大河ドラマ「おんな城主 直虎」の最新ストーリーについて紹介していきます。「おんな城主 直虎」の全体のストーリーも紹介していきます。最新話がどのあたりに位置するのか、ぜひ確かめてみてください。また、史実と大河ドラマの違いを見てみるのも楽しいかもしれません。微妙に違うんですよね。
ちなみに一番注目してほしいところは、1570年。「おんな城主 直虎」のストーリーの中でも大事件が起きます。知っている人はもう検討はついていると思います。
「おんな城主 直虎」最新ストーリーが知りたい
大河ドラマ「おんな城主 直虎」の最新ストーリーについて紹介していきます。といっても、この記事を書いている時と、読んでいただいている時はずれていますよね。ちなみ、にこの記事を書いているのは3月8日。放送されている最新話は第9回「桶狭間に死す」です。
というワケで、現時点の最新話を踏まえたうえで「おんな城主 直虎」のストーリーの全体を紹介していこうと思います。史実に残る井伊直虎の活躍を基に、ストーリー全体を俯瞰で見ていってください。
最新話がストーリー全体のどのあたりに位置しているのか、この後に起きる大きな事件はなんなのかが分かると思います。意外な発見もあると思いますよ。私が一番衝撃だったのは1570年。この年に大事件が起きます。ストーリーの中盤くらいですね。
「おんな城主 直虎」全体のストーリー
大河ドラマ「おんな城主 直虎」の全体のストーリーを紹介します。「おんな城主 直虎」のストーリーは、大きく四つに分けることができます。
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- 直虎が当主となるまで
- 直虎VS小野政次
- 直虎VS武田信玄
- 直虎の死~直政の出世
ざっとこんな感じになります。ストーリーの中心となるのは、直虎が井伊家の当主になってから。ストーリー中何度か井伊谷城が奪われる事態に陥ります。大きな戦いは「直虎VS小野政次」「直虎VS武田信玄」の二つ。この二つは歴史にも残るほどの大事件。そして、直虎が当主として活躍した時期に起きます。
「おんな城主 直虎」の全体ストーリーをもっと詳しく紹介します。史実を基に年表を作ってみました。ストーリーの中で起きる大きな出来事を盛り込んでみました。
おんな城主 直虎 ストーリーの流れ
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■直虎が当主となるまで
- 1544年
小野政直(吹越満)の讒言により直満(宇梶剛士)が処刑。直親(亀之丞)の逃亡。- 1555年
井伊直親(三浦春馬)が井伊谷に帰参。- 1560年
桶狭間の戦いにて、直虎の父・直盛(杉本哲太)死亡。- 1561年
井伊直政(寺田心)が誕生。- 1563年
小野政次(高橋一生)の讒言により、井伊直親(三浦春馬)死亡。- 1565年
井伊直虎(柴咲コウ)家督を継ぎ、井伊家の当主になる。
■直虎VS小野政次
- 1566年
今川氏真(尾上松也)より徳政令が出される。井伊直虎はこれに対抗。- 1568年
二年遅れで徳政令発動。小野政次(高橋一生)により井伊谷城が奪われる。- 1570年
直虎は徳川家康(阿部サダヲ)に嘆願、小野政次を処刑する。井伊谷城奪還。
■直虎VS武田信玄
- 1572年
信濃から武田が侵攻。井伊谷城を奪われる。- 1573年
武田信玄病死。井伊谷城を奪還。
■直虎の死~直政の出世
- 1575年
直政(菅田将暉)が徳川家康に出仕。- 1582年
直虎死亡。直政が井伊家当主となる。- 1584年
小牧・長久手の戦いで、武功を挙げる直政。- 1586年
従五位の位を得る。- 1588年
徳川家の中で最も格式の高い重臣となる。- 1600年
関ヶ原の戦いで武功を挙げる。- 1602年
関ヶ原の戦いの傷がもとで、直政死亡。
※井伊直虎の年齢は諸説あります
ちなみに、大河ドラマ「おんな城主 直虎」のストーリーの中で井伊家の当主は三度代わります。直盛(杉本哲太)→直親(三浦春馬)→直虎(柴咲コウ)→直政(菅田将暉)。年表を見てもらえばわかりますが、井伊家の当主交代には悲劇が伴います。そのあたりも詳しく紹介していきますね。
直虎が当主となるまで
大河ドラマ「おんな城主 直虎」のストーリーは、直虎(おとわ)が幼少のころから始まります。年表で言うと1544年。直虎は直親(亀之丞)と政次(鶴丸)の二人の幼馴染と井伊谷で生活しています。ある日直虎と直親に結婚の話が出てきます。井伊家のために許嫁となった二人。政次も喜んでいたが、内心では複雑・・・。
そんな中、直親の父・直満(宇梶剛士)が謀反の疑いで今川に処刑されてしまいます。これは政次の父・政直(吹越満)の策略でした。直満の息子である直親も命の危機にさらされます。命からがら逃亡する直親。幼馴染であり、許嫁であった二人は離れ離れになってしまいます。
8年後、成長した直親(三浦春馬)は井伊谷に帰ってきます。しかし直虎(柴咲コウ)は出家の身。二人は結婚することはできません。直親は、しの(貫地谷しほり)を正室に迎えることになります。そんな中起こったのが1560年の桶狭間の戦い。この戦いで井伊家の当主・直盛(杉本哲太)は戦死。翌年に直親としのの子供・直政が生まれます。
1563年に事件は起きます。政次(高橋一生)の讒言により、直親(三浦春馬)は殺害されてしまいます。またしても当主を失った井伊家。正統な後継ぎである直政はまだ幼い。そこで直虎が直政の後見人として当主となります。
直虎VS小野政次
直虎が新しい当主となった井伊家。いろいろな事件に巻き込まれます。1566年に今川氏真より井伊家に徳政令が出されます。※徳政令とは、借金帳消しの号令のこと。徳政令を発動してしまえば、井伊家の財政は危機に瀕することになります。そこで直虎は徳政令に対抗。結果、徳政令は2年遅れで発動することになります。
徳政令が発動された1568年。政次(高橋一生)が行動に出る。讒言により直親(三浦春馬)を処刑させます。さらに政次は直虎を裏切るような行動に出ます。1564年、井伊家の後見人であった中野直由(筧利夫)の戦死を見計らって、井伊谷城を奪います。
直虎は徳川家康(阿部サダヲ)の助けを借りて、井伊谷城を奪還。1569年に政次を処刑することになります。
直虎VS武田信玄
1573年、信濃から武田氏の軍勢が井伊谷に攻めてきます。井伊谷城はまたしても奪われてしまうことになります。転機は突然に訪れます。1573年武田信玄が病に倒れて、武田軍は井伊谷城から撤退。直虎は再び井伊谷城を奪還することになります。
直虎の死~直政の出世
何度も井伊谷城を守り抜いてきた直虎。その間に直政(菅田将暉)も着実に成長していました。1575年。直政が15歳の時に、徳川家康(阿部サダヲ)に直政を出仕させます。
直政の出仕を見届けた後、1582年に直虎は静かに息を引き取ります。直虎の死後、井伊家の家督は直政が引き継ぎます。その後直政は家康の元で武功を重ね、出世していきます。最終的には徳川四天王となり、徳川家の家臣の中でも格別の位に得ることになります。
まとめ
大河ドラマ「おんな城主 直虎」の最新ストーリーについて紹介してきました。内容を3行でまとめます。
- 「おんな城主 直虎」ストーリーは4つに分かれる/li>
- 「おんな城主 直虎」ストーリーは当主交代の悲劇の連続
- 史実を知ると最新ストーリーもより楽しめる
大河ドラマ「おんな城主 直虎」の最新ストーリーを紹介しました。史実を基に、年表を作ってみましたが実際に「おんな城主 直虎」のストーリーが年表通りに進むとは限りません。実際に「おんな城主 直虎」では史実と違う部分も多くあります。例えば、直親が逃亡先で妻をめとっていたなど。細かい部分を挙げればきりがありません。
この記事を書いているのは2017年3月8日(水)。「おんな城主 直虎」の最新話は3月5日(日)放送の第9話「桶狭間に死す」。次回の放送は3月12日(日)放送の第10回「走れ竜宮小僧」です。年表で言うと、まだ序盤。1560年~1561年のあたり。桶狭間の戦いで直盛(杉本哲太)が戦死したところです。
今後最新話が放送されれば、史実にない部分がストーリーに加わるかもしれません。直虎の史料はとても少ないので、ストーリーも空白の部分が多いんです。その空白の部分をどのように埋めるのか。毎週最新話を新鮮な気持ちで見ることができます。これが大河ドラマ「おんな城主 直虎」のだいご味かもしれません。
とにかく最新話を楽しみにしようと思います。