみができた! だけど、脚本変わるですと??(コードブルーのトラウマ)
— あい (@aip_n618) 2017年10月5日
「ドクターX・シーズン5」で生みの親である中園ミホが脚本を担当をしないことは残念。米倉と中園タッグでこの作品を生み出したのだから。どんな展開を迎えるのか?#ドクターX
— 黒澤光 (@conditionofthe) 2017年10月5日
ツイッターには、やはり「不安」「心配」の声が多数投稿されています。それだけドクターX5への期待が大きかったということだと思います。
メイン脚本家だった中園ミホさんは、ドクターXを生み出した方。その方が変更になれば、不安な気持ちになるのも納得できます。シリーズものドラマが、脚本家変更で大きく路線変更になった例もありますからね。
「脚本家変更」ということで、引き合いに出されていたのは前クールの「コードブルー」。山下智久さん主演のドラマも脚本家変更されて話題になっていました。
視聴率的には好成績ですが、今までの路線にはなかった恋愛要素などが入り、シリーズのファンからは一部不評の声もあったようです。
果たして「ドクターX5」は脚本家変更で、大きな路線変更が行われてしまうのでしょうか?
変更後の脚本家の実績情報をまとめてみました。
「ドクターX」メインの脚本家・中園ミホさんが変更になったのは、大河ドラマ「西郷どん」の脚本を担当することになったからと言われています。
1年間放送される大河ドラマ。脚本も膨大な作業になります。執筆時期が大きく被るため、「ドクターX5」のメイン脚本が変更になったという説が濃厚のようです。あくまで噂の域を出ませんが、状況的には信憑性はありますね。
ドクターX5 変更後の脚本家は三人
「変更で不安」という声もありますが、あくまで変更になったのはメイン脚本家の中園ミホさん。
「ドクターX5」の脚本を担当するのは、今までのドクターXシリーズに関わってきた人たち。大きく路線変更が行われるとは思えません。
「ドクターX5」の脚本を担当する脚本家は三人。林誠人さん、寺田敏雄さん、香坂隆史さん。彼らの実績を見れば、不安感も薄まると思います。私はむしろ期待値の方が高まりました。
それぞれの脚本家の、過去に携わった作品を一覧でまとめてみました。
僕が気になったのは、一人目の脚本家・林誠人さん。ドラマだけでなくアニメ、特撮作品などの脚本も担当しています。個人的に2003年から2004年にかけて放送されたアニメが好きな作品。
幅広い実績があるので、脚本家としての安定感があります。
脚本家①「林誠人」
プロフィール
林誠人(はやし・まこと)
■初期脚本作品
「特捜最前線」
(1986)
■主な脚本作品
「TRICKシリーズ」
「ケータイ刑事 銭形シリーズ」
「救命病棟24時」
「ドクターX5」の一人目紹介する脚本家は、林誠人さん。
ドクターX5では、メインの脚本家ですね。脚本家変更で不安になっている方も、林誠人さんの過去に担当した脚本作品を見れば、安心すると思います。それほどまでに実績がすごい。
まず、これまでのドクターXにも深く関わっている脚本家という時点で安心。ドクターx第2シーズン、第3シーズン、第4シーズン、そして、第5シーズンの脚本を担当。
第3シーズンでは、メインの脚本家として執筆されています。ドクターxのことを深く理解している脚本家さんだといえるでしょうね。
さらに、ドクターx以外の作品も数多く手掛けています。しかもシリーズものが多いんですよね。私が特に気になった脚本作品を挙げると、「TRICKシリーズ」「ケータイ刑事 銭形シリーズ」「世にも奇妙な物語」。
どれも何年も続く大人気シリーズ。特に「世にも奇妙な物語」では、第1期を支えた脚本家の一人です。林誠人さんの活躍が無ければ、今に至るまで「世にも奇妙な物語」が続くこともなかったかもしれません。
そんな林誠人さんの、過去の脚本作品を一覧にしてみました。ちょっと数が多いので、飛ばし読みしてもらっても大丈夫です。それでもヒット作が多いことが分かると思いますよ。
ドラマだけでなく、アニメ、映画の脚本も担当してますね。
過去の脚本作品一覧
- 「特捜最前線」
(1986) - 「夏の嵐」
(1989) - 「世にも奇妙な物語」
(1990-1994) - 「もう誰も愛さない」
(1991) - 「昔みたい」
(1991) - 「愛さずにいられない」
(1991) - 「約束の夏」
(1992) - 「ベストフレンド」
(1995) - 「愛と罪と」
(1995) - 「明日はだいじょうぶ」
(1996) - 「君と出逢ってから」
(1996) - 「Dearウーマン」
(1996) - 「理想の上司」
(1997) - 「流れ板七人」
(1997) - 「まかせてダーリン」
(1998) - 「京都迷宮案内」
(1999) - 「チープラブ」
(1999) - 「TRICKシリーズ」
(2000-2005) - 「別れる二人の事件簿」
(2000) - 「生きるための情熱としての殺人」
(2001) - 「オヤジ探偵」
(2001) - 「新・愛の嵐」
(2002) - 「おみやさん」
(2002-2005) - 「森村誠一サスペンスシリーズ」
(2004-2005) - 「乱歩R」
(2004) - 「松本清張特別企画・殺意」
(2004) - 「相棒」
(2005-2006) - 「恋する日曜日 ニュータイプ」
(2006) - 「銭華」
(2006) - 「裸の大将放浪記」
(2007) - 「キミ犯人じゃないよね~」
(2008) - 「リセット」
(2009) - 「名探偵コナン 工藤新一への挑戦状」
(2011) - 「救命病棟24時」
(2009-2010) - 「ストロベリーナイト」
(2012) - 「ケータイ刑事 銭形シリーズ」
(2002-2011) - 「ドクターX~外科医・大門未知子~」
(2013) - 「私の嫌いな探偵」
(2014) - 「水曜ミステリー9」
(2014、2015) - 「ドクター調査班~医療事故の闇を暴け~」
(2016) - 「遺産相続弁護士 柿崎真一」
(2016) - 「ドクターX~外科医・大門未知子~ season2」
(2013) - 「ドクターX~外科医・大門未知子~ season3」
(2014) - 「ドクターX~外科医・大門未知子~ season4」
(2016) - 「ドクターX~外科医・大門未知子~ season5」
(2017)
■映画
- 「Mr.レディー 夜明けのシンデレラ」
(1990) - 「ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状」
(2006) - 「ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀~決闘!ゴルゴダの森」
(2007) - 「東京少女」
(2008) - 「ケータイ刑事 THE MOVIE3 モーニング娘。救出大作戦!~パンドラの箱の秘密」
(2011) - 「ストロベリーナイト」
(2013) - 「無花果の森」
(2014) - 「東京PRウーマン」
(2015) - 「仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス」
(2015)
■アニメ
- 「探偵学園Q」
(2003-2004)
脚本家・林誠人さんの過去の脚本作品を一覧にしてみました。
1980年代から今に至るまで、第一線で活躍されていますね。ここまでヒットシリーズに関わっている脚本家も珍しいのではないかと思います。
驚きなのが脚本作品の幅の広さ。「ドクターX5」「救命病棟24時」のような医療ドラマから、「仮面ライダー」などの特撮作品、「探偵学園Q」のアニメ作品など、本当に幅が広い。
経験も豊富で、ドクターxへの理解も深い。ドクターX5の脚本家としてこれ以上適任の方はいないのではないでしょうか。・・・ちょっと言い過ぎた気もしますが、私はそう思っています。
脚本家②「寺田敏雄」
プロフィール
寺田敏雄(てらだ・としお)
■初期脚本作品
「ジェラシー」
(1993)
■主な脚本作品
「盲導犬クイールの一生」
「朝ドラ てっぱん」
「Wの悲劇」
「ドクターX5」の二人目紹介する脚本家は、寺田敏雄さん。
「ドクターX」シリーズも何作も担当しています。上で紹介した林誠人さんと同じく、第2シーズンから今回放送される第5シーズンまで脚本家として関わっています。
ドクターX以外にも、朝ドラ「てっぱん」のメイン脚本を担当するなど脚本家として超一流なのは間違いありません。
「瑠璃の島」「盲導犬クイールの一生」など、泣ける要素のドラマが多いのも特徴的。ドクターXも泣ける話がありますからね、そんな回で力を発揮する脚本家かもしれません。
過去の脚本作品一覧
- 「ジェラシー」
(1993) - 「憎しみに微笑んで」
(1993) - 「クニさんちの魔女たち」
(1994) - 「夢みる頃を過ぎても」
(1994) - 「君が見えない」
(1994) - 「たたかうお嫁さま」
(1995) - 「グッドラック」
(1996) - 「ガラスの靴 a Cinderella Story」
(1997) - 「なにさまっ!」
(1998) - 「チェンジ!」
(1998) - 「ラビリンス」
(1999) - 「つぐみへ…~小さな命を忘れない~」
(2000) - 「R-17」
(2001) - 「ラブ&ファイト」
(2001) - 「ナースマン」
(2002) - 「エスパー魔美」
(2002) - 「ダブルスコア」
(2002) - 「笑顔の法則」
(2003) - 「盲導犬クイールの一生」
(2003) - 「瑠璃の島」
(2005) - 「けものみち」
(2006) - 「ディロン~運命の犬」
(2006) - 「交渉人~THE NEGOTIATOR~」
(2008) - 「必殺仕事人2009」
(2009) - 「朝ドラ てっぱん」
(2010) - 「CONTROL~犯罪心理捜査~」
(2011) - 「犬を飼うということ~スカイと我が家の180日~」
(2011) - 「IS~男でも女でもない性~」
(2011) - 「Wの悲劇」
(2012) - 「東野圭吾ミステリーズ」
(2012) - 「雲の階段」
(2013) - 「真夜中のパン屋さん」
(2013) - 「ドクターX~外科医・大門未知子~ season2」
(2013) - 「ドクターX~外科医・大門未知子~ season3」
(2014) - 「ドクターX~外科医・大門未知子~ season4」
(2016) - 「ドクターX~外科医・大門未知子~ season5」
(2017)
■映画
- 「ご挨拶」
(1991) - 「グッバイ・ママ」
(1993) - 「天使の牙B.T.A.」
(2003) - 「交渉人 THE MOVIE タイムリミット高度10,000mの頭脳戦」
(2010) - 「ライアの祈り」
(2015)
脚本家・寺田敏雄さんの過去の脚本作品を一覧でまとめてみました。19903年代初頭から、今に至るまで第一線で活躍を続けていることが分かると思います。
ちなみに、寺田敏雄さんが脚本家としてブレイクしたのは、1993年の映画「グッバイ・ママ」。当時テレビ業界でディレクターをしていた寺田敏雄さんは、趣味で脚本を書いていたそうです。
その脚本が秋元康さんの目に留まり、映画「グッバイ・ママ」の脚本を担当することにつながったそうです。
脚本家③「香坂隆史」
プロフィール
香坂隆史(こうさか・たかふみ)
■初期脚本作品
「埋もれる」
(2014)
■主な脚本作品
「天使と悪魔」
「スクラップ・アンド・ビルド 」
「ドクターXシリーズ」
「ドクターX5」の三人目紹介する脚本家は、香坂隆史さん。
この方も、上の二人と同じくドクターXシリーズに脚本家として関わっています。「ドクターX5」の一つ前、シーズン4から脚本に参加しています。
上記二人と比べると、まだ脚本家としての実績は浅いです。ですが、その才能は高く評価されています。2006年から映画やドラマの脚本に関わり、2011年には城戸賞準入賞。2013年にはWOWOWシナリオ大賞で大賞を受賞されています。
ドラマ「埋もれる」は、桐谷健太さん主演で話題になりました。
その他の脚本作品は一覧でまとめています。
過去の脚本作品一覧
- 「埋もれる」
(2014) - 「翳りゆく夏」
(2015) - 「天使と悪魔 未解決事件匿名交渉課」
(2015) - 「テミスの求刑」
(2015) - 「影の地帯」
(2015) - 「無痛~診える眼~」
(2015) - 「火の粉」
(2016) - 「スクラップ・アンド・ビルド」
(2016) - 「真昼の悪魔」
(2017) - 「ドクターX~外科医・大門未知子~ season4」
(2013) - 「ドクターX~外科医・大門未知子~ season5」
(2017)
脚本家・香坂隆史さんの脚本作品を一覧でまとめてみました。まだ作品数は少ないですが、勢いがすごいですよね。超人気ドラマの「ドクターX5」の脚本家に選ばれたのも納得できます。
メインの脚本家は変更になっていますが、悲観する必要はなさそうです。これまでと同じように安定した面白さの「ドクターX ~外科医・大門未知子~」を見れる気がします。
■関連記事
→ドクターX 名言集【名セリフ25選】