朝ドラ「ひよっこ」に登場する茂じいちゃん。意外にも茂じいちゃんへの人気が沸騰しています。口数は少ないけど孫や子供を優しく見守る役どころに好感を持つ人が多いようです。
さらに、茂じいちゃん役の古谷一行さんの高い演技力も人気に火をつける要因のようですね。今回は「茂じいちゃん」「茂じいちゃん役の古谷一行」について、それぞれ詳しく紹介していきます。
特に注目なのは、「茂じいちゃんの意味深なセリフ」。なんだか物語上の大事な伏線になっている気がします。
朝ドラ「ひよっこ」茂じいちゃんに人気集中!
朝ドラ「ひよっこ」の茂じいちゃんに人気が集まっているようです。みね子(有村架純)や、ちよ子(宮原和)、進(髙橋來)の祖父です。孫たちを優しく見守る優しいまなざしが人気の高さの秘密のようです。
ツイッターで「ひよっこ 茂じいちゃん」と検索すると、口コミの数々が飛び交っていることが分かると思います。まずはツイッターの茂じいちゃんへの口コミを紹介しようと思います。
#ひよっこ プレゼンの基本を教える茂じいちゃん。『理想の上司』ランキングに入ってきそう。 pic.twitter.com/by1ZX9qvlx
— satosi_s (@satosis) 2017年4月10日
茂じいちゃん、頼られてなんとかしちゃう安易な大人じゃなく、戦略を教えてあとは自分たちでなんとかせいという人でとても良い。
下手に手を出して失敗するとカッコ悪いじいちゃんになっちゃうから、これが一番だ。
#ひよっこ— ふみ(fumi) (@2493fjkm) 2017年4月10日
茂じいちゃんの温かいツッコミ。
本当に癒し。
#ひよっこ— ユキヲ。 (@XXbangx2) 2017年4月9日
茂じいちゃんへのツイッターの口コミで特に多かったのが、第2週「泣くのはいやだ、笑っちゃおう」での茂じいちゃんの活躍。三男が「奥茨城でも聖火リレーがやりたい」と言い出したときに頼るのが茂じいちゃん。その時の対応が”素晴らしい”と絶賛されています。
子供を子供扱いしないで、ちゃんと話をきく茂じいちゃんの対応。しかも的確。これまでも口数は少ないものの、好感度の高い茂じいちゃんでした。ここにきてさらに人気を上げています。というか下がる要素がないですよね。
口コミの中には、真っ先に自分を頼ってくれないことに嫉妬する茂じいちゃんに「かわいい」という声もあるようです。迫力のある俳優だけに、お茶目な感じがあるとギャップでさらに好印象を持ちます。
今回はそんな朝ドラ「ひよっこ」の隠れた人気者・茂じいちゃんについて紹介していきます。茂じいちゃん役の古谷一行さんについてや、茂じいちゃんが隠している”秘密”について。それぞれ詳しく紹介していきますね。
朝ドラ「ひよっこ」茂じいちゃん役の俳優は?
朝ドラ「ひよっこ」で人気を獲得し続ける茂じいちゃん。まずは茂じいちゃん役の俳優・古谷一行さんについてまとめてみました。2時間サスペンスファンの間では知らない人はいないと思います。もはや重鎮といっても過言ではありません。
茂じいちゃん役の古谷一行さんの「2時間サスペンス感」のせいで、朝ドラ「ひよっこ」の舞台・奥茨城が「殺人が起きそう」と言われてしまうほど(笑)。そんな古谷一行さんのプロフィールや過去の出演作品について紹介していきます。
朝ドラ「ひよっこ」の茂じいちゃん役とは、また違った印象の役を数々演じていますよ。
古谷一行 プロフィール
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■名前
古谷一行
■生年月日
1944年1月2日
■出身
東京都浅草区
■血液型
A型
■事務所
フロム・ファーストプロダクション
■主な作品
「金田一耕助シリーズ」
「火曜サスペンス劇場 松本清張スペシャル」
「金曜日の妻たちへ」
「君の名は」
「朝ドラ ひよっこ」
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(引用:https://ja.wikipedia.orgより抜粋)
まずは簡単に古谷一行さんのプロフィールをまとめてみました。古谷一行さんは1944年生まれの現在73歳(2017年4月時点)。俳優歴はなんと約50年!ベテラン中のベテランですね。1967年から俳優として活動されているようです。朝ドラ「ひよっこ」の舞台が1964年なので、リアルにその時代を知っている人物。ちょっと驚きですよね。
デビュー作は朝ドラ
そんな古谷一行さんのドラマデビュー作は、朝ドラ「虹」。1970年に放送された朝ドラです。古谷一行さんは、朝ドラ「ひよっこ」の茂じいちゃん役で、47年ぶりに朝ドラ復帰したようです。
デビュー後は、金田一耕助シリーズや、混浴露天風呂連続殺人シリーズなどの2時間サスペンスドラマに数々出演。古谷一行さんが主演をつとめた作品は何十年も続く人気シリーズになっています。2時間サスペンスドラマ界の重鎮といっても過言ではありません。
やはり金田一耕助のイメージが強いですね。2016年のカップヌードルのCMでも金田一耕助役で出演していました。
息子はDragon Ash
古谷一行さんのプロフィールを見ていて驚いたのが、息子さんの存在。なんと人気バンドDragon Ashのボーカル・降谷建志さんは、古谷一行さんの息子だそうです。Dragon Ashのアルバムに古谷一行さんが登場したり、映画で共演したりと親子関係は良好のようです。
ちなみに降谷建志さんの妻はタレントのMEGUMIさん。古谷一行さんの義理の娘になる訳ですね。知らないとちょっと驚く情報でした。
古谷一行 出演作品
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■ドラマ
- 「朝ドラ 虹」
(1970) - 「大河ドラマ 新・平家物語」
(1972) - 「大河ドラマ 元禄太平記」
(1975) - 「君の名は」
(1976) - 「土曜ワイド劇場 混浴露天風呂連続殺人」
(1982-2007) - 「金田一耕助シリーズ」
(1983-) - 「積木くずし~親と子の200日戦争~」
(1983) - 「金曜日の妻たちへ」
(1983) - 「火曜サスペンス劇場 松本清張スペシャル」
(1985-2002) - 「大河ドラマ 秀吉」
(1996) - 「失楽園」
(1997) - 「大河ドラマ 利家とまつ 加賀百万石物語」
(2002) - 「ROOKIES」
(2008) - 「サラリーマン金太郎」
(2008) - 「相棒」
(2009-2016) - 「下町ロケット」
(2011) - 「ドクターX~外科医・大門未知子~」
(2013) - 「わたしをみつけて」
(2015) - 「ヒポクラテスの誓い」
(2015) - 「朝ドラ ひよっこ」
(2017)
■映画
- 「新選組」
(1969) - 「富士山頂」
(1970) - 「金田一耕助の冒険」
(1979) - 「ジャズ大名」
(1986) - 「宣戦布告」
(2002) - 「手紙」
(2003) - 「さよなら夏休み」
(2010) - 「はなちゃんのみそ汁」
(2016)
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引用:https://ja.wikipedia.orgより抜粋
古谷一行さんの出演作品をまとめてみました。俳優歴約50年なだけあって、出演本数がとんでもない数になっています。一部抜粋して紹介しています。とてもじゃないけど全部は紹介しきれません。
2時間サスペンスドラマの重鎮
古谷一行さんの出演作品の傾向を見てみると、映画より圧倒的にドラマが多い。ドラマは抜粋して紹介していますが、映画はウィキペディアで紹介されているすべての作品を掲載しています。
このことからわかるように、古谷一行さんはテレビドラマに特化した役者といえそうですね。そして上でも紹介したように2時間サスペンスドラマの印象がかなり強い。火曜サスペンス劇場、土曜ワイド劇場、月曜ドラマスペシャルなどなど。数多くのサスペンスドラマで活躍しています。
朝ドラ「ひよっこ」で茂じいちゃん役を演じていても、どこかサスペンス臭がするのも仕方のないことかもしれませんね。
「君の名は」に出演
古谷一行さんの出演作品の中で気になるタイトルがあります。「君の名は」。2016年に大ヒットしたアニメ映画のタイトルですよね。お分かりとは思いますが、古谷一行さんが出演した「君の名は」とは別物。
古谷一行さんが出演したのは、1976年に放送されたテレビドラマ「君の名は」。アニメ映画とは別物です。
朝ドラ「ひよっこ」茂じいちゃんの年齢設定は?
朝ドラ「ひよっこ」をはじめ、数々のドラマに出演している古谷一行さん。そんな古谷一行さんが演じる茂じいちゃんについて詳しく紹介していきます。冒頭でも紹介しましたが、朝ドラ「ひよっこ」の中でも人気の人物です。
ドラマの安心感を生む大事な存在になりつつある茂じいちゃん。ネットでは茂じいちゃんについて「知りたい」と関心が高まっています。「年齢設定が知りたい」「茂じいちゃんの意味深なセリフの意味が知りたい」などなど。それぞれ紹介していきますね。
まずは、茂じいちゃんの人物紹介を朝ドラ「ひよっこ」の公式HPから引用してみます。
谷田部茂(古谷一行)
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口かずが少ないのに、たまにしゃべると毒舌。でも本当は家族のことをいちばんわかっていて、さりげなく優しい気遣いを見せて谷田部家を支えている。農業一筋で生きてきたため、跡取りの実(みのる)を出稼ぎに出さなくてはならない状況を心苦しく思っている。若いころはかなりモテたらしい。引用:http://www.nhk.or.jp/hiyokko/cast/
茂じいちゃんの年齢設定が・・・
ネットでは茂じいちゃんの年齢設定について「知りたい」という声が多いようです。一体どれくらいの年齢設定なのでしょうか。年齢設定についていろいろと調べたのですが、詳細な年齢設定は分かりませんでした。
「分からない」だけでは面白くないので、なんとか推定の年齢設定を出してみました。朝ドラ「ひよっこ」の中で年齢設定が明確にされているのは、ヒロイン・みね子(有村架純)くらい。みね子は高校三年生という年齢設定です。
みね子の年齢設定を18歳と仮定して考えてみます。みね子の年齢が分かれば、母・美代子(木村佳乃)と、父・実(沢村一樹)の年齢設定も大体分かります。1960年代の男性の初婚平均年齢は27.2歳。女性は24.4歳。みね子を産んだのが、美代子25歳と仮定。
計算していくと、美代子の年齢設定は43歳。実を少し年上と考えると46歳くらい。同じように考えていくと、茂じいちゃんの年齢設定は70才前後。茂じいちゃん役の古谷一行さんの年齢(73歳)を考えると、そこまで間違ってない感じしますね。
茂じいちゃんの意味深なセリフ
朝ドラ「ひよっこ」公式HPの、茂じいちゃんの人物紹介の中で気になる部分があります。それは「若いころはかなりモテたらしい」という部分。ここだけ聞くとスルーしてしまいそうですが、たぶんここは物語の伏線になっています。
というのも、朝ドラ「ひよっこ」の放送の中で、茂じいちゃんとみね子の会話の中に意味深なものがあったんですよね。
朝ドラ「ひよっこ」5話の、家族団らんのシーン。実がお土産に持って帰ってきたカツサンドを食べる谷田部家。話題は東京。「いつかみんなで行けたらいいね」という話をしています。その会話の中で茂じいちゃんが意味深な発言をしています。
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■茂じいちゃん(古谷一行)
「東京ねぇ」
■進(髙橋來)
「じいちゃん 東京行ったことあんの?」
■茂じいちゃん(古谷一行)
「ん?銀座にはな」
■みね子(有村架純)
「じいちゃん まさか奥茨城銀座のことじゃないでしょうね」
■茂じいちゃん(古谷一行)
「んん・・・銀座には変わりねぇ」
引用:朝ドラ「ひよっこ」5話より
みね子のつっこみで笑い話として終わりますが、かなり意味ありげ。私の予想では茂じいちゃんは、奥茨城銀座ではなく東京の銀座に行ったことがあると思っています。でなければ、この会話のシーンをわざわざ挿入しません。
茂じいちゃん役の古谷一行さんも意味深な表情を見せているし、何より人物紹介の「若いころはかなりモテたらしい」という部分と符合する感じします。この茂じいちゃんの伏線が物語にどんな展開をもたらすのか、今から楽しみです。
まとめ
朝ドラ「ひよっこ」の茂じいちゃんと、茂じいちゃん役の古谷一行さんについて紹介してきました。内容を3行でまとめてみようと思います。
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- 朝ドラ「ひよっこ」茂じいちゃんが人気
- 茂じいちゃん役の古谷一行さんはサスペンスドラマ常連
- 茂じいちゃんの意味深シーンが気になる
最後に私の感想を書こうと思います。茂じいちゃん役の古谷一行さんについて調べようと思ったのは、「どこかで見たはず」と思いながらも思い出せない俳優さんだったから。失礼ながら、私は古谷一行さんの名前を知りませんでした。
古谷一行さんを知っている人からすると、驚きかもしれません。顔は知っていても名前を知らなかったんですよね。なぜなのかと思っていたのですが、出演作品を見て合点がいきました。
上でさんざん紹介しているように、古谷一行さんは2時間サスペンスドラマで活躍する俳優さん。連続ドラマにも出演していますが、サスペンスドラマに比べると印象は薄い。私はほとんどサスペンスドラマを見ないので、古谷一行さんについてあまり知らなかったのかもしれません。
でもCMは見るから顔は覚えている。という状況だったようです。今回朝ドラ「ひよっこ」で茂じいちゃん役で出演したことがきっかけで、古谷一行さんの知名度はさらに広がりそうです。(今でも十分高い知名度ですが・・・)