大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」。薩摩が舞台で、鹿児島弁が頻繁に使われています。
その中でも多用されているのが「チェスト」。今回はこの言葉の意味について紹介していこうと思います。
ついでに、「チェスト」のほかに多用される鹿児島弁の意味もざっと紹介していきますね。
西郷どん(せごどん)「チェスト」がネットで話題
「チェスト!」。言葉自体は知っていますが、その意味が分からないという方は多いようです。私も今回調べて初めて意味を知りました。
「西郷どん(せごどん)」の放送で「チェスト」が使われたときは、「どういう意味?」というツイートが多く投稿されました。
#西郷どん 今更ながら「チェスト」の意味を知る??
— 天然水 (@mpjm0311) 2018年2月2日
西郷どん。最後字幕に「チェストごーい」って出たけど????意味は?????
— Minaetta (@minaetta_2010) 2018年1月28日
西郷どん1話なかなか良かった!しかし鹿児島弁でチェストってどういう意味?
— ちょも (@ykr87) 2018年1月7日
そんなワケで、今回は「チェスト」を含めて「西郷どん(せごどん)」に登場する鹿児島弁の意味を紹介していきますね。
「チェスト」も気になるが、「じゃっど」も気になるの~。
チェストの意味
大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」で使われる「チェスト」。鹿児島で使われる方言です。
「チェスト」は、気合を入れる時に用いるかけ声のようなものです。もっと詳しく言うと、薩摩示現流における気合を入れるための掛け声です。「それー!」「やぁー!」などに言い換えることが出来ます。
言葉自体に意味はないようです。ですが、言葉の語源には意味が込められています。たしかに、自然に「チェスト」とは出てこないですよね。
「チェスト」に込められた意味は、諸説あります。どれが正解かは分かりません。ですが、どの語源ももっともらしい。
- ①「強くいくぞ」
- ②「知恵を捨てよ」
- ③「胸を狙え」
①「強くいくぞ」
一つ目は、「強くいくぞ」。
「強くいくぞ」という言葉がなまって、「チェスト」になったという説です。剣術の練習場面が浮かびますね。
「強くいくぞ!」→「ちぇくぞ!」→「チェスト!!」みたいなイメージでしょうか。
②「知恵を捨てよ」
二つ目は「知恵を捨てよ」。
示現流の心構えの一つに「知恵を捨てよ(無心になれ)」というものがあるそうです。「知恵を捨てよ」がなまって「チェスト」になったとう説。
示現流の特徴は先手必勝の斬撃。「一の太刀を疑わず」「二の太刀要らず」と教えられるようです。
そんな示現流だからこそ、余計なことは一切考えずに「知恵を捨てよ」という心構えがあるのかもしれません。
個人的には、この語源が一番しっくりきました。
③「胸を狙え」
三つ目は、「胸を狙え」。
「チェスト(胸)」ということですね。この説もたしかにありそう。
示現流が深く関係してる
「チェスト」の意味について紹介してきました。語源には諸説あるようですね。どれが正解なのか私には分かりません。もしかしたら、どれも正解なのかもしれません。
いずれにしても、薩摩藩中心に伝わった古流剣術「示現流」が深く関係していることは確かのようです。
上でも紹介しましたが、「一の太刀を疑わず」という教えはカッコいいですよね。初太刀で勝負をつける心構えで対峙する。日常生活でも活かせる心構えでもあります。
そんな先手必勝の示現流。雑念を振り払うようなかけ声が必要とされたのかもしれませんね。
よく使われる鹿児島弁の意味
赤山先生、離れたくなか!
本日【総合】午後1:05〜第4回再放送!#大河ドラマ #西郷どん#鈴木亮平 #吉之助#沢村一樹 #赤山靱負#クランクアップ pic.twitter.com/vTseAKdgcm
— 大河ドラマ「西郷どん」 (@nhk_segodon) 2018年2月3日
薩摩が舞台の大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」では、鹿児島弁が多用されています。ネットでは「たまに何言ってるのか分からない」なんて声も投稿されています(笑)。
私も言葉の意味が分からない時があります。というワケで、「西郷どん(せごどん)」で多用されている鹿児島弁を5つピックアップしてみました。
それぞれ意味を紹介していきますね。
- ①「あいもはん」
- ②「すいもはん」
- ③「あいがとさげもした」
- ④「じゃっど」
- ⑤「やっせんぼ」
①「あいもはん」
「あいもはん」の言葉の意味は「ありません」。
(こんな人ではありません)
②「すいもはん」
「すいもはん」の言葉の意味は「すみません」。謝罪の言葉ですね。
(遅刻してしまってすみません)
③「あいがとさげもした」
「あいがとさげもした」の言葉の意味は「ありがとうございました」。感謝の言葉ですね。
(本当にありがとうございました)
④「じゃっど」
「じゃっど」の言葉の意味は「そうですね」。※相づちに使われる言葉のようです。
(鰻捕りの名人だからなぁ)
「じゃっどなー」
(そうですね)
「じゃっどじゃっど」
(そうだそうだ)
⑤「やっせんぼ」
「やっせんぼ」の言葉の意味は「臆病者・度胸なし・役たたず・決断力なし」。
「西郷どん(せごどん)」第1話のサブタイトルが「薩摩のやっせんぼ」でした。幼い西郷が、斉彬から「やっせんぼ」と言われていましたね。
(めそめそするな。この臆病者!)
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