朝ドラ「半分、青い。」の物語を一言で表現するなら、「ヒロインが扇風機を発明する物語」。
最初にこのあらすじを知った時は、正直なところ「面白いの?」と思ってしまいました。私と同じように疑問に思う方も多いようです。
この記事では、「なぜ扇風機なのか」「どんな扇風機」なのかを紹介していきます。また、ネットでの反応が面白かったのでいくつかピックアップして紹介していきますね。
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半分青い 扇風機を発明する物語
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大阪万博の翌年に生まれた女の子・楡野鈴愛。彼女が物語のヒロインである。発想力豊かな彼女は、家族や友人たちをいつも笑わせていた。
そんな彼女に悲劇が起こる。
左耳の失聴。鈴愛が小学三年生の時に、病気で左耳の聴力を失ってしまったのだ。それでも彼女は、人生に絶望しなかった。左耳からしか聞こえない雨音を面白がり、「半分、青い。」と口にする。
絶望的な状況でも、彼女は持前の発想力で切り抜けていく。
彼女は、やがて漫画家を目指して上京。やがて、故郷に帰ってきた時に一大発明を起こす。発想力豊かな少女・楡野鈴愛の半生を描くドラマである。
物語のテーマは「失敗って、楽しい」。
まずは、朝ドラ「半分青い」のあらすじをまとめてみました。物語を一言でまとめると、「扇風機を開発する物語」。
こうまとめると、なんだか良く分からないドラマですね笑。「扇風機の開発・・・?」と、ネットでは戸惑いや疑問の声も上がっています。
朝ドラ「半分、青い。」における扇風機は、物語上かなり重要な意味を持っています。
最終的にヒロインは、扇風機を自分で発明します。下記では、なぜ扇風機なのか。どんな扇風機なのかを紹介していきますね。
どんな扇風機?
朝ドラ「半分、青い。」で発明されることになる扇風機。一体どんな扇風機なのか。そして、なぜヒロインは扇風機を発明することになるのか。その点について説明します。
扇風機開発の目的は、「病床の母親のため」です。上京し、夢破れて地元に帰ることになるヒロイン。
地元では、病床に伏せる母親がいます。
そんな母親のために、少しでも身体に負担のない扇風機を発明することにします。コンセプトは「そよ風のような扇風機」。
従来の人工的な風ではなく、自然界にあるそよ風のような扇風機。これをコンセプトに発明を進めていきます。
何を使って発明する?
ヒロインは、扇風機を個人で発明します。企業に入って、チームで開発するのではなく自分ひとりで開発を進めます。
一人で扇風機って自作できるものなのか・・・。そう思った方も多いと思います。
自分ひとりで扇風機を発明するヒロイン。自作を可能にしているのは、3Dプリンター。3Dプリンターを駆使して、扇風機の部品を作り、自分で組み立てていくようです。
「半分、青い。」の物語後半では、ヒロインがひとりメーカーとなって発明品をいくつも作り上げます。
そんなヒロインが最終的に作り上げることになるのが、そよ風のような扇風機。
3Dプリンターを駆使するヒロイン。ずいぶん現代的な朝ドラな感じがしますね。
モデルかも?実在の扇風機
「そよ風のような扇風機」。どこかの企業がキャッチコピーとして使ってそうですよね。
どこかの企業の扇風機がモデルになっているかもしれない。そう思って、「そよ風 扇風機」で検索してみました。
思ったとおり、「そよ風のような扇風機」に近いコンセプトで開発された扇風機はいくつかありました。一番近いと思ったのは、パナソニックの扇風機「F-CP339」。
「1/fゆらぎ」という新システムが搭載され、「そよ風のような自然風」を再現しているようです。
朝ドラ「半分、青い。」のヒロインが発明する扇風機に近いですね。この扇風機がモデルになっているかどうかは分かりません。もしかしたら、いくつかの企業が出している扇風機を参考にしているのかもしれませんね。
ネットの反応が面白い
最終的に扇風機を作る朝ドラ「半分、青い。」。最初にあらすじを読んだときは「?」となりました。
率直に、なぜ扇風機?という疑問で頭がいっぱいになりました。
ネットで同じような感想を持った方がいないか調べてみると、やはり同じように疑問や戸惑いを覚えている方は多いようです。
「扇風機を開発する朝ドラ」に対するネットの反応を、いくつかピックアップしてみました。
①「大丈夫かな?」
これ扇風機発明する話じゃなかったっけ? 漫画家目指すとかなってるけど大丈夫かな #半分青い
— ゆきさ (@ysykysyk) 2018年3月21日
一つ目の口コミは、扇風機を開発するというストーリーに対して不安を抱いている声。
朝ドラ「半分、青い。」のストーリーで疑問に思ってしまうのは、一見すると一貫性のないストーリーに思えてしまうから。
というのも、最初ヒロインは漫画家を目指して上京します。そして、最終的には扇風機に発明をすることになります。あらすじを読むだけでも、一貫性がない気がしますよね。
ですが、朝ドラ「半分、青い。」のテーマは「失敗って、楽しい。」。このテーマを念頭に置くと、漫画家を目指して挫折したヒロインが新しい道を目指すというストーリーも筋が通る気がしますね。
ただ、初見だと戸惑うのも理解できます。
②「面白いの?」
あらすじ見たけど、最終的に扇風機作る朝ドラって、面白いのだろうか?
— シバ太の父さん (@shibatanopapa) 2017年6月20日
二つ目の口コミは、ストーリーの面白さに対して疑問の声。
正直なところ、私もこの口コミに共感してしまいました。「扇風機を発明する物語」といっても、あまり興味をひかれません。
「陸王」や「下町ロケット」のような職人モノであれば興味を惹かれるのですが、「半分、青い。」はそうでもないようですし・・・。
個人的な感想ですが、あらすじを読んだ初見の印象は悪いです。ですが、物語のテーマやヒロインの性格を知るうちにだんだん「面白そう」と思うようになりました。
③「どこの扇風機がモデル?」
え、半分、青い。のあらすじ読むと「扇風機を作り……」とあるのだけれど中津川市には換気扇を作ってる三菱電機があってだな……
まさか……— 理衣 (@ryi_now) 2017年6月22日
三つ目の口コミは、扇風機のモデルについて探りを入れている声。
朝ドラ「半分、青い。」のヒロインが作る扇風機は、「そよ風のような扇風機」というコンセプトに基づいて発明されています。
コンセプトがはっきりしていることもあり、実在の扇風機がモデルになっているのではないかという声もあります。
上で紹介したツイッターでは、三菱電機を挙げています。個人的にはパナソニックがモデルとなったのではないかと睨んでいます。
ハッキリしたモデルがあるとは分かりません。
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