「ドラマの打ち切りとは」について記事をまとめてみました。
ドラマ制作陣にとっても、視聴者にとっても想定外の打ち切り。色々と悪影響を及ぼす不幸な出来事でした…。
ドラマの打ち切りとは
まずは、打ち切りについて簡単に説明します。
打ち切りとは、を簡単に言うと「途中でやめる」ことです。
打ち切りとなるのは、ドラマだけでなく、漫画などでもあります。「調査の打ち切り」など一般的にもよく使われますね。
ドラマの打ち切りに関しては、大きく3つの原因があります。
打ち切りの原因【3つ】
ドラマの打ち切りの原因は、以下の3つ。
- 低視聴率
- 予算
- 事件
一番よく耳にするのは、低視聴率が原因で打ち切りとなる場合。この原因によって、年に何作も打ち切りとなることがあります。
そんな「低視聴率」を含めて、打ち切りの3つ理由をそれぞれ紹介していきますね。
低視聴率
一つ目の原因は、「低視聴率」。
日本の打ち切りドラマは、この原因によるものが多いようですね。予想していたよりも、視聴率が大幅に低かった場合は放送途中で打ち切りとなることがあります。
打ち切りとなったドラマは、数話短縮されて終了します。1話~2話短縮というパターンが多いですね。
2012年に放送されたオダギリジョーさん主演のドラマ「家族のうた」は、なんと3話短縮となっています。
予算
二つ目の原因は、「予算」。
日本のドラマでは、予算が原因で打ち切りというのはあまり聞きません。ですが、海外ドラマでは予算が原因で打ち切りになることがあるようです。
海外ドラマは、製作費に何億円もかける場合があります。「ザ・クラウン」では、1話につき14億円以上もかけていると言われています。日本のドラマとはケタが違いますね。
予算をかけるということは、それだけリスクも増します。回収が望めなさそうであれば、途中で打ち切りになることもあります。
海外ドラマ「タイムレス」は、まさに予算の関係でシーズン1で打ち切られたようです。
事件
三つ目の原因は、「事件」。
ドラマの放送中に内容と類似した事件が起こった時は、そのエピソードがお蔵入りになるか、打ち切りになる場合があります。サスペンスやホラーのドラマに多いですね。
劇中の事件だとしても、実際の事件を想起させるということですね。
1997年放送の「エコエコアザラク」は、当時の事件の影響で早期打ち切り。2007年放送の「セクシーボイスアンドロボ」は、第7話が放送中止になっています。※DVDには収録
ドラマ制作陣にとっては、回避のしようがない打ち切りの原因です。
実際に打ち切られたドラマ
実際に打ち切りになったドラマとは…。気になる方も多いと思うので、実際の打ち切りドラマをいくつか紹介しようと思います。
「あのドラマも打ち切りだったの!?」と驚くかもしれません。
- 下北サンデーズ(主演|上戸彩)
- 鉄板少女アカネ(主演|堀北真希)
- 家族のうた(主演|オダギリジョー)
- 戦う!書店ガール(主演|渡辺麻友・稲森いずみ)
- HEAT(主演|AKIRA)
- セシルのもくろみ(主演|真木よう子)
上戸彩、堀北真希、オダギリジョーなどなど。どの打ち切りドラマの主演キャストの人気と知名度は高いですよね。
ですが、様々な理由で打ち切りとなっています。
最近だと、2017年放送のドラマ「セシルのもくろみ」が記憶に新しいですね。真木よう子さん主演でした。
打ち切りドラマとは、主演の役者に悪影響を及ぼします。「打ち切り」というレッテルが貼られてしまいますからね…。
そんな理由もあって、放送局は中々「打ち切り」と認めない場合が多いんですね。
打ち切りドラマは終わり方が悲惨すぎる…
「打ち切りドラマとは」について紹介してきました。
様々な理由で打ち切りとなるドラマ。どの作品にとっても、打ち切りとは予想外の事態です。
予定していたことが崩れていく状態。そのため、終わり方もドタバタしてしまいます。その結果、悲惨な結末となることがあります。
打ち切り決定により、さらなる低視聴率を招くことにもなります。まさに負のスパイラル。
↓
打ち切り決定
↓
限られた放送枠で、話を無理やり短縮
↓
話が強引過ぎて面白くなくなる
↓
低視聴率が加速
打ち切りとなったドラマは、ストーリーが多少強引になります。そのため、どんどん面白くなくなる場合があります。その結果、さらに視聴者が離れていく…という負のスパイラルが生じる傾向にあるようです。
一般にドラマの最終回は視聴率が高くなるものですが、打ち切りドラマに関しては低くなることも多々あります。
打ち切りは、ドラマ制作陣にとっても、キャストにとっても、そして視聴者にとっても不幸な出来事なんですよね…。
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