朝ドラ「ひよっこ」の監督(演出)と脚本家についてまとめてみました。過去作品やプロフィールをザッと紹介していきます。調べていく中で、制作陣のある共通点に気が付きました。監督(演出)と脚本家はそれぞれ朝ドラ制作を経験済。両者とも朝ドラ「ひよっこ」で三作目です。
ちなみに、ドラマ界では監督のことを演出と呼ぶそうです。そういう理由で記事の中では「監督(演出)」と表記しています。
朝ドラ ひよっこの監督(演出)は2人
「ひよっこ」のポスターデザインが解禁になりました。
そしてOAまで1ヶ月を切っております。
ドキドキ!#ひよっこ pic.twitter.com/Hcw6oL2WVJ— 有村架純's staff (@Kasumistaff) 2017年3月8日
 
朝ドラ「ひよっこ」の監督(演出)について調べてみました。結果、監督(演出)は二人。黒沢博さんと田中正さん。二人の過去作をザッと紹介していこうと思います。実はこの二人、朝ドラ常連の監督(演出)でした。黒沢博監督は、「ひよっこ」で朝ドラ三作目。田中正監督も朝ドラ三作目。
朝ドラのベテラン監督(演出)の起用。脚本の岡田惠和さんもベテランだし、朝ドラ「ひよっこ」はかなり安定した面白さが期待できそうです。
監督(演出)①黒崎博
《必見注意報》本日深夜1時10分からは #鈴木京香 #長谷川博己 主演「セカンドバージン」を放送。 大石静の脚本で不倫愛を濃密に描き圧倒的支持を得たTVドラマの劇場版。本ドラマ版で年下の妻帯者役を演じブレイクした長谷川博己の映画デビュー作ともなった一作。是非お見逃しなく! pic.twitter.com/bSuZsbHJZi
— 日本映画専門チャンネル (@nihoneiga) 2017年3月12日
 
朝ドラ「ひよっこ」最初に紹介する監督(演出)は、黒崎博監督。黒崎博監督のプロフィールをサラッと紹介します。NHK入社は1992年。ドラマ番組を担当するようになったのは1996年から。監督(演出)デビュー作は、NHK大阪制作のドラマ「浪花少年探偵団」。その後も朝ドラ「わかば」をはじめ数々の作品を担当しています。
黒崎博監督が高く評価されたのは2010年。ドラマ「火の鳥」の演出が、東京ドラマアウォード2010をはじめ数々の賞を受賞しています。受賞の際には、「大胆、簡潔でありながら同時に繊細」と評されています。
そんな黒沢博監督(演出)作品を一覧で紹介します。2011年のヒットドラマも手掛けていました。
過去の監督(演出)作品
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■ドラマ
- 「浪花少年探偵団」
(2000) - 「金曜時代劇 はんなり菊太郎?京・公事宿事件帳」
(2002) - 「パパ トールド★ミー 大切な君へ」
(2003) - 「朝ドラ わかば」
(2004-2005) - 「マチベン」
(2006) - 「ウォーカーズ~迷子の大人たち」
(2006) - 「朝ドラ どんど晴れ」
(2007) - 「帽子」
(2008) - 「火の魚」
(2009) - 「チェイス~国税査察官~」
(2010) - 「セカンドバージン」
(2010) - 「メイドインジャパン」
(2013) - 「実験刑事トトリ2」
(2013) - 「さよなら私」
(2014) - 「逃げる女」
(2016) - 「朝ドラ ひよっこ」
(2017)
■映画
- 「冬の日」
(2011) - 「セカンドバージン」
(2011)
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引用:https://ja.wikipedia.orgより抜粋
黒沢博監督の携わった作品をまとめてみました。上でも書きましたが、朝ドラを担当するのは「ひよっこ」で三作目。一作目は2004年の朝ドラ「わかば」。二作目は2007年の朝ドラ「どんど晴れ」。そして2017年の「ひよっこ」。朝ドラのベテラン監督(演出)だといえそうですね。
黒沢博監督(演出)作品の中で、私が印象に残っているのは、2010年のドラマ「セカンドバージン」。鈴木京香さん主演、”大人の恋愛”がテーマに描かれ話題になりました。同枠最高視聴率を記録し、翌年には映画化もされました。工業的にもヒット作になったようですね。
監督(演出)②田中正
閉館まであと1日。昨夜からの降雪で冬らしい上田城跡公園ですが、早朝からの雪かき攻勢でガンバりました( ̄^ ̄)ゞ100万人達成記念ののぼり旗&真田信繁のパネルはエントランス横。こちらは写真撮影OK❣️ぜひ思い出の一枚を^_^#真田丸 pic.twitter.com/G5cowlw6gN
— 信州上田真田丸大河ドラマ館 (@uedasanadamaru) 2017年1月14日
 
朝ドラ「ひよっこ」のもう一人の監督(演出)は、田中正さん。田中正さんのプロフィールを調べてみたのですが、詳細は見つかりませんでした。ただ、携わった作品を見てみるとベテランの監督(演出)であることは一目瞭然。ヒットメーカーといえるでしょうね。ちなみに、大河ドラマ「真田丸」の監督(演出)でもあります。
過去の監督(演出)作品
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■ドラマ
- 「少年たち3」
(2002) - 「新 はんなり菊次郎」
(2007) - 「鞍馬天狗」
(2008) - 「朝ドラ だんだん」
(2008) - 「朝ドラ ウェルかめ」
(2009) - 「大河ドラマ 江~姫たちの戦国 」
(2011) - 「足尾から来た女 」
(2014) - 「さよなら私」
(2014) - 「美女と男子」
(2015) - 「大河ドラマ 真田丸」
(2016) - 「朝ドラ ひよっこ」
(2017)
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引用:https://ja.wikipedia.orgより抜粋
田中正監督の携わった作品をまとめてみました。朝ドラは「ひよっこ」で三作目。(「だんだん」「ウェルかめ」「ひよっこ」)さらに大河ドラマも2作担当しています。2016年の大河ドラマ「真田丸」、そして2017年の朝ドラ「ひよっこ」。かなり勢いのある監督(演出)ですよね。
ちなみに、黒沢博監督とは2014年のドラマ「さよなら私」で共作しています。さらに、朝ドラ「ひよっこ」の脚本・岡田惠和も参加している作品です。朝ドラ「ひよっこ」チームといえそうですね。ちなみに「さよなら私」は永作博美さん主演のドラマでした。
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少女のころに大親友だった二人。友美(永作博美)と薫(石田ゆり子)。20年後、二人にある試練が襲い掛かる。「二人の心が入れ替わる」。お互いの人生を生きることになる二人。親友が何を考え、何を隠していたのか。知りたくない事実まで知ることになる。それぞれの本音を知った彼女たちは、親友同士でいられるのだろうか・・・。
朝ドラ ひよっこの脚本は?
『ど根性ガエル』まもなく!今夜9時、最終回です!キャスト、スタッフ全員で一生懸命につくりました!ぜひ、みてください! #ど根性ガエル最終回 pic.twitter.com/qmpZzgOzLN
— 【公式】ドラマ『ど根性ガエル』 (@dokonjyo_gaeru) 2015年9月19日
 
朝ドラ「ひよっこ」の脚本家は、岡田惠和さん。上でも書きましたがドラマ「さよなら私」で二人の監督(演出)と共作しています。そんな岡田惠和さんの過去の脚本作品を紹介していきます。監督(演出)の二人も朝ドラ常連でしたが、岡田惠和さんも常連でした。
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■ドラマ
- 「香港から来た女」
(1990) - 「白鳥麗子でございます!」
(1993) - 「南くんの恋人」
(1994) - 「若者のすべて」
(1994) - 「イグアナの娘」
(1996) - 「ビーチボーイズ」
(1997) - 「君の手がささやいている」
(1997) - 「朝ドラ ちゅらさん」
(2001) - 「アンティーク~西洋骨董洋菓子店~」
(2001) - 「夢のカリフォルニア」
(2002) - 「アルジャーノンに花束を」
(2002) - 「マザー&ラヴァー」
(2004) - 「銭ゲバ」
(2009) - 「朝ドラ おひさま」
(2011) - 「スターマン・この星の恋」
(2013) - 「さよなら私」
(2014) - 「心がポキッとね」
(2015) - 「ボクの妻と結婚してください。」
(2015) - 「ど根性ガエル」
(2015) - 「奇跡の人」
(2016) - 「朝ドラ ひよっこ」
(2017)
■映画
- 「シャイなあんちくしょう」
(1991) - 「She’s Rain」
(1993) - 「ときめきメモリアル」
(1997) - 「スペーストラベラーズ」
(2000) - 「深呼吸の必要」
(2004) - 「いま、会いにゆきます」
(2004) - 「天国は待ってくれる」
(2007) - 「おっぱいバレー」
(2009) - 「阪急電車 片道15分の奇跡」
(2011) - 「県庁おもてなし課」
(2013) - 「世界から猫が消えたなら」
(2016) - 「8年越しの花嫁」
(2017)
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引用:https://ja.wikipedia.orgより抜粋
岡田惠和さんの代表作といえば、2001年の朝ドラ「ちゅらさん」。国仲涼子さん主演のドラマです。「おしん」(1983年)以来のヒット作とも呼ばれ、何度もシリーズ化されました。
そのほかにも、「白鳥麗子でございます!」「南くんの恋人」「アルジャーノンに花束を」「ボクの妻と結婚してください。」など数々のヒット作を生み出しています。ファンを多く持つ脚本家で、「岡田惠和さんの脚本なら見る」という声も少なくないです。
ちなみに朝ドラ「ひよっこ」のヒロイン・有村架純さんは、岡田惠和さんの指名で決定したそうです。朝ドラのヒロインはオーディションで決まることが多いので、異例の抜擢。岡田惠和さんは有村架純さんと何度か仕事をしています。それらの積み重ねが朝ドラヒロイン異例の抜擢につながったようですね。映画「阪急電車 片道15分の奇跡」や、ドラマ「スターマン・この星の恋」などなど。
岡田惠和さんのコメントを紹介します。
有村架純さんとはデビュー当時から何度か仕事をさせていただいてきて成長を見てきました。そして朝ドラをやるべき人だと強く思っていました。朝ドラのヒロインをやってほしい。そしてその朝ドラは絶対私が書きたい。そう強く熱望して願いがかないました。今、とても幸せです
引用:http://www.oricon.co.jp/news/2074230/full/
まとめ
朝ドラ「ひよっこ」の監督(演出)と、脚本について紹介してきました。内容を3行でまとめます。
- 朝ドラ「ひよっこ」監督(演出)は二人
- 朝ドラ「ひよっこ」脚本は岡田惠和
- 制作陣は朝ドラ常連組
最後に私の感想を書こうと思います。朝ドラ「ひよっこ」の監督(演出)や、脚本を調べてみて改めて「おきにいったな」と思いました。制作陣の中心を朝ドラ経験者で固めている脚本家と二人の監督(演出)は朝ドラ三回目。そして何よりヒロインの有村架純さんも朝ドラ経験者。朝ドラ「あまちゃん」をはじめ、数々のドラマや映画に出演。
朝ドラといえば、フレッシュな若手女優がヒロインをするイメージあります。「べっぴんさん」のヒロイン・芳根京子さんはデビューしてまだ5年たっていません。知名度も全然低い。だからこそのフレッシュ感を感じます。そういう意味で朝ドラ「ひよっこ」は全然新鮮味がない。
かといって面白さを期待していないワケではありません。むしろ期待大。新鮮味はないかもしれませんが、安心して楽しむことができそうな予感。