人気作家・池井戸潤さん原作のドラマ「陸王」。そのネタバレについてまとめてみました。

 

物語の始まりから、号泣のラストまで一気に展開をネタバレしていきます。原作である小説からネタバレ情報をまとめてみました。

 

「こはぜ屋・宮沢社長の迎えるラスト」をはじめ、「息子・大地のラスト」「銀行員・坂本のラスト」など気になる人物のラストも紹介していきます。

 

「泣ける」と話題の小説版「陸王」のラスト。必見です。

 

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陸王 号泣ラストとは?【小説からネタバレ】

 

池井戸俊さんの小説が原作のドラマ「陸王」。その小説からネタバレをしていきます。ネタバレ注意な内容なので、ネタバレ苦手な方はここから下は読むのを避けてくださいね。

 

小説のラストでは、号泣必至の結末がありました。

 

 

ネットでも小説のラストに関しては「泣いた」という口コミが多いですね。

 

そんなラストに向けて、ストーリーを順番にネタバレしていきますね。小説からのネタバレなので、若干ドラマと違う部分があるかもしれません。小説とドラマとの違いも楽しみながら読んでみてください。

 

■陸王【小説からネタバレ】
===============

  • ①「足袋屋こはぜ屋の苦悩」
  • ②「陸王開発スタート」
  • ③「シルクレイの調達」
  • ④「茂木の絶望」
  • ⑤「茂木と陸王の出会い」
  • ⑥「陸王レースデビュー」
  • ⑦「アトランティスの陰謀」
  • ⑧「倒産の危機」
  • ⑨「会社を手放す?宮沢の決断」
  • ⑩「茂木の恩返し」
  • ⑪「ラスト-こはぜ屋の未来-」

 

ドラマ神ドラマ神

わしはドラマ「陸王」第1話から泣いてしもうたわ。ラストはハンカチ必須かもしれんの。

 

ネタバレ①「足袋屋こはぜ屋の苦悩」

舞台は埼玉県行田市。足袋作りで有名な街だ。物語の主人公は、行田市で老舗足袋屋「こはぜ屋」を営む四代目社長・宮沢紘一(役所広司)。

 

彼は足袋の需要減少に頭を悩ませていた。足袋の需要は年々減り続けて、売り上げも減っていた。周りの足袋屋もなくなりはじめ、「こはぜ屋」はなんとか生き残っていた。

 

そんなこはぜ屋に大きなピンチが訪れる。それは、こはぜ屋のメインバンクである埼玉中央銀行の坂本から告げられる。

 

「次は融資できないかもしれない。」

 

取引先が減っていく中、メインバンクからの融資が受けられなくなると事業を続けられなくなってしまう。こはぜ屋と宮沢社長は一層頭を悩ませることになる。

 

そんな宮沢は、融資担当の坂本からある提言をされる。

 

新事業を始めませんか?

 

この一言が、宮沢社長とこはぜ屋の運命を大きく変えることになるとは誰も思っていなかった・・・。

 

ドラマ神ドラマ神

全ては坂本の一言から始まったんじゃ。坂本はラストでも重要な役割を果たすようじゃ。

 

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ネタバレ②「陸王開発スタート」

坂本が言うには、こはぜ屋を立ちなおすためには新事業が必須だという。斜陽産業である足袋作りだけ続けていては未来がない。新事業で将来性をアピールできれば、銀行からも融資の許可が出やすくなるという。

 

最初は坂本の言葉を軽く考えていた宮沢。しかし、坂本の言うとおりこのままではこはぜ屋は立ち行かなくなる。社員をリストラして先細っていく未来しかみえない・・・。

 

宮沢は、新事業をスタートすることにする。老舗足袋屋としての経験を活かすことができる新事業。

 

宮沢が考え付いたのは、「マラソン足袋」の開発。マラソン足袋であれば、足袋屋としての強味を活かすことができると考えたのだ。

 

宮沢は会社と社員の未来を救うために、マラソン足袋「陸王」の開発をスタートすることにする。しかし、宮沢の進む道には多くの困難が立ちはだかっていた。

 

社員からの反対、息子(山崎賢人)からの反対、坂本の転勤・・・。そして、陸王開発にかかる費用。元々資金難にあったこはぜ屋。開発費でさらに困窮を究めていたのである・・・。

 

ドラマ神ドラマ神

息子からも社員からも反対されている宮沢社長。どんどん仲間が増えていくのが爽快じゃの。

 

ネタバレ③「シルクレイの調達」

資金難に陥るこはぜ屋。開発も思うように進まなくなっていた。一番の課題はソールの耐久性。

 

試作の陸王では、ソールの耐久性に致命的な問題があった。ソールの耐久性を上げるためにはソールを厚くする必要がある。しかしソールを厚くするとマラソン足袋の強みを殺してしまう。

 

頭を悩ませる宮沢。そんな中、坂本が転勤前に残してくれたある素材が窮地を救ってくれる。それが新素材「シルクレイ」である。

 

耐久性もあり柔軟性もあるシルクレイは、陸王にとっては理想的な素材であった。

 

宮沢はシルクレイの特許を持つ飯山(寺尾聰)に会いに行く。しかし、飯山から要求されたのは年間5000万円の特許使用料。資金難のこはぜ屋にはとてもではないが支払うことはできない金額。

 

それでも宮沢は諦めなかった。何度も何度も辛抱強く飯山のもとを訪れた。その熱意が伝わり、飯山は格安の特許料でシルクレイの素材を使わせてくれることになった。

 

その条件が、「おれも関わらせてくれ」。こうして陸王の開発に飯山が加わることになった。宮沢は確かな追い風を感じていた。時を同じくして陸王と運命の出会いを果たす人物がもう一人いた。

 

マラソン選手・茂木裕人(竹内涼真)である。

 

ドラマ神ドラマ神

飯山は、ドラマ「陸王」では寺尾聰さんが演じておる。第2話で登場したの。

 

ネタバレ④「茂木の絶望」

箱根駅伝5区で注目を集めたマラソン選手・茂木裕人。彼はダイワ食品の陸上部に所属していた。世界的なスポーツ用品メーカー・アトランティスとサポート契約を結んでいた。

 

将来を有望視されていた茂木裕人だったが、あるレースで茂木の運命は大きく変わることになる。

 

「豊橋国際マラソン」である。茂木にとっても、アトランティスにとっても大事なレースである。茂木とライバル関係にある毛塚(佐野岳)もこのレースに参加していた。

 

途中まで快調に飛ばしていた茂木だったが、レース途中でひざを痛めてリタイアしてしまう。

 

茂木はマラソン選手としては致命的な故障をしてしまった。このことでアトランティスからは契約を解除される。アトランティスは、茂木のマラソン選手としての価値を見限ったのだ。

 

茂木裕人が選手として復帰するには、走法を一から変えないといけない。今まで鍛え上げてきたものを失った感覚。茂木は絶望していた。

 

ドラマ神ドラマ神

陸王になくてはならないのが、茂木裕人の存在。茂木はラストで大きな恩返しをしてくれるようじゃ

 

ネタバレ⑤「茂木と陸王の出会い」

絶望の淵にあった茂木を救ったのは、陸王であった。以前宮沢が茂木に届けたものである。

 

今までは見向きもしなかった足袋屋のマラソン足袋。だが、アトランティスとの契約が切れたことで茂木は陸王を履いてみることにする。

 

その履き心地、走った感触を確かめる茂木。ソールの薄い陸王は、茂木の求めている走法にピッタリとハマるものであった。こうして、陸王と茂木は運命の出会いを果たすことになる。

 

選手として復帰を目指す茂木。その茂木を心配する人物が一人。シューフィッターを担当する村野(市川右團次)である。村野は選手を第一に考える主義。アトランティスの非情なやり方にはついていけなくなっていた。

 

そして、村野はアトランティスを退社。茂木をサポートするために陸王の開発に参加することになる。

 

村野が一番に提案したのは、陸王の茂木モデルの製作である。

 

ドラマ神ドラマ神

村野も良いキャラをしとるの。茂木の身体の異常を誰よりも早く見抜き、ずっと心配しておった。

 

ネタバレ⑥「陸王レースデビュー」

村野が開発に加わったことで、陸王はさらなる改良が遂げていく。茂木モデルの完成である。

 

陸王を履く茂木も好感触の様子。そして、陸王は茂木とともにデビューの日を迎える。

 

日本選手権のトライアル。途中で足がつるというトラブルに見舞われるも、茂木は圧巻の巻き返しを果たす。茂木の走りに周囲の人間の注目が集まる。宮沢、村野は茂木の走りを見て、陸王の明るい未来を想像していた。

 

茂木の走りに注目していたのは、こはぜ屋だけではない。かつて茂木と契約していたアトランティスも茂木の走りに驚いていた。

 

選手として見限った茂木の復活劇。アトランティスの小原(ピエール瀧)は気が気ではなかった。すぐさま佐山(小藪一豊)に指示を出す。

 

「茂木のサポートを取り返せ」

 

こはぜ屋に再び暗雲が立ち込めていた。

 

ドラマ神ドラマ神

陸王開発の大きな壁となるのが、アトランティスの佐山じゃ。ドラマでは小藪一豊さんが演じておる。

 

ネタバレ⑦「アトランティスの陰謀」

アトランティスの佐山は、なんとしても茂木を取り込まなければいけなかった。事態は予想外に深刻であったのだ。

 

茂木の活躍を知って、アトランティスのサポート選手が陸王を手にしだしたのだ。選手たちは、非情なアトランティスよりも選手を第一に考える村野と、陸王に魅力を感じ始めていた。

 

そんな佐山はとった手段はあまりに非情なものであった。佐山はこはぜ屋の財務情報を手に入れる。そして、その情報を茂木に伝える。

 

財政難にあるこはぜ屋。いつ倒産してもおかしくない状況である。そんな状態で満足なサポートが受けられるとは思えない。

 

佐山は「アトランティスなら全力でサポートすることができる」と茂木に主張する。手段こそ汚いが、佐山の主張は筋が通っていた。茂木は「こはぜ屋」か「アトランティス」か。自分の将来を考えて悩み始める・・・。

 

しかし、最終的に茂木が選んだのは陸王であった。

 

茂木は陸王を履いてさらに活躍していく。

 

ドラマ神ドラマ神

茂木の選択に涙じゃ。しかしラストにはさらなる号泣展開が待っておるようじゃ。

 

ネタバレ⑧「倒産の危機」

佐山の陰謀は止まらない。陸王の供給をストップさせようと、裏工作を続けていた。

 

ある日宮沢は信じられない連絡を受ける。陸王のアッパー素材を供給していた企業から「供給できなくなった」と言われてしまうのだ。これも佐山の陰謀である。

 

さらに、陸王の要であるソールを作るシルクレイ製造機が故障をしてしまう。飯山によると製造機の修理費用は1億円かかるという。こはぜ屋にはとてもではないが用意できない金額。

 

メインバンクである埼玉中央銀行からも融資を断られてしまう。足袋屋「こはぜ屋」は、倒産の危機にあった。

 

ドラマ神ドラマ神

佐山は悪いやつじゃの~。この大きなピンチを救うのは・・・熱い展開じゃのう。

 

ネタバレ⑨「会社を手放す?宮沢の決断」

倒産の危機にあるこはぜ屋。そんな中、こはぜ屋の窮地を知った坂本から連絡が入る。坂本から驚きの提案をされる宮沢。

 

会社売りませんか?

 

坂本によれば、陸王の活躍に注目していたアパレルブランドのフェリックスがこはぜ屋を買収したいと考えているという。

 

買収の話を受ければ、陸王の生産を続けることはできる。しかし100年続いたこはぜ屋の看板は下ろすことになる・・・。四代目社長・宮沢は大きな決断を迫られていた。

 

そして、宮沢はある決断を下す。

 

こはぜ屋は売れない

 

買収の話を断ったのだ。100年続いたこはぜ屋ののれんを自分の代で下すワケにはいかない。こはぜ屋は宮沢の誇りであったのだ。それを売ることはできないと主張する。

 

フェリックスは宮沢の熱い想いを汲み、ある提案を出す。「3億円を融資する。ただし5年以内に返済できなければ傘下に入ってもらう」。

 

宮沢はこの提案を受け入れる。社員一丸となって陸王開発を再開させることになった。宮沢と社員はこれまでにないやる気に満ちていた。

 

ドラマ神ドラマ神

宮沢の決断に泣きそうになるわい。社長としての意地や責任があったんじゃろうのう。

 

ネタバレ⑩「茂木の恩返し」

大きな困難を乗り越えたこはぜ屋と宮沢。そんな中、茂木にとって運命の日を迎える。国際マラソンである。

 

茂木が履いていたのは、「陸王」。アトランティスの佐山は茂木に文句を言うが、茂木は陸王を脱ごうとしない。茂木は現在のこはぜ屋の姿を、かつて絶望の淵にいた自分と重ねていたのだ。

 

宮沢社長、こはぜ屋の社員、飯山、村野、陸王に関わったすべての人の想いを乗せて茂木はレースに挑む

 

そして、日本人選手のトップでゴールインを果たす。

 

茂木の活躍により、陸王はさらなる注目を集めることになる。

 

ドラマ神ドラマ神

全ての人の想いを乗せて陸王で走り出す茂木。しかも結果を残す。今までの苦労を考えると泣けてくるわい。

 

ネタバレ⑪「ラスト-こはぜ屋の未来-」

茂木の活躍もあり、陸王は順調であった。こはぜ屋は敷地内に最新の工場を建設。さらなる飛躍を見せようとしていた。

 

そんなこはぜ屋の姿に驚いたのは、埼玉中央銀行の支店長。かつてこはぜ屋への融資を断ち切った人物である。

 

こはぜ屋の現状を知り、「いくらでも融資をする」と提案してくる支店長。宮沢は支店長の提案に対して言葉を投げかける。

 

東京中央銀行本店に口座開設したんです!

 

宮沢は支店長の融資を断る。晴れやかな表情で宮沢はこはぜ屋の工場に入っていく。そこにはかつての絶望した宮沢の面影はなかった・・・。

 

ドラマ神ドラマ神

陸王のラスト。なんとも気持ちのいいラストじゃ。

 

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登場人物のラスト【大地は?坂本は?】

 

小説が原作の「陸王」。上のネタバレでは紹介しきれなかった登場人物のラストについても触れていきます。

 

特に私が気になっていたのは、「宮沢社長の息子・宮沢大地のラスト」と「埼玉中央銀行の行員・坂本太郎のラスト」。

 

特に坂本のラストが気になっています。こはぜ屋を救った立役者ともいえる坂本。坂本には明るい未来が待っていてほしい・・・。

 

大地のラスト

■宮沢大地
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大学を卒業したものの就職に失敗。「こはぜ屋」の手伝いをしながら就職活動をしているが、自分が本当にやりたいことを見つけられずモヤモヤしている。将来性の無い足袋屋は継ぎたくないと、父親に反発しているが…。

引用:http://www.tbs.co.jp/rikuou_tbs/character/index.html

 

宮沢社長(役所広司)の息子・宮沢大地(山崎賢人)。大地の歩むラストについて紹介します。

 

就職活動が上手くいかず、くすぶっていた大地。彼は陸王の開発に関わる中で大きく成長していきます。そして、大手企業の内定をとることにもなります。

 

しかし、大地は「こはぜ屋」を手伝いたいと思っていた。それは陸王開発の前から思っていた本心でした。そしてようやく父親に本心を伝えることができます。

 

大地の気持ちをうれしく思いながらも、宮沢社長は「世界を見てこい」と断ります。そして、「その大きさを俺たちに教えてくれ。その時まで待ってるから」と応えます。

 

大地のラストは内定を勝ち取った大企業に行くようです。でも、その先に「こはぜ屋」での活躍が透けて見えます。

 

坂本のラスト

■坂本太郎
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企業の大小ではなく、人との繋がりを大切に考える銀行マンで、「こはぜ屋」の将来を考え、新規事業を始めるべきだと宮沢社長に提案。「こはぜ屋」をバックアップするのだが…。

引用:http://www.tbs.co.jp/rikuou_tbs/character/group4.html

 

「こはぜ屋」のかつてのメインバンク・埼玉中央銀行。その融資担当が坂本太郎(風間俊介)です。何度もこはぜ屋のピンチを救ってきた坂本。彼のラストについて紹介します。

 

埼玉中央銀行に勤めていた坂本。こはぜ屋に肩入れするあまり、上司に睨まれてしまいます。こはぜ屋の担当を外され、さらに遠くの支店に飛ばされてしまいます。

 

そこでこはぜ屋へのサポートをし続ける坂本。

 

ラストでは、銀行を退社。ベンチャー企業の社員として働いています。

 

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