女優・杉咲花さんの出演ドラマを一覧にまとめました。
杉咲花さんは、若手実力派女優といわれ、過去には「妖怪人間ベム」や「MOZU」、「とと姉ちゃん」など数多くの話題作に出演しています。正直名前を聞いてもピンとこない人もいらっしゃるかと思いますが、あのCMの子といえばほとんどの皆さんが分かるほど、実は有名人なんです。これは後ほどご紹介しますね。
そんな杉咲花さんの過去の出演ドラマを一覧にしてみたのでご紹介します。個人的には、2013年のあの話題作が印象的でした。
杉咲花出演ドラマ一覧
杉咲花(すぎさき・はな)
■生年月日
1997年10月2日
■出身
東京都
■血液型
B型
■事務所
研音
■主な作品
「夜行観覧車」
「MOZU」
「トイレのピエタ」
「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」
「湯を沸かすほどの熱い愛」
まずは杉咲花さんのプロフィールをまとめてみました。
味の素CookDo のCM
杉咲花さんは現在20歳。私が杉咲花さんを知ったのは、味の素CookDoの山口智光さんと回鍋肉を取り合ってたべているCMです。あまりにもおいしそうに食べる姿に「この子は誰だ?」と話題になり注目を浴びました。この時杉咲花さんは14歳で、美少女という印象でした。それがもう20歳になっていたんですね。
今でも可愛らしく少女らしさも残っている杉咲花さんですが、最近では大人の役もさまになってきた印象です。
子役としての活躍
幼い頃から芸能界に憧れていて、子役としても活動していたそうです。詳しいデビューの時期は分からないのですが、2004年にロックバンドのPVに出演をしていた記録が最初なので、その頃かと思われます。20歳にしておよそ14年のキャリアをお持ちなのですね。
ドラマデビューは2007年の「まるまるちびまる子ちゃん」で、当時杉咲花さんは、梶浦花さん名義で活動されていました。この作品を含め最初の3作品は旧芸名で出演し、2011年に現在の事務所に所属したときに名前も変更したそうです。その同じ年にCookDoのCMで世間に存在を強くアピールすることになります。
暴力的な演技
その後は数々のドラマや映画に出演し、2013年の「夜行観覧車」で反抗期の娘を熱演し将来を期待される実力派女優として話題になりました。CookDoの時の可愛い杉咲花さんとは違う反抗的で暴力を振るう姿に演技力の幅を感じました。
弱冠20歳ですでに実力派女優と呼ばれている杉咲花さんですが、第7回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞を始め、第37回ヨコハマ映画祭日本映画個人賞 最優秀新人賞、ブルーリボン賞 助演女優賞など数々の賞も受賞し、その実力は各方面で認められています。
花男出演
現在は4月放送スタートの新ドラマ「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」、来年2019年の対がドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」、今年公開予定の映画「BLEACH」「パーフェクトワールド」に出演が決まっています。さすが注目の女優さんだけあってすごい活躍ぶりですね。
杉咲花さんは、単発ドラマの主役や、ヒロイン役は今までも務めてきていますが、意外なことに連続ドラマの主演は「花のち晴れ」が初めてとなります。20歳という節目の年にさらなる活躍が期待できそうですね。
今回は杉咲花さんの過去の出演ドラマを一覧にしてみました。期間を初期、中期、現在までの3つに区切ってご紹介していきますね。
個人的に注目していただきたいのは、2つ目の2013年から2016年の期間です。出演作品も多く、杉咲花さんが今のポジションを獲得したのがこの頃かなと思います。
2007年~2012年|「デビュー」~「レジデント」
- 「まるまるちびまる子ちゃん」
(2007-2008) - 「佐々木夫妻の仁義なき戦い」
(2008) - 「オトメン(乙男)〜夏〜」
(2009) - 「ドン★キホーテ」
(2011) - 「桜蘭高校ホスト部 」
(2011) - 「妖怪人間ベム」
(2011) - 「13歳のハローワーク 」
(2012) - 「家族のうた」
(2012) - 「黒の女教師」
(2012) - 「レジデント〜5人の研修医」
(2012)
まずは、デビューから2012年までの期間のドラマ作品の一覧です。
この頃の杉咲花さんは、年齢的なこともあり娘役、学生役を演じることが多かったです。子役時代を経て、2011年に事務所を移り改名し、その後初のドラマ出演となったのが「ドン★キホーテ」でした。第7話へのゲスト出演のみではありましたが、存在感のある演技で見る人の心に残りました。
「妖怪人間ベム」では、ベムたちと行動を共にする刑事・夏目の娘で、心優しい女の子を演じました。「家族のうた」では主人公の娘という重要な役どころを務め話題になりました。同じ娘役でも、この時はクールで大人びている人物を演じるなど、この頃から幅のある演技力を見せていた印象です。
2013年~2016年|「夜行観覧車」~「モンタージュ三億円事件奇譚」
- 「夜行観覧車」
(2013) - 「ネオ・ウルトラQ」
(2013) - 「名もなき毒」
(2013) - 「こうのとりのゆりかご~『赤ちゃんポスト』の6年間と救われた92の命の未来~」
(2013) - 「緊急取調室」
(2014) - 「なぞの転校生」
(2014) - 「執着〜捜査一課・澤村慶司2」
(2014) - 「MOZU」
(2014) - 「死神くん」
(2014) - 「事件救命医2〜IMATの奇跡〜」
(2014) - 「学校のカイダン」
(2015) - 「戦後70年 千の証言スペシャル『私の街も戦場だった』ドキュメンタリードラマ」
(2015) - 「テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞『化石の微笑み』」
(2015) - 「連続テレビ小説『とと姉ちゃん』」
(2016) - 「モンタージュ 三億円事件奇譚」
(2016)
続いて2013年から2016年にかけての、杉咲花さんの出演ドラマ作品の一覧です。
この期間で杉咲花さんは、実力派女優としての世間に認められるようになります。出演作品も多いですね。
特に、2013年のドラマ「夜行観覧車」で暴力的で反抗期真っ只中の少女を演じ、今までの可愛い素直な娘からの振り幅がすごいと話題になりました。本当にキレ方などリアルで怖かったですね。この作品で演技がうまいと話題になりました。
そして、2015年の「テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞『化石の微笑み』」でドラマ初主演を務めました。この作品では認知症の祖母の世話をする家族思いの高校生役でした。純粋で心優しい少女役がとても似合っていました。
そして、2016年の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で、全国的に誰もが知る女優さんとなりました。ヒロインが長女の3姉妹の末の妹で、持ち前の明るくひょうきんな性格で姉たちと助け合いながら激動の時代を生き抜く女性を演じました。国民的ドラマに出演するだけでもすごいのに、大物揃いの現場で実力を発揮し、認められる演技をするなんて本当にすごいですね!しかもこの時まだ18歳ということで更に驚きです。
ちなみに、この時期に出演していた映画「トイレのピエタ」、「湯を沸かすほどの熱い愛」で数々の賞を受賞されています。
2017年~2019年|「リバース」~「いだてん」
- 「リバース」
(2017) - 「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2017『影女』」
(2017) - 「刑事ゆがみ」
(2017) - 「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」
(2018) - 「大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』」
(2019)
最後に、2017年から現在にかけての、杉咲花さんの出演ドラマ作品の一覧です。
この時期には大人としての杉咲花さんが見られるようになりました。「リバース」は湊かなえさんの小説が原作のドラマで、「夜行観覧車」と共に湊作品三部作とされた中の最後の作品でした。先ほどもご紹介しましたが、「夜行観覧車」では反抗期の娘を演じていた杉咲花さんが、「リバース」では同じ人物が大学生になったその後を演じるということで話題になりました。
そして、「刑事ゆがみ」では、主人公である刑事のバディ役の中学時代の同級生を演じました。正義感が強く、痴漢被害にあった振りをして男性からお金を取っていた女子大生を、結果として殺してしまう犯人役でした。駅の駅員で制服姿も凛々しくて、ちょっと前までの少女役とは全く違う杉咲花さんが見られました。
「刑事ゆがみ」でも第1話だけのゲスト出演でしたが、犯人役だったこともありますが、圧倒的な存在感でとても印象に残っています。
杉咲花さんは、今まで色々なドラマや映画に出るたびに、ブレイク必至といわれてきました。大きな注目を浴びてブレイクをするというよりは、着々と出演作品を重ね、演技派女優と言われるまで登りつめてきた印象です。
そんな、主演ではなくとも抜群の演技力で存在感を示してきている杉咲花さん。今回の新ドラマ「花のち晴れ」で連続ドラマ初主演を果たしますが、どのような演技を魅せてくれるのか本当に楽しみです。