ドラマ「陸王」。劇中で登場する「こはぜ屋」「アトランティス」「埼玉中央銀行」など様々な企業が登場します。

 

「陸王」はフィクションなので、これらの企業は実在しません。ですが、どうやらモデルとなった企業は存在するようです。

 

今回は「陸王に登場する企業の、実在のモデル」をテーマに記事を書いていきます。

 

注目してほしいのは、池井戸潤さんのコメント。モデル企業について明言しています。記事の下に本人コメントを掲載しているので、ぜひ読んでみてください。

 

モデル企業についての秘密が明かされます。

 

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陸王 こはぜ屋のモデル企業【きねや説】

 

「陸王」の舞台となる「こはぜ屋」のモデル企業を調べてみました。劇中では、こはぜ屋は埼玉県行田市にあると明言されています。そして、行田市は実際に足袋製造で栄えた街。

 

「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」と言われています。

 

そんな足袋の街には、実際に足袋屋は多く存在しているようです。その中の一つの足袋屋が、「陸王」でのモデル企業になったのではないかと言われています。

 

それが、きねや足袋。

 

1929年に足袋づくりをはじめ、80年以上の歴史をもっている老舗足袋屋。きねや足袋には、こはぜ屋と多くの共通点がありました。

 

■きねや足袋株式会社
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埼玉県行田市に所在する足袋製造会社。1929年に足袋づくりを開始。2006年に見学可能な「足袋の館」を開館。2013年にランニング足袋「無敵」を発売。2014年に3代目の中澤貴之が代表取締役に就任。

 

所在地

「陸王」のこはぜ屋は、水城公園とさきたあ古墳公園に挟まれた場所に所在するという設定。そして、きねや足袋も同じ場所にあります。

 

マラソン足袋の開発

さらに、きねや足袋ではマラソン足袋も作っています。それが、ランニング足袋「無敵」。きねや足袋が2013年に発売したランニング足袋です。

 

ここまでくると、こはぜ屋のモデル企業に決まり!と思ってしまいますよね。

 

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陸王のモデル①【無敵説】

 

ランニング足袋「無敵」のコンセプトは「裸足感覚で走れるシューズ」「人間本来の走り方ができるシューズ」。陸王のコンセプトと共通していますよね。

 

きねや足袋が「陸王」のこはぜ屋のモデル企業っぽいという説があります。老舗足袋屋が作るランニング用の足袋「無敵」。そして所在地も共通点がある。ここまでくるとモデル企業確定か!?

 

と思っていたのですが、実はきねや足袋はこはぜ屋のモデル企業ではないようです。きねや足袋HPで公表されていました。

 

<皆様へのお知らせ>

小説及び2017年10月15日放映開始のドラマ「陸王」に登場する足袋シューズは弊社きねや足袋 の “ランニング足袋 きねや無敵“ をモデルとしたものではありません。

引用:http://kineyatabi.co.jp/kineya/?p=2223

 

きねや足袋のコメント欄には、「きねや足袋さん自体もモデルじゃないんですか?」という質問が寄せられていました。この質問に対してきねや足袋は以下のように回答しています。

 

池井戸潤さんが取材に来られた時に既に「陸王」の物語の構成が出来上がっていた事と弊社がランニング足袋を開発していた事が偶然にも同じタイミングでしたので、どちらがモデルという事ではございません。

引用:http://kineyatabi.co.jp/kineya/?p=2223

 

池井戸潤さんが取材で訪れたことは事実としながらも、モデル企業ではないと明言されていますね。

 

「こはぜ屋・きねや足袋説」は否定されてしまいました。陸王もきねや足袋の「無敵」ではない。では何がモデルとなっているのか。

 

陸王のモデル②【オニツカタイガー説】

 

きねや足袋のランニング足袋「無敵」は、陸王のモデルではありませんでした。色々と探して見つけたのが「陸王オニツカタイガー説」。

 

オニツカタイガーとは、アシックスの前身となった会社。現在は一つのブランドとして人気となっています。ネットでは「陸王のモデルはオニツカタイガーでは?」という口コミがいくつもあります。

 

 

中には「オニツカタイガーだ」と確信をもっている方もいますね。

 

オニツカタイガーは、1953年にマラソン足袋を作っています。日本のランニングシューズの原点ともいわれています。そして2011年には、マラソン足袋を原型としたスニーカー「OKATABI MT」を発売しています。

 

陸王の劇中でも、過去にマラソン足袋を開発した歴史があったという展開があります。

 

そう考えると、陸王のモデルはオニツカタイガーと言われているのも納得できます。ハッキリしたことは分かりませんが、一つの候補としてオニツカタイガーはモデルの可能性あるかもしれません。

 

陸王 アトランティスのモデル企業①【アシックス説】

 

陸王に登場する企業「アトランティス」。アメリカに本社を持つ巨大なスポーツ用品メーカーです。茂木裕人(竹内涼真)をサポートする契約を結んでいましたが、故障が原因で契約を解除することになります。

 

そんなアトランティスのモデル企業がアシックスだという説があります。

 

アシックスとは?

アシックスは言わずと知れた大企業。日本を代表するスポーツメーカーですよね。本社は兵庫県神戸市に所在しています。スニーカーをはじめ、スポーツウェア、スポーツシューズなどの商品を扱っています。

 

特にマラソンシューズとバレーボールでは高いブランド力を誇っています。

 

本社をアメリカに持つアトランティスとは少し違いますが、アシックスとアトランティスには多くの共通点があります。

 

シューフィッターがいた

「陸王」の劇中で、シューフィッターが大きな役割を担っています。アトランティスに所属するシューフィッター・村野です。

 

村野はランニングシューズ業界のカリスマ的存在。シューズ調整のプロという設定で登場します。

 

中々聞きなれない職業ですが、アシックスにはシューフィッターが存在していました。三村仁司さんです。彼はアシックスに在籍し、カリスマシューフィッターとして時代を支えていたようです。

 

ちなみに、三村仁司さんは2007年にアシックスを定年退職。2010年からはアディダス・ジャパンと専属アドバイザリー契約を交わしているようです。

 

オニツカタイガーとのつながり

上でも紹介しましたが、アシックスの前身となったのは「オニツカタイガー」。

 

オニツカタイガーは、マラソン足袋を発売しています。モデルの対象がアトランティス?こはぜ屋?と混乱してしまいそうですが、陸王と何かつながりを感じてしまいます。

 

陸王 アトランティスのモデル企業②【ミズノ説】

 

「陸王」に登場するアトランティス。そのモデルがミズノであるという噂も存在します。ミズノもアシックスと同じく、日本を代表するスポーツ用品メーカー。所在は大阪府大阪市ですね。

 

モデル企業の噂の信憑性は低いですが、ドラマ「陸王」とは深いつながりがあります。

 

劇中で登場するマラソン足袋「陸王」。ドラマ小道具を作ったのは、ミズノだそうです。実際にシューズ作りに高い技術力を持つミズノ。

 

ミズノの協力があったからこそ、陸王にリアリティが増しているんですね。ちなみに、宮沢社長(役所広司)の娘・茜がほしいと頼んだシューズはミズノのエアロのようです。

 

他にも、「陸王」の中にはミズノのシューズが多く登場しています。ミズノ商品を知っている人には面白いですよね。

 

陸王 埼玉中央銀行のモデル銀行【りそな銀行説】

 

陸王の「こはぜ屋」「アトランティス」のモデル企業を紹介してきました。最後に、埼玉中央銀行のモデルについて書いていこうと思います。

 

「陸王」の中でも大きな存在となっている埼玉中央銀行。こはぜ屋がマラソン足袋の開発に取り組むことになるのも、埼玉中央銀行の融資担当・坂本(風間俊介)のアドバイスがあったからです。

 

陸王の物語の発端を作った企業といっても過言ではありませんね。

 

そんな埼玉中央銀行。実在しそうな銀行名ですが、埼玉中央銀行は実在はしていません。ですが、モデルとなった銀行はあるようです。※噂です

 

それが、埼玉りそな銀行

 

埼玉りそな銀行は、メガバンクであるりそな銀行の傘下の銀行です。本店の場所は埼玉県さいたま市。陸王の舞台となった行田市からもほど近い場所にあります。

 

「地方銀行」「埼玉に本店」という情報だけですが、モデルとなった可能性は十分あります。

 

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池井戸潤「モデル企業は〇〇」

 

今回は、ドラマ「陸王」に登場する企業のモデルとなった実在の企業について紹介してきました。色々書いてきたので、最後にまとめてみますね。※すべて噂です

 

  • こはぜ屋のモデル企業「きねや足袋説」
  • アトランティスのモデル企業「アシックス説」
  • アトランティスのモデル企業「ミズノ説」
  • 埼玉中央銀行のモデル企業「埼玉りそな銀行説」
  • 陸王のモデル「無敵説」
  • 陸王のモデル「オニツカタイガー説」
※モデル企業として挙げているのはあくまで噂です

 

ドラマ「陸王」は、池井戸潤さんの小説が原作となっています。原作者の池井戸潤さんがモデル企業についてコメントしています。ツイッターでの投稿を引用します。

 

 

特定の企業をモデルにはしていないと明言しています。

 

「陸王」含めて、モデルは存在しないようですね。ただ、小説「陸王」の構想を練るにあたって、様々な資料や取材で得た知識を基にしているはず。実際にきねや足袋にも取材で足を運んでいます。

 

色々な企業の要素をかいつまんで、「こはぜ屋」「アトランティス」「埼玉中央銀行」が作られたのかもしれません。

 

そういう意味では、今回挙げた企業もあながち外れていないような気もします。

 

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