大ベテラン女優の黒木瞳さんの演技力について、賛否両論SNS等で話題になっているようです。
個人的には、黒木瞳さんの演技力はかなり高いものだと思っていたので、演技下手という声が多くあることには驚きました。
黒木瞳さんの演技力の評価について調べ、実際に投稿された口コミをもとにまとめてみます。
黒木瞳 演技力の評価「演技下手派VS演技上手い派」
離婚を覚悟した水希。
バラバラになった家族の行く末とは…!?#就活家族 最終回!
明後日3/9(木)夜9時!#きっとうまくいく#テレビ朝日 #木曜ドラマ #黒木瞳 pic.twitter.com/oM09i0pQaE— 【公式】「就活家族~きっと、うまくいく」 (@shukatsukazoku) 2017年3月7日
黒木 瞳(本名 伊地知 昭子)
■生年月日
1960年10月5日
■出身
福岡県八女市
■血液型
A型
■事務所
ポエムカンパニーリミテッド
■主な作品
テレビドラマ
「八代将軍吉宗」
「魔女の条件」
「オヤジぃ」
「TEAM」
「GOOD LUCK」
「白い巨塔」
映画
「化身」
「失楽園」
「灰暗い水の底から」
「20世紀少年シリーズ」
(引用:https://ja.wikipedia.orgより抜粋)
1960年生まれの大ベテラン女優の黒木瞳さん。端正なルックスとスタイルの良さ、そして抜群の演技力を武器に、テレビドラマ、映画、CMと幅広く活躍しています。
特に、1997年に公開された「失楽園」は社会現象といえるほど大ヒットし、黒木瞳さんの代表作となっています。
そんな黒木瞳さん、もともとは宝塚歌劇団で活躍していたそうですね。
現在は女優としての活躍が目立っていますが、歌手としても活躍されていました。
宝塚歌劇団出身ということ、歌手としてデビューしたことに対して、「歌が下手」というネットでの声、さらには女優として大活躍しているにもかかわらず「演技下手」という口コミも多いようです。
私は黒木瞳さんの演技下手だなんて思ったことは、ただの一度もありません。ネット上に「演技下手」という言葉が飛び交っているなんて想像もしていませんでした…
というわけで、黒木瞳さんの演技力について、実際にどのような評価が集まっているのか、ネット上の口コミを集めてまとめたいと思います。
演技力なし・演技下手派
実際に調べてみると…確かにあります。まあまあの数が見つかりました。
「演技下手」「演技力ない」「どんな役でも演技が同じ」「むかつく」などなど、多くの批判的な意見があるようですね。(むかつくってなんですか?)
とりあえずその中でも特にストレートな表現の口コミを集めてみました。
ネットの感想
官兵衛で確信したが黒木瞳は演技下手やね
— 震えるぬいぐるみ (@nuke_nuke_nin) 2014年12月7日
「官兵衛」とは、2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」のことですね。黒木瞳さんは、豊臣秀吉の正室である「おね(ねね)」役として出演しています。
それにしても、演技下手と確信したとは…ずいぶんとストレートな(´・ω・`)
黒木瞳の演技が下手すぎる
— れゐ@低浮上 (@MEJIBLui23) 2013年8月17日
「黒木瞳の演技が下手すぎる」と、こちらもかなりストレートな表現ですね。率直過ぎて鳥肌が立つかと思いましたが、このようなツイートは想像以上に多く見つかりました。
しかし残念ながら、どのような点でというところまで言及している方はあまり居ないようですね。
黒木瞳って、頑なで愚かな勘違いヒステリーばばあ演らせたら絶品だなあ。まあ演技はいつも同じで下手だと思うけどw
— megg (@meggmix) 2011年6月9日
「演技はいつも同じで下手だと思う」これは確信をついているところかもしれませんね。
黒木瞳さんのハマり役は、女性らしさが強すぎてあまり好感の持てないようなキャラクターが多いような気がします。現在放送中のテレビドラマ「過保護なカホコ」でも、自分の娘に対して過保護過ぎて全てを自分の思い通りにしないと気が済まない母親を演じています。
嫌悪感を通り過ぎて、恐怖心さえ覚えるほどの母親を演じ切っていますね…
- 大河ドラマ官兵衛での演技が下手
- 演技がいつも同じで下手
- とにかく演技下手
最も「演技下手」な作品は?
黒木瞳さんについて、「演技下手」という感想が特に多かった作品は、1997年に公開された映画「失楽園」です。
「体当たりの演技シーンだけで話題を集め、下手な演技にもかかわらず日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した」
多くのネガティブな意見を集約すると、以上のようになります。
確かにこの作品での黒木瞳さんの体当たりの演技シーンは話題を呼びましたね。しかし、演技が下手で日本アカデミー賞を受賞することはあり得るでしょうか?しかも最優秀主演女優賞ですよ?なかなか考えにくいかと思います。
私なりに、決して演技が下手というわけではなく、「演技力<体当たりの演技シーンでの話題性」という図式が成立してしまったのではないかと解釈してみました。
作品公開から20年が経った現在でも、「失楽園」での黒木瞳さんの体当たりの演技シーンに関しての口コメや評価は多くありますが、比べて当時の演技力についての口コメはそれほど多くありません。
実力以上の評価を受けたという部分は否めないかもしれませんね。しかし、「失楽園」をきっかけに黒木瞳さんの女優人生が大きく好転し、その後の活躍の起爆剤になったことは間違いありません。
演技力あり・演技上手い派
黒木瞳さんの演技に関して、また黒木瞳さん個人に対してのネガティブな口コミを集めていると少し気分が落ちてしまいましたが…
ここからはポジティブな意見を探しまとめていこうと思います。
黒木瞳さんが、「演技力がある」「演技上手い」という肯定的な意見を探してみたところ…さすがベテランの大女優といったところですね。かなりの口コミが見つかりました。
その中でも特に印象的なものを以下に挙げています。
そして、「演技下手」という口コミと比較してみると、非常に興味深い傾向がみられました。日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞を獲得した「失楽園」での演技について、「演技下手」「演技上手い」ともにかなり多くの口コミが見つかったのです。
その背景にある黒木瞳さんが視聴者に与える印象を、私なりにまとめてみました。
ネットの感想
当然なんやけど黒木瞳さんの貫禄と演技力に脱帽..
素にしか見えないのがすごい
めんどくさい役も、仕事としてしっかりこなすやっぱプロやなあ…
時任さんも最高— n (@charie_brown_) 2017年7月29日
黒木瞳さんの演技について口コミを探してみると、「貫禄がある」「貫禄のある演技」というワードは非常に多くあがっています。
また、「めんどくさい役」を自然に演じているということに関しても、同様に多くの声がありました。
ママの過保護っぷり!
黒木瞳さんも演技力が凄いさすがです#過保護のかホコ
— さーもん@じゅうしまつ (@takako1208) 2017年7月27日
現在放送中のテレビドラマ「過保護のカホコ」での母親役についての演技力にも称賛の声が多く見つかりました。見事にハマっていて、「見事」「さすが」という口コミがたくさんありますね。
カホコのお母さんに腹がたつ。笑
まぁそれだけ黒木瞳が演技上手いってことか。笑— K.Ryo (@kanaryou10221) 2017年7月29日
この口コミには私も思わず共感してしまいましたが、「腹が立つ」という口コミも非常に多くありました。
現在放送中の「過保護のカホコ」ではそのような意見が非常に多く、過保護になりすぎて何もかも娘を自分の思い通りにしたいという母親のゆがんだ愛情について、娘であるカホコを同情する声や、母親像に対しての批判の声が非常に多いです。
ここまで視聴者の感情を左右しているのは、やはり黒木瞳さんの演技力なのではないでしょうか。
- 貫禄のある演技
- 性格の悪い女を演じるのが上手い
- 腹が立つくらい演技上手い
最も「演技上手い」作品は?
黒木瞳さんが「演技上手い」という口コミが多かった作品は、「失楽園」です。おもしろいことに、「演技下手」という口コミが多かった作品と同じく、「失楽園」です。
同作品では、黒木瞳さんの体当たりなシーンが話題を呼び、世間を騒がせました。同じ年に公開された「もののけ姫」に次ぐ、ヒット作品となっています。
そしてこの作品で黒木瞳さんは日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞を受賞しています。
黒木瞳さんの演技力が、全国的に認められる大きなきっかけとなった作品と言えるでしょう。
〇〇のアンケートで第2位!【納得の順位】
「演技下手」「演技上手い」ともに多くの口コミがあがる黒木瞳さんですが、結局のところ「演技下手なのか。演技上手いのか」について、私なりの結論をまとめたいと思います。
黒木瞳さんの演技力については賛否が分かれるところではありますが、黒木瞳さんは「演技上手い」です。
黒木瞳さんのイメージとして、「好感を持たれにくい役どころ」を演じている作品が多いです。
そしてその役を見事に演じ切っているため、視聴者にネガティブな印象を与えてしまっている部分が大きいのではないかと思います。
ドラマや映画で、性格の悪い役に対して腹を立てたり、それがきっかけでその役者さんに対してのイメージが悪い方へ変わってしまうということはよくありますよね。
皆さんもそのような経験があるのではないでしょうか?
特に黒木瞳さんは、「女性らしさ」が非常に強く、女性特有の「人間の汚さ」や「強欲な部分」を表現する演技力に長けていると私は思っています。
女性なら誰もが持っている感情(多くの女性の方は全てを表に出さないようにコントロールしていると思いますが…)を、制御することなく言葉や行動・態度・表情に出してまわりの人間を困らせるという役が非常に多いです。
そしてその結果として、視聴者の「腹が立つ」「嫌だ」というネガティブな感情を引っ張ることになってしまい、黒木瞳さんに対してのネガティブな口コミが多くなっているのだと思います。
そこまで視聴者の感情を動かしているということは、それだけ印象深い演技をしているということ、つまりかなり高いレベルで「演技が上手い」ということになると思います。
ちなみにですが、黒木瞳さんについておもしろい話が見つかりましたので、あげておきますね。
『VenusTap』が行った「上手いけど、自分の演技に酔ってそうな女性芸能人は?」というアンケートで、2位となっている黒木瞳さん。500人の男女を対象にされたアンケートで、8.4パーセントの票を集めています。
2015年には『週刊現代』が選んだ「いま日本で『本当にうまい役者』ベスト100で39位にランクインしています。ちなみに1位は満島ひかりさんです。
「自分の演技に酔ってそうな女性芸能人」というアンケートで2位というのは、私も少し共感しました(笑)。私の印象としては、自分の演技に酔っているというよりも、「自分に酔っている役どころを見事に演じ切っている」というイメージが強い部分もあります。
そして週刊現代が選んだ「本当にうまい役者」で39位にランクインしているということ。この記事にぴったりのテーマですね。
数多くの実力派女優がいる中で、39位に選ばれているという事実は、私が今回出した結論を少しだけ後押ししてくれました(笑)
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